がっこうでトイレにいけるかな?

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

年長さんにピッタリ!もうすぐ小学1年生になる君へ!和式トイレもこれで完璧★

☆際立った特徴

  • 小学校へ入学前、親と子の心配事の1つがトイレ事情。どんな場所なのか紹介。
  • トイレの使用方法・マナー・一連の流れをイラストで分かりやすく紹介。
  • 授業中トイレに行きたくなったら…の心配も解決。
  • これからどんなトイレと出会っていくのかな?未来が楽しみになる!
  • 原寸大の和式便器ポスター付き★

☆読み聞かせのポイント

  • 「小学校ってどんな場所かな?」まずは親子で話してみよう。
  • 本書を見ながら、小学校のトイレってどんな風になっているのか見てみよう!話してみよう!
  • 和式トイレって使ったことある?本書で一連の流れを理解出来たら、ポスターを使って真似をしてみよう!上手にしゃがめるかな?上手に拭けるかな?

☆あらすじ

トイレの国の学校へGO!!

校長のぷー先生が学校のトイレの事を話してくれます。

「お家でトイレへ行ける?」「学校ではどうかな?」

お家のトイレは行けるけど、学校のトイレは『わからなーい!行ったことないもん』と答える子ども達。

さあ、学校のトイレを見てみよう!

沢山の個室のトイレがあって、みんなで入れるよ。

一人じゃないから怖くないよ。

だけど、学校にある和式トイレは使ったことがないという女の子。

ぷー先生が、座り方やまたぎ方、使い方のコツやマナーを教えてくれます。

便器の横にウンチしてしまったらどうしたらいいかな?

勉強中トイレに行きたくなったらどうしたらいいかな?

そんな子ども達の悩みにも、ぷー先生が答えてくれます。

さて、最後はトイレの図鑑。世界各国の様々なトイレを紹介するよ。みんなはこれからどんなトイレと出会うのかな?楽しみだね。

☆書店員の感想

和式便器の原寸大ポスター付き。和式便所の使用方法やマナーも学べちゃう。

さあ、家のトイレが和式トイレでは無い場合、どうやって教えてあげればいいのでしょう。

そんな時、写真や絵で見せて教えることも出来ますが、やっぱり絵本で一連の動きや使い方のマナーなど教えてあげれると、子どもはイメージしやすいし、親も教えやすいですよね。

本書はそんな和式トイレの一連の動きを教えてあげるのにピッタリです!

しかも、和式便器の原寸大のポスターもついています。

実際に足を置く場所・しゃがみ方・洋服の降ろし方や持ち方を教えてあげることが出来ます。リビングなど、安心できる場所で繰り返し練習してから、いざ、和式トイレにチャレンジ!すると、本人にとっても保護者にとっても、つまずきが少ないのではないかと思います。

小学校で授業中にトイレに行きたくなった時、どうしたらいいかな?

実は小学生になると、「トイレに行きたい」が言えなくて、失敗してしまう事って・・・結構あるようです。どういう事かというと、幼稚園や保育園などでは活動の始まりや終わり、キリがいい場面など、先生からトイレにいきたい人いませんか?と声を掛けてくれたり、活動途中でも自分から先生に言いやすい環境にいて、自由に行くことが出来ます。

しかし、小学校へ行くと一変して、『休み時間に行きましょうね!』と教わります。

すると、子ども達は緊張もしていることもあり、我慢しようとするけど・・・次の休み時間に間に合わなかった。トイレまで我慢できなかった。という事が起きるようです。

でも、実は授業中行きたくなったら行ってもいいそうです。

手をあげて先生に伝え、先生の許可をもらってからなら教室をでてもいいそうです。

そんな授業中に行きたくなっらという問題も、本書の中で解決策が描かれています。

私と長男の、とっても大変だった和式トイレデビューの話

私は、1人目の子どもが年長になり、あと一年で小学校入学なんだと思った時、小学校のトイレって和式?洋式?一人で出来るかな?と心配になった事があります。

今まで家では洋式便器だったし、保育園でもほとんど洋式便器と男性用便器しか使ったことがない息子。もし通う予定の小学校に洋式便器が少なかったら・・・?校外学習で行った先に和式便器しかなかったら?と、妄想も不安も大きく膨らみました。

そんな中、起こった出来事なのですが、たまたま行ったスーパーでトイレに行きたくなった長男。急いでトイレに行くとそこには和式便器しかなくて、そこで初めて和式便器を体験する事になりました。

実はそれまで、長男に和式便器の使用方法を教えていなかった私。

もちろん座り方も分かりません。どこに足を置いて、どう座って、どこに手を置いていいのか、1つずつ分からないのです。

私は下の子を抱っこしていた事もあり、汗だくになりながら、「ここに足を置いてね。ズボンを抑えながらしゃがむよ」と細かく指示して教えました。

しかもその時、長男が言ったのが『落ちそうで怖い』です。

確かに、まだ下肢筋力の弱い子どもにとって、便器をまたぎながらしゃがむのは、水の中に落ちるんじゃないかと心配になる座り方かもしれません。

私は用を足している間ずっと本人が怖がらないように体を支えて、「大丈夫だからね」と声を掛けました。

なかなか大変な和式便座デビュー。トイレから出た私と長男は汗だくだった事を思い出します。

それからは、時々出会う和式便器で練習をして、時には失敗してと繰り返しながら、少しずつ慣れてやり方をマスター出来ました。

やっぱりマスターさせておいた方が安心な和式便器

そもそも”しゃがむ”という座り方自体、する機会が少ない座り方です。和式便器では洋服を濡れないように抑えながら、しゃがんで、腹部に力を入れて、用を足さなければなりません。

もしどうしてもトイレに行きたくなった時、和式トイレしかなかったらどうしますか?

やはり”事前に使い方を子ども自身が知っておくということは、安心と自信に繋がります。

こんな風にするんだったな。と思えるだけで、その局面に出くわした時、焦らずにいられますよ。

※参考文献 好書好日インタビュー 「村上八千世さんの絵本「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」 トイレ=恥ずかしいという意識は変えられる!」

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。