くまちゃんせんせい

くまちゃんせんせい 表紙

保育園が大好きな子も、ちょっとお休みしたい気分の子も、とっても楽しい気持ちになること間違いなし。保育園に行くのが楽しみになります!

☆3つのおすすめポイント

  1. 可愛いお目々に大きな体のくまちゃん先生。みんなのことを楽しみに待っています。大きい体に大きい心のくまちゃん先生と、楽しい時間を過ごしましょう!
  2. お友達同士もみんな仲良し。ネコも赤ちゃんも仲良しで、いつもみんなで楽しく遊んでいます。
  3. 大きなキャラクターのような、かわいいくまちゃん先生と、個性的な子どもたち。子どもたちもそれぞれ一人ずつちがい、おしゃれで可愛さ満点です。

☆あらすじ

朝、保育園に行くと、なんとくまちゃんの先生がいました。

みんなビックリ!!

みんなまだまだ不思議そうな顔をしているけれど、ぽかぽかいい天気なので、公園にお散歩に行くことにしました。

体が大きなくまちゃん先生は、滑り台を滑るとお尻がすっぽりはまってしまい、とうせんぼしてしまいました。

どいてどいてー!滑るに滑れず、ちょっぴり申し訳無さそうなくまちゃん先生です。

帰ってからはお昼ごはんです。ほとんどの子の目線はくまちゃん先生です。なぜかって…

大きい大きいくまちゃん先生の、大きな大きなお昼ごはん!みんなビックリしています!

たくさん食べて、もぐもぐ ごっくん!大きくなる秘訣よと、くまちゃん先生。

お腹がいっぱいになったあとは、みんなでお昼寝です。

なかなか眠れない… そんな子は、ふかふかくまちゃん先生にくっつくと、気持ちよく眠れているようです。

ふかふかいい気持ち、いいにおい…。

お昼寝のあとは、みんなでお遊び。

くまちゃん先生とすっかり仲良しになった子どもたちは、くまちゃん先生のまわりを囲んで、手をつなぎ、歌を歌って楽しみました。

くまちゃん先生との楽しい時間はあっという間です。

また遊ぼうね!と、子どもたちは嬉しそうに園をあとにしていきました。

☆際立った特徴

マリーニ*モンティーニさんの、かわいいくまちゃんの表紙が目を引く絵本です。

クリクリのお目々に、頬杖をついて子どもたちを待っているような表情のくまちゃん先生です。

朝、子どもたちが朝登園すると、先生が大きいくまちゃんでビックリ仰天。

かわいいお顔のくまちゃんですが、初めて見たらビックリですね。

6人のお友達と、赤ちゃんが1人、ネコが1匹。みんな仲良く過ごします。

くまちゃん先生と子どもたちが、おしゃれな配色にかわいい表情で、うきうきした気持ちになってきます。

おしゃれな子どもたちや、小物の色や絵柄も可愛いので、雑貨屋さんに商品が置いてありそうな雰囲気です。

絵本の大きさも18㎝×18㎝と手に取りやすい大きさなので、ぜひくまちゃん先生の保育園に登園してみてください!保育園が待ち遠しく、楽しくなりそうです。

☆書店員の感想

●可愛いお目々に大きな体のくまちゃん先生。みんなのことを楽しみに待っています。大きい体に大きい心のくまちゃん先生と、楽しい時間を過ごしましょう!

表紙のくまちゃん先生、クリクリのまんまるなお目々で頬杖をついて、猫ちゃんと一緒に窓から覗いています。大きいお顔におちょぼ口がまた可愛らしいです。

朝、子どもたちが登園してきました。くまちゃん先生のお出迎えに、子どもたちはみんなキョトーンとしています。

先生は一生懸命窓拭きをして子どもたちを迎えますが、子どもたちはビックリして固まってしまっています。

たしかに、保育園の先生がくまちゃんになっていたら、驚きますね!

可愛い花柄のエプロンをしている先生。入り口より大きいくまちゃんです。

公園へ向かうことになりましたが、みんなまだ半信半疑なようす。楽しみだけど、くまちゃん先生と…?大丈夫なのかな?と、心配そうな表情をしています。

公園につくと、みんなで滑り台で遊びました。くまちゃん先生も滑りますが、大きなお尻が挟まってしまい、通せんぼしてしまいます。

みんなくまちゃん先生のようすに、一喜一憂の表情です。

お昼ごはんでは、みんな仲良く並んでいただきます!…のはずが、

みんなの視線はご飯より…

やっぱりくまちゃん先生です。なんといってもそのご飯の大きさ。鳥も時計もみんなビックリ!!みんなの10倍くらいありそうです。大きなお顔の頬を膨らませて、口いっぱいに味わっています。

たくさん食べて大きくなってね!くまちゃん先生の愛情が伝わってくるようです。

お腹がいっぱいになったら、みんなでお昼寝の時間です。眠っている子もいますが、なかなか眠れない子も…。

くまちゃん先生はすっかり夢の中。ふわふわお腹にくっついて、ふかふか気持ちよく、いいにおいで、よく眠れそうです。眠れなかった子も、いつの間にか安心して夢の中へ…。

午後からはまたお遊戯の時間。「むっくりくまさん」という歌で遊びます。

歌の楽譜も一緒に描かれていますので、実際に歌って遊ぶことができますよ。

くまさん役はやっぱりくまちゃん先生。先生を中心にみんなで手をつないで円になり、歌を歌います。

歌詞の最後の「たべられちゃうよ〜!」というところで、ガバッと立ち上がり、キバとツメを出して怖がらせるくまちゃん先生。追いかけっこの始まりのようです。スリルのあるお遊びで、ちょっぴり涙が出てしまう子もいますが、みんな楽しそうです。

追いかけるくまちゃん先生につかまった子は、ふかふかの体に抱っこされてほっと安心しているようです。

「くまちゃんせんせい だーいすき!」と、みんなニコニコ、すっかり子どもたちの人気者になりました。

楽しい時間はあっという間ですね。

またくまちゃん先生に会えるかなと思うと、つぎ保育園に行く日もウキウキして楽しみいっぱいで行けそうですね。

●お友達同士もみんな仲良し。ネコも赤ちゃんも仲良しで、いつもみんなで楽しく遊んでいます。

絵本の子どもたちは、みんな仲良しなようすです。くまちゃん先生に初めて会ったときのみんなのおんなじ顔。夫婦や仲のいい人同士は似てくる、と言いますが、まさにそんな感じがしました。子どもたちの同じキョトン顔が並んだようすが、愛らしく感じます。

くまちゃん先生にビックリしたお友達を守っているかのような男の子もいます。子供同士の絆のようなものも感じました。

小さい子供同士でも、一緒に笑って、一緒に泣いて、濃い時間を過ごしているいるのでしょうね。

著者のマリーニ*モンティーニさんは、野田智裕さんと篠崎真裕さんのユニットです。このお話は、お二人のお子さんが保育園に行きたくないと大泣きしていたときに作られたお話だそうです。

行きたくない理由は子どもそれぞれだと思いますが、我が長男も保育園行きたくない仲間でした。とんでもなく泣き、まず家から出ませんでした。靴も履かず、玄関から一番遠い部屋でイヤイヤから始まる日々…。いま思えば、まさにイヤイヤ期と重なっていたように思います。弟ができてからは、見本とならねばと言わんばかりに率先して行くようになりましたが、保育園に行きたくないと子どもに泣かれたときの大変さ、思い出します。

親の出勤時間は待ってくれないので、どんどん焦ります…

とにかく行ってほしい気持ちでいっぱいでしたが、いま、ニコニコで毎日学校に登校していますし、次男は毎日ニコニコ、今日はどんな楽しみがあるのかな、といったようすで、親に振り向きもせず行くようなタイプなので、そのようすを見て、「保育園に行きたい!」と自ら思ってもらえるような働きかけをしてあげたかったなと思いました。

この本から、著者の温かい親心を感じます。

こんなに優しい素敵なお友達たちと、大きな存在のくまちゃん先生がいたら、毎日楽しみに登園できそうです。

絵本を通して、保育園に対する子どものイメージがガラッと変わりそうだなと感じました。

●大きなキャラクターのような、かわいいくまちゃん先生と、個性的な子どもたち。子どもたちもそれぞれ一人ずつちがい、おしゃれで可愛さ満点です。

この絵本を手に取り、くまちゃん先生の可愛さもさることながら、子どもたちのおしゃれさにも目を奪われました。とにかくおしゃれ、こんな服着せてみたい、こんな配色の雑貨がほしい、そんな気持ちでいっぱいになりました。

保育園のピンクの水玉のカーテンもすごく惹かれます。(我が家にはピンクのものが皆無です。)

水色の屋根に黄色の壁の建物も明るくかわいい印象です。

飛んでいる蝶や、咲いているお花もメルヘンな感じで、癒やされます。

一緒にいる猫ちゃんの顔も独特で、黄色の大きな切れ長の目にキラーンと眼力を感じます。

お昼ごはんのときに窓から覗いている赤、青、黄色の3羽の鳥たち。公園にもいましたが、小さなキュートな仲間たちといった印象で、この鳥たちも子どもたちを見守っているようです。壁にかかっている鳩時計も、赤の屋根に黄色の箱、白い鳩が飛び出ます。時計部分のまわりには水色の花びらのように縁取られ、子ども部屋に飾りたいようなポップな時計です。

子どもたちそれぞれのお昼寝布団の柄も、水色のストライプに黄色のチェック、青い三角模様に三角と四角が混ざったカラフルな模様など…にぎやかな配色で、外国の雑貨のようなイメージです。子どもたちの寝顔の可愛さを引き立たせているようです。

夕方降園の空には、ピンクのぷかぷか浮かぶ雲が。ピンクの曇は珍しいように感じましたが、この絵本の世界観にぴったりのような感じがしました。濃淡のムラがうまく生かされ、ふわふわぷかぷかと浮かんでいるようすが感じられ、美味しい・インスタ映えする綿菓子のようです。

また、降園時、くまちゃん先生にしがみついて、まだ帰りたくないといったようすで涙を流している小さい子もいます。ふわふわな感触、楽しかった時間が忘れられないように感じます。

子どもたちにとって、保育園は親と離れて過ごす、家庭とは別の生活空間ですね。

この絵本のように、大きく包み込んでくれる、くまちゃん先生のような存在の先生がいるといいな…、また明日も一緒に遊ぼうね、と楽しく遊べるお友達がいるといいな…、と、わたしも保育園に子どもを預けている一母親として、そう思いました。

くまちゃんせんせい 裏表紙

にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。