あいうえおべんとう
ひらがなに興味を持った頃にピッタリ!大好きなお弁当で楽しくひらがなを知りましょう!お弁当参考書にもなります!
☆3つのおすすめポイント
- あいうえお順で、5文字ずつをお弁当のおかずとして紹介しています。白い背景に食材が1つ1つ際立っています。5つがお弁当に詰まったらどんなお弁当になるのかな?
- 子どもが大好きなお弁当。その大好きの中に「あいうえお」が入っているから自然と覚えていけそうな、お楽しみいっぱいの知育絵本です。【楽しく学べる王道ループ!!】ここにあり!
- 手を合わせて「いただきます」は、色んな感謝が込められています。そしてお友達みんなが輪になって揃ったら、美味しさも倍増すること間違えなし!!
☆あらすじと、際立った特徴
登場人物も食材も全て貼り絵で出来ている絵本です。背景に自然に溶け込みながら、それでいて際立っているお弁当のおかず達。全て愛情たっぷりで美味しそうです。
ひらがな46文字があいうえお順で、お弁当の具になって登場!登場するおかずが分かったら、今度はどんな盛り付けのお弁当かな?と気になりますよね。
「”あ”はアスパラガス。”い”はいちご。”う”はうずらたまご。”え”はエビフライ。”お”はおにぎり。」全部詰まったあっこちゃんのお弁当は、エビフライがどーんと入った、『”あいうえお”のお弁当!』
栄養バランスの整った、彩りキレイなお弁当が登場!お弁当箱もみんな個性があって食材を引き立たせているみたい!食べ物の組み合わせの面白さに、次はどんなお弁当かな?と楽しくなっていきます。そしてひらがなも自然と目に入ってきて学ぶことも出来るのです。テンポよく読んであげてもいいし、どれが食べたい?どんな味がするのかな?と楽しく会話しながらゆっくり進めても良さそうです。
紹介の後は、みんなで輪になります。手を合わせて 「いただきます!」
お弁当を作ってくれた人と命を頂く事への感謝を忘れずに、愛情たっぷりのお弁当をいただきましょう!
★保護者の方へ★
明日のお弁当に迷ったら、本書を読むとアイデアが浮かぶ事でしょう!彩りや栄養バランスなどの参考にもなりますよ。お弁当を作る保護者の強い味方になってくれる弁当参考書です★
☆書店員の感想
あいうえお順で、5文字ずつをお弁当のおかずとして紹介しています。白い背景に食材が1つ1つ際立っています。5つがお弁当に詰まったらどんなお弁当になるのかな?
例えば最初に登場する、あっこちゃん。「”あ”がつく食べ物アスパラガス。”い”がつく食べ物いちご。”う”がつく食べ物うずらたまご。”え”のつく食べ物エビフライ。”お”のつく食べ物おにぎり。」が入ったお弁当だよ。あっこちゃんのお弁当 なんだろうな?
どんなお弁当かな? ピンクの水玉のハンカチで包んだお弁当。ハンカチを広げてお弁当の蓋をぱかっと外すと、おいしそうな、あっこちゃんの『あいうえおのお弁当』!
かんちゃんのお弁当。「”か”のからあげ。”き”のキウイフルーツ。”く”のくりごはん。”け”のけちゃっぷいため。”こ”のころっけ。」ボタンで止まったお弁当袋に入ったかんちゃんのお弁当、なんだろうな?
ボタンを外すとランチョンマットみたいに広がったよ。蓋を開けると、青いお弁当箱に唐揚げやコロッケの匂いがふわっと広がったね。かんちゃんの『かきくけこ』のお弁当!
このように、5文字のひらがなに合わせた主副菜が登場します。貢をめくると次はお弁当箱をぱかっと開いた状態で登場します。9人分のお弁当が登場するのですが、どれも色鮮やかで、栄養バランスまで考えられていて、食欲が湧いてきます。
お弁当を作るお母さんお父さんは、子ども達の事を考えて、色や栄養バランスを考えながら、たっぷりと愛情をこめてお弁当を作っていますよね。著者の山岡ひかるさんも、きっと登場する子ども達(1人は先生)の為に1つずつ愛情込めて食材選びをしてお弁当に詰める配置を決めたんだろうなと思いました。
子どもが大好きなお弁当。その大好きの中に「あいうえお」が入っているから自然と覚えていけそうな、お楽しみいっぱいの知育絵本です。
ひらがなって、本人に興味が出ないと、いくらこちらから教えようとしてもなかなか覚えてくれませんよね。本書は楽しく覚えるきっかけになる本はないかなー?と探している保護者の方にオススメです★
本書は「あ」はアスパラガスー!などと、子どもと一緒に声に出して楽しむことが出来ます。知っているおかずもあるから、そこは大人が読む前に子ども本人が読んでくれるかもしれませんね。「そうだね、”けちゃっぷらいす”だから、これは「け」だね。と補足してあげることで、文字を目でインプットしていくことに繋がっていきそうです。
小学生の勉強方法の中で、よく「インプットするだけじゃなくて、インプットした後に誰かにアウトプットすると良い。知識が自分に定着する(自分の物になる)」と聞いたことがあります。
小さな子がひらがなを覚える時もそうなのではないかと思うのです。本書を楽しみ遊ぶ中で、一緒に読みながら文字を目で見てインプットして、一緒に声に出すことでアウトプットする。覚えると誉められるから楽しくてまた読んで覚える。これはもう、【楽しく学べる王道ループ!!】だと思うのです。
手を合わせて「いただきます」は、色んな感謝が込められています。そしてお友達みんなが輪になって揃ったら、美味しさも倍増すること間違いなし!!
先生とお友達みんなが揃ったところで、輪になって手を合わせます。
「いただきます」と作ってくれたお母さんお父さんに感謝して、命を分けてくれた食材に感謝して、ここに集ったみんなの笑顔に感謝していただく大切さを感じる絵本です。全員が愛情のこもったお弁当を広げられることって素晴らしいですね。一人で食べると寂しいものです。輪になって食べれる嬉しさや楽しさが伝わり、どんな会話をするのかなって話し声まで聞こえてきそうです。
さて、表紙のお弁当ですが、一体誰のお弁当なのでしょうか。本文の中の子供達のお弁当ではありませんは。正解は・・・さて誰のお弁当なのでしょう。裏表紙にヒントがあるのでチェック!して下さいね