ぐるぐるカレー
料理に興味があるお子さんや、お手伝いをしてみたいなと思っているお子さんにピッタリ!切ったり入れたり回したり、自分で作っているような、お手伝いをしているような感覚で楽しんで読めます!料理の疑似体験を楽しもう!
☆3つのおすすめポイント
- まあるい形の中に、カレーの食材をカットして入れていきます。食材はどんな形かな?カットした時どんな触感がするかな?カットし終わったらお鍋にどんどん入れていきましょう!お水はたっぷり入れますよ!お子さんにお手伝いしてもらいましょう♩
- お鍋が温まったらカレールーを入れていきます。一番カレーを作る時にウキウキする瞬間ですよ。ぐるぐるぐる…と回して、どんどん水とルーが混ざっていきます。「美味しくなあれの気持ちを込めて、ぐるぐると回しましょう!
- 丸い形に食材を入れていくと、不思議とお鍋に見えてきます。お母さんがカレーを作る時と同じアングル!だからこそお子さんはお母さんのお手伝いをした感覚で楽しめます!お手伝いデビューを間近にしているお子さんにピッタリ!
☆あらすじ
まあるい形があります。さあ、何を入れようか?
ころりんと玉ねぎが1つ。皮をむいて、細切りにカットしましょう!
まあるい中に入れますよ。 ポン!
お肉が1枚。柔らかくて切る時クニュクニュするよ。一口サイズにカットしましょう!
さあ、まあるい中に入れますよ。 ポン!
にんじんが一本あります。カットするとスコン!といい音。一口サイズにカットしましょう!
まあるい中に入れますよ。 ポン!
ゴロゴロした大きなじゃがいも。皮をむいて大きめにゴトゴト切りましょう!
そしてお鍋に、ポン!
小さな木みたいにモクモクしたブロッコリー。一口サイズにカットして、入れましょう!ポン!
それから、たっぷりのお水を入れますよ。
お水を入れたら、温めて、コトコトくつくつ温めて、温まったらこれを入れましょう!
ポトン ポトン! カレールー!
全部入れたらしゃもじで回しましょう。
ぐるぐるぐる・・・。だんだんお水とカレールーが混ざってきましたよ。
もっともっと回して!ぐるぐるぐる・・・もっともっと!ぐるぐるぐる・・・!
ぴたっ!と回すにストップしてみて・・・どうなったかな?
ごろごろっとした野菜とお肉が美味しそう。白いご飯の上にカレーをたっぷり盛り付けたカレーライスの出来上がり!
☆際立った特徴
矢野アケミさんのぐるぐる絵本シリーズは、最初の一文が「まあるいかたち、なにいれる?」で描かれているまるい形が一緒!それぞれ違った中身を入れると・・・驚き!洗濯機に見えたりミキサーに見えてきます。
本書はカレーの材料をカットして、どんどん入れて行くのですが、食材を入れるとあら不思議!お鍋に見えてきます。
具材を切ったりお鍋に入れたり、お鍋の中を回したりと、おままごと遊びを楽しむ事が出来ます。
作者矢野アケミさんのコメント「まあるい形は魔法の形。いろいろ入れたらぐるぐるぐるぐる回して、回して遊びましょう!」
☆書店員の感想
まあるい形の中に、カレーの食材をカットして入れていきます。食材はどんな形かな?カットした時どんな触感がするかな?カットし終わったらお鍋にどんどん入れていきましょう!お水はたっぷり入れますよ!お子さんにお手伝いしてもらいましょう♩
玉ねぎ・お肉・にんじん・じゃがいも・ブロッコリーがそれぞれ1つずつ(1枚)登場します。皮をむいて、一口大にカットしますよ。どんな音がするでしょう?
玉ねぎは「しゃくしゃく」お肉は「くにゅくにゅ」と包丁で切った時の触感を絶妙な言葉で表現しています。にんじんは「すこんすこん」じゃがいもは「ごとごと」です。
新鮮な食材の音がしますよ。こんな新鮮で美味しそうな食材たちをお鍋にキレイに並べて入れていきます。お水を「たぷたぷたぷー」とたっぷり入れて、火にかけていきます。
ドキドキワクワク…♪ お鍋に入れた具材が、柔らかくコトコトと煮えていきますよ。
お鍋が温まったらカレールーを入れていきます。一番カレーを作る時にウキウキする瞬間ですよ。ぐるぐるぐる…と回して、どんどん水とルーが混ざっていきます。「美味しくなあれの気持ちを込めて、ぐるぐると回しましょう!
具材に火が通って柔らかくなったら、本日のメインイベント★カレールーを入れますよ!ポトンポトンと1つずつ入れたら、ルーを混ぜていきましょう。
おしゃもじを持って回しましょう!ぐるぐるぐるぐる・・・・・!!!
まだまだ混ざりきってませんよ。ぐるぐるぐるぐる・・・!!!
お鍋の周りに『ぐる』の文字が25回書いてあります。どんどん回していいよー!と絵本が読み手に期待しているように感じます。混ざってきても、まだまだ。お子さんに、『もっと もっと!まわして まわして!』と、これでもか!と回してもらいましょう!
絶対美味しくなるよ。気持ちを込めて回しましょう!
丸い形に食材を入れていくと、不思議とお鍋に見えてきます。大人がカレーを作る時と同じアングル!だからこそお子さんは、自分で作ってたり、お手伝いをした感覚で楽しめます!料理の手伝いデビューを間近にしているお子さんにもピッタリ!
普段お料理をしている大人が見ているお鍋のアングルです。子ども達はめったに見る機会がないのではないでしょうか。そんなアングルで描かれた本書は、料理に興味があるお子さんや、お手伝いをしてみたいなと思っているお子さんにピッタリ!
きっと切ったり入れたり回したり、お手伝いをしている感覚で楽しんで読めると思いました。料理のお手伝いデビューを間近にしているお子さんにもピッタリなのかもしれません!絵本の中でたっぷり疑似体験をして、もっともっと料理や食べ物に興味を持ってくれたら嬉しくて楽しいですね!