あがりめ さがりめ おかあさんと子どものあそびうた
親子で遊ぶのにピッタリの「遊び歌」を15曲紹介!昔懐かしい雰囲気を思い出したい大人にピッタリ!
☆際立った特徴
- 【わらべ歌】の代表的な15曲の歌と遊び方を紹介。
- 見開き1ページに1曲。歌の中のキャラクター自身が遊び方読者に教えるようなイラスト付き。
- 赤ちゃんの子守唄から、小学生が遊べる物まで幅広い曲が載っている。
- 付録に楽譜と歌詞が描かれた紙がついてくる。
☆読み聞かせのポイント
1ページずつ読み切りになっているので、それぞれを歌って、遊び方を教えてあげてください!きっと子ども達は、まだ知らない曲ばかり。でも大人なら知っている曲が沢山あります。親世代より、もしかしてもっと上のおじいちゃんおばあちゃん世代の方に遊び方を習っても良いかもしれません。今の子ども達には新鮮で、大人は懐かしい気持ちになる曲ばかりです。
☆あらすじ
見開き1ページごとに、1曲紹介しています。曲名を紹介していきます。
1、あがりめさがりめ
2、いっぽんばし
3、げんこつやまのたぬきさん
4、だるまさん。
5、このこどこのこ。
6、ずいずいずっころばし。
7,あしあし あひる。
8、ちょちちょち あわわ。
9、はげやま すべって。
10、うちのうらの くろねこ。
11、おべんとうばこ。
12、あかちゃんあかちゃん なぜなくの。
13、ぎっちらこ。
14、なべなべそこぬけ。
15、いもむし ごろごろ。
☆書店員の感想
本書は、大人の私でも今まで記憶のどこかに忘れていたような、懐かしい曲ばかり!子ども達に教えたことない遊びばかりが載っていました。
本書を開き読んですぐに「懐かしいなー」という感想を持った私です。1曲目が「あがりめさがりめ」です。最後に「ねーこの目」という歌詞があるので、このページでは三毛猫が「あがりめ・さがりめ・ぐるりとまわってねーこのめ」とその動き方(遊び方)と可愛い表情をレクチャー(お手本)してくれます。
私が小さい頃、「にゃんこの目」で習ったので、本来の歌詞は「ねーこのめ」だったんだなと、少しだけ驚きもあったのですが、どちらにしろ顔と手があれば出来る遊びで、今でいう”変顔”で人を笑わせる面白い歌ですよね♬
次に紹介されているのは「いっぽんばし」です。私はこの曲を小学生の時によくやった記憶があります。最後にこちょこちょされてお互いに笑って喜ぶ内容の遊び。このページでは1本の木の上を男の子と女の子がこちょこちょしながら渡るような絵が描かれています。さすがに木の上ではやりませんでしたが、そうそう、こんな風に友達とじゃれ合って遊んだなと懐かしくなりました。
きっと親世代よりおじいちゃんおばあちゃん世代の方がよく知っているかも。
本書の中の15曲は、昔ながらの伝承遊びでもあるのかなと思います。実は私も知らない曲があります。ネットで調べてみても良いと思いますが、実はおじいちゃんやおばあちゃんが知っているかもしれません。知ってたらラッキー!ぜひ教えてもらうと楽しいですね♬
先ほども紹介しましたが、私は「ねーこのめ」ではなく「にゃんこの目」と習いました。このように、きっと地域などでその遊びのセリフやメロディーが違う部分があるかもしれませんが、それもまたきっと面白さが広がる事でしょう★
身体と身体のふれあい遊びが大好きな子ども達。何もない場所でもこの歌を知っていれば遊びがどこででも出来そうですね!
手遊び歌やわらべ歌は知っていると、どこででも、誰とでもどんな瞬間でも遊ぶことが出来ます。赤ちゃんとだって抱っこしながら遊べるし、大きくなれば友達同士でも遊べます。おじいちゃんおばあちゃんとだって遊べます。楽しいことだらけの遊び歌。
本書は、その遊びのシーンが小さい子にも楽しく想像できるように、絵が描かれている所が最大の魅力だと思います。歌詞と楽譜が付録でついているのも嬉しいポイントです♬
- 作品名:あがりめ さがりめ おかあさんと子どものあそびうた
- 著者名:真島節子
- 出版社:こぐま社