いち・にい・サンタ!
おすわりができるようになった頃から楽しめます。クリスマスシーズンにもピッタリ!
☆3つのおすすめポイント
- 赤ちゃんの弱い力でも動かせて、変化を楽しむことが出来ます。
- 持ち運びできる小さいサイズの絵本。大人も子どもも動かしたくなるしかけ。
- 「いち・にい・サンタ!」のセリフがマネしやすい。しかけを動かしてサンタさんをいっぱい動かすと、サンタさんのお手伝いができます。
☆あらすじ
「いち・にい・サンタ! にい・にい・サンタ!」表紙のサンタさんは何をしているのでしょうか。なんと、クリスマスの日、プレゼントを配りに行く為の準備体操をしています。
その名も【サンタたいそう】です。がんばれがんばれ!
腕を大きく動かして、腰もグイグイ、お尻もプリプリ、木にぶら下がって全身をブーランブーラン動かしましょう!
しっかり体をほぐしておかなければ、一晩で世界中の子ども達にプレゼントを渡しきれないかもしれません。疲れてしまいます。
な・の・で、サンタ体操は念入りに。
サンタさんの体操をお手伝いするのは、しかけを動かす【あなた】です。動かせば動かすほど、サンタさんの体はほぐれていきます。どんどん動かしてあげましょう。
きっと、サンタさんの体もスッキリ!素敵な旅立ちになりますよ!
☆際立った特徴
表紙のサンタの腕を、みぎっ!ひだりっ!と動かせるのが、とってもかわいい仕掛け絵本です。私もこの絵本に出会った時は、(大人なのに)衝動的にしかけを沢山動かしちゃいました。
表紙のサンタが腕をフリフリ、さて中身のサンタはどんな風に体を動かすのかな?ぜひ手にとって体感してほしいです!
本書は、サイズが160mm✕160mmの8ページ。大人の手のひらサイズです。
しかけ部分は、人差し指1本分がちょうど凹んでいるので、指がフィットしやすく、スライドしやすく設計されています。
購入した直後はまだスライドが固く、やりにくさを感じるかもしれません。しかし、動かせば動かすほど紙が滑り、スライドしやすくなります。
お座りが出来るようになった頃、ママのお膝にお座りしながら読んであげると、指の力も少しずつついてきているので、自分でしかけを動かそうとチャレンジしてくれるかもしれません。
最初は手伝いが必要かもしれませんが、だんだん自分で動かせるようになるでしょう。
☆書店員の感想
絵がとってもキュートで、お尻を振るしかけなんて、本当に可愛いんです!プリプリッと動かせば動かすほど、もっと動かしたい気持ちになります。
一生懸命【サンタたいそう】をしているサンタさんの横で、小人たちがせっせとプレゼントの袋詰の準備をしています。出発に間に合わせるぞー!!と言わんばかりに、みーんな張り切って働いています。
急ぎすぎて転んでしまった小人さんがいます。絆創膏を貼ってお手伝いを続けてます。とっても真面目な小人さん達。
でも1人だけ準備の前から眠そうにしていた小人さんがいました。準備の途中で眠ってしまい鼻提灯まで、たらしちゃって・・・夢の中です。
作業が全て終わる頃、「サンタさんが行っちゃうよ!」と、ウサギに起こされようやくお目覚めです。お見送りできて良かったね☆
とっても愉快で楽しい雰囲気の絵本です。
小人達がプレゼントの準備を手伝うから、絵本を読んでいる【あなた】がサンタさんの体操をお手伝いしてね☆とお願いされているように感じます。
元気に出発するサンタさんを、みんなで見送りましょう♪
◎赤ちゃんに読ませる時は、保護者の目の届く所で!
赤ちゃんといえば、絵本を読む時に心配なのが、紙を口にいれて飲み込まないか。角が当たってけがをしないかということす。
厚紙が重なっていて1ページの厚みがあり、角の丸みがあるデザインなので、口に入れても、誤飲や口の中が傷つくなどの心配は比較的少ない構造です。
しかし、投げたり落としたりすると危ないので、そばで保護者が一緒に楽しんで見てあげてくださいね。
- 作品名:いち・にい・サンタ!
- 著者名:ひらぎみつえ
- 出版社:ぽるぷ出版