たっちだいすき

赤ちゃん時期にピッタリ!保護者のお膝に座って読むのも良し、ハイハイしながら自分でページをめくってタッチするのも良し。様々なシーンで遊べる赤ちゃん参加型の絵本!ふれあい遊びを楽しもう!

☆3つのおすすめポイント

  1. ハイハイ時期の赤ちゃんや動物達が登場します。目が合うとこちらへ来てくれます。みんなあなたとタッチしたいようですよ。手を広げて「たっち!」をしましょう!
  2. 赤ちゃんも手を広げて自然と手を合わせたくなるような、リズムの良い文と絵です。なんだか誘ってくれているようにも感じます。手を合わせたら、みんな友達ですね!
  3. 1ページ目をめくるとすぐにお話がスタートします!赤ちゃんも自分でめくりやすいボードブックです。赤ちゃん参加型の絵本!

☆際立った特徴

16cm×16cmの正方形のボードブックで、赤ちゃんでも持ったり、自分でめくりやすい形です。赤ちゃんや犬さん・ネコさん・うさぎさん・パンダさんと、赤ちゃんも馴染みのある動物達が登場します。「たーっち!」と笑顔で手を広げている絵が描かれているのですが、読者の赤ちゃんも手を合わせたくなるようなデザインです。

保護者のお膝に座って読むのも良し、ハイハイしながら本書をめくってタッチするのも良し。様々なシーンで遊べる赤ちゃん参加型の絵本です。

絵本のお友達とたっちしたり、親子で一緒に読みながらたっちして、ふれあい遊びを楽しみましょう♩

☆あらすじと書店員の感想

ハイハイ時期の赤ちゃんや動物達が登場します。目が合うとこちらへ来てくれます。みんなあなたとタッチしたいようですよ。手を広げて「たっち!」をしましょう!

最初に登場するのが、ハイハイ時期の赤ちゃんです。今までぬいぐるみで遊んでいたようですが、こちらに気がついてハイハイして近づいてきてくれました。近くまで来ると片手をあげて手のひらを見せてくれました。「たーっち!」読者も赤ちゃんと手と手を合わせてハイタッチを自然としたくなります。手と手が重なったら、読者もこの赤ちゃんと同じようにニッコリ笑顔!「嬉しいね!かわいいね!」そんな気持ちにさせてくれます。

赤ちゃんも手を広げて自然と手を合わせたくなるような、リズムの良い文と絵です。なんだか誘ってくれているようにも感じます。手を合わせたら、みんな友達ですね!

その後も、ワンワン(犬)やにゃんにゃん(ネコさん)が登場して、赤ちゃんの時と同様に近づいてきてくれて「たっちー!」と手のひらを見せてくれます。本書は、とてもリズムが良くて読みやすいように感じます。

例えば犬が登場する場面では、『たっち たっち たっちっち わんわんと・・・たーっち!』と文章が書かれています。この「たっち たっち たっちっち」は、リズムがとても良いと思いました。作者の聞けせ屋。けいたろうさんは、よく子ども心読み手の気持ちを考え本書を作ったのではないでしょうか。

しかし、私は深く考えてそう思っただけで、本書を読む親子はきっと気がつかない位、全てが自然です。

きっと登場人物が笑顔で「たっちしようよ!」と誘ってくれているな!たっちしたいな!と感じることでしょう。そんな素敵で楽しい言葉と、登場人物の笑顔が重なって「たーっち!」出来るのは、とっても楽しくて嬉しいです。そんな気持ちにさせてくれます。

1ページ目をめくるとすぐにお話がスタートします!赤ちゃんも自分でめくりやすいボードブックです。赤ちゃん参加型の絵本!

表紙をめくるとすぐにお話がスタートします。きっと赤ちゃん絵本だからこその、配慮ではないかと思いました。赤ちゃんが自分でめくった時に、お話が始まらないと「あれ??」となってしまいます。すぐに始まることで、赤ちゃんがもっと見てみたい!読みたい!という気持ちになるのではないでしょうか。

そして赤ちゃんは、まだまだ指先の運動がぎこちないので、指先でめくるより、手の平全体でめくれる方が得意です。ボードブックはその点、自然と次のページが1枚立ち上がって、めくりやすいので、自分でめくれるという楽しさや面白さを味わう事が出来ます。

さあ、みんなで「たっち!」しましょう。たっちしたらみんな友達!もっともっとたっちして、どんどん仲良しになりましょう!

作者聞かせ屋。けいたろうさんの読み聞かせ動画
よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。