たんけんハンドル せんすいかん

ユーチューブ動画で保育士書店員が紹介しています

海の中に潜ったら、どんな世界に出会えるのかな?暗い暗い深海には、見たことのない景色が広がっています!冒険・探検が大好きな子にピッタリ!さあ、深海にレッツゴー!!

☆際立った特徴

  • 本書は飾ってもオシャレ!
  • 閉じたまま持ってミニカーのような感じで動かして遊ぶことも出来ます。
  • 開くと目の前には潜水艦の操縦席が描かれています。運転手は読者のあなたです!
  • 道が分からなくても大丈夫!ナビゲーションシステムのナビコが案内してくれますよ♩
  • カバンにすっと入れやすいサイズで、お出かけに便利!

参考文献】「作家が語る 私の新刊」 「たんけんハンドル」シリーズを楽しむ子ども達の様子も載っています。

☆読み聞かせ・声掛けのポイント

  • お子さんにハンドル(本書)を持ってもらって、呼んでいる保護者がナビコになりきって読んであげましょう!横に回して障害物を避けたり、急バックしたり、スリリングな海底の旅に行ったつもりになれます!
  • 本を閉じたまま、潜水艦のおもちゃとして遊ぶ事も出来ます。お出かけ時にもおやすみ前のお布団での遊びにも便利です!(ミニカーなどに比べて、布団の上で遊んでも安心!どこかへいったりしません!)
たんけんハンドル せんすいかん表紙

☆ピックアップポイント

  1. 海の中に潜ったら、どんな世界に出会えるのかな?暗い暗い深海には、見たことのない景色が広がっています!
  2. ハラハラドキドキ!見たことのない・感じたことの無いスリルを味わいます。その後で見る夕日の美しさが、「もう一回行ってみたいな!さあ出かけよう!」と、いう気持ちにさせます。何度も何度も本を開いて深海へ行こう!
  3. 本の形が潜水艦!そして、ページを開くと、目の前は潜水艦の操縦席です。自分がここに座って運転しているような感覚になります。飾ってもオシャレ!おもちゃのように持って動かしても遊べる絵本。

☆あらすじと書店員の感想

海の中に潜ったら、どんな世界に出会えるのかな?暗い暗い深海には、見たことのない景色が広がっています!

海の中へ出かけました。目の前にはサンゴ礁やウミガメ、様々な魚たちが、泳いでいます。まだここは太陽の光が届く明るい海です。これから少しずつ深い海へ潜りますよ。

光があまり届いていないような薄暗い場所に着くと、そこには沈没船があります。

何年もここで眠っているようですが・・・なにやら光るものが!宝箱が見えます!近づいてみると・・・宝箱を守っていたダイオウイカとオオダコ!

宝物を奪いに来たと思って怒っています!これは危険な予感。すぐに退避しよう!

もっと深い場所まで逃げてきました。さっきよりも更に暗い海の中。ライトで照らしながらゆっくり前に進むと、何やら眩しい光が見えます。あれは一体なんだろう?呼ばれるようにそちらへ近づいていくと・・・目の前に口を大きく開けたアンコウが!!!ぎゃー食べられる―!のダイピンチです。

たんけんハンドル せんすいかん 裏表紙

ハラハラドキドキ!見たことのない・感じたことの無いスリルを味わいます。その後で見る夕日の美しさが、「もう一回行ってみたいな!さあ出かけよう!」と、いう気持ちにさせます。何度も何度も本を開いて深海へ行こう!

目の前に急に恐ろしアンコウの姿が現れて、大慌てしてしまいますが、落ち着いて!ハンドルの赤いボタンを押して

この場から、”エンジン全開でバック!!!”大きな泡の波を立てながら、あっという間にアンコウを置き去りにして、その場から逃げることが出来ました。遠くで「逃げられた―!」とアンコウが歯を食いしばっているような表情が見えます。

ふー良かった。腰が抜けるような出来事でした・・・。そして、そろそろ帰ろうかと、海面に近づいて行こうとしている潜水艦。

海の中から見える太陽の光は、オレンジ色。夕日の光がフワフワと差し込んでいます。そんな美しい光景の中に、大きなクジラ達が悠々と泳いでいます。なんて美しい!

そして、とうとう海の上に出ました。そこには真っ赤な夕日が沈んでいく様子が描かれています。オオダコも潜水艦を追ってここまで来てしまったようです。「また来いよ!」と手を振ってくれています。

今帰ったばかりなのに、きっと読者は「また行きたいな!」と感じるのではないでしょうか。

飾ってもオシャレ!おもちゃのように持って動かしても遊べる絵本。

本書は、飾っていてもオシャレで目を引きます。そして、本を閉じた状態でミニカーを走らせるような感じで楽しむ事が出来ます。手に持ちやすいサイズなので、お出かけにも便利です。

そしてぜひ、お片付けの時は、『基地に持って行って燃料を補給してあげたら?』などと、声掛けしてみてはいかがでしょうか。ママとパパの声掛けで「潜水艦の基地に持って行かなくちゃ!」と喜んで決まった場所へお片付けが出来ると思います。

燃料が補給されたら、また、冒険へ出かけることが出来ますね♩

偕成社公式ページ
よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。