たんけんハンドル せんすいかん
海の中に潜ったら、どんな世界に出会えるのかな?暗い暗い深海には、見たことのない景色が広がっています!冒険・探検が大好きな子にピッタリ!さあ、深海にレッツゴー!!
☆際立った特徴
- 本書は飾ってもオシャレ!
- 閉じたまま持ってミニカーのような感じで動かして遊ぶことも出来ます。
- 開くと目の前には潜水艦の操縦席が描かれています。運転手は読者のあなたです!
- 道が分からなくても大丈夫!ナビゲーションシステムのナビコが案内してくれますよ♩
- カバンにすっと入れやすいサイズで、お出かけに便利!
参考文献】「作家が語る 私の新刊」 「たんけんハンドル」シリーズを楽しむ子ども達の様子も載っています。
☆読み聞かせ・声掛けのポイント
- お子さんにハンドル(本書)を持ってもらって、呼んでいる保護者がナビコになりきって読んであげましょう!横に回して障害物を避けたり、急バックしたり、スリリングな海底の旅に行ったつもりになれます!
- 本を閉じたまま、潜水艦のおもちゃとして遊ぶ事も出来ます。お出かけ時にもおやすみ前のお布団での遊びにも便利です!(ミニカーなどに比べて、布団の上で遊んでも安心!どこかへいったりしません!)
☆ピックアップポイント
- 海の中に潜ったら、どんな世界に出会えるのかな?暗い暗い深海には、見たことのない景色が広がっています!
- ハラハラドキドキ!見たことのない・感じたことの無いスリルを味わいます。その後で見る夕日の美しさが、「もう一回行ってみたいな!さあ出かけよう!」と、いう気持ちにさせます。何度も何度も本を開いて深海へ行こう!
- 本の形が潜水艦!そして、ページを開くと、目の前は潜水艦の操縦席です。自分がここに座って運転しているような感覚になります。飾ってもオシャレ!おもちゃのように持って動かしても遊べる絵本。
☆あらすじと書店員の感想
海の中に潜ったら、どんな世界に出会えるのかな?暗い暗い深海には、見たことのない景色が広がっています!
海の中へ出かけました。目の前にはサンゴ礁やウミガメ、様々な魚たちが、泳いでいます。まだここは太陽の光が届く明るい海です。これから少しずつ深い海へ潜りますよ。
光があまり届いていないような薄暗い場所に着くと、そこには沈没船があります。
何年もここで眠っているようですが・・・なにやら光るものが!宝箱が見えます!近づいてみると・・・宝箱を守っていたダイオウイカとオオダコ!
宝物を奪いに来たと思って怒っています!これは危険な予感。すぐに退避しよう!
もっと深い場所まで逃げてきました。さっきよりも更に暗い海の中。ライトで照らしながらゆっくり前に進むと、何やら眩しい光が見えます。あれは一体なんだろう?呼ばれるようにそちらへ近づいていくと・・・目の前に口を大きく開けたアンコウが!!!ぎゃー食べられる―!のダイピンチです。
ハラハラドキドキ!見たことのない・感じたことの無いスリルを味わいます。その後で見る夕日の美しさが、「もう一回行ってみたいな!さあ出かけよう!」と、いう気持ちにさせます。何度も何度も本を開いて深海へ行こう!
目の前に急に恐ろしアンコウの姿が現れて、大慌てしてしまいますが、落ち着いて!ハンドルの赤いボタンを押して
この場から、”エンジン全開でバック!!!”大きな泡の波を立てながら、あっという間にアンコウを置き去りにして、その場から逃げることが出来ました。遠くで「逃げられた―!」とアンコウが歯を食いしばっているような表情が見えます。
ふー良かった。腰が抜けるような出来事でした・・・。そして、そろそろ帰ろうかと、海面に近づいて行こうとしている潜水艦。
海の中から見える太陽の光は、オレンジ色。夕日の光がフワフワと差し込んでいます。そんな美しい光景の中に、大きなクジラ達が悠々と泳いでいます。なんて美しい!
そして、とうとう海の上に出ました。そこには真っ赤な夕日が沈んでいく様子が描かれています。オオダコも潜水艦を追ってここまで来てしまったようです。「また来いよ!」と手を振ってくれています。
今帰ったばかりなのに、きっと読者は「また行きたいな!」と感じるのではないでしょうか。
飾ってもオシャレ!おもちゃのように持って動かしても遊べる絵本。
本書は、飾っていてもオシャレで目を引きます。そして、本を閉じた状態でミニカーを走らせるような感じで楽しむ事が出来ます。手に持ちやすいサイズなので、お出かけにも便利です。
そしてぜひ、お片付けの時は、『基地に持って行って燃料を補給してあげたら?』などと、声掛けしてみてはいかがでしょうか。ママとパパの声掛けで「潜水艦の基地に持って行かなくちゃ!」と喜んで決まった場所へお片付けが出来ると思います。
燃料が補給されたら、また、冒険へ出かけることが出来ますね♩
- 作品名:たんけんハンドル せんすいかん
- 著者名:やおいひでひと
- 出版社:偕成社