つみつみでんしゃ
秋の読み聞かせにピッタリ!秋の恵みをいただいて、お友達と分け合いっこ★もっとHAPPYな秋を楽しみましょう!
☆際立った特徴
森の鉄道「つみつみでんしゃ」は、「山の広場」へ向かって秋のお山を走ります。途中でキキキーと停車します。沢山の秋の山の恵みをいただきに乗客は降りていきました。何を”つみ”に行くのかな?
「つみつみでんしゃ」の電車の窓が窓枠にそって、くり抜いてあります。どんな景色が見えますか?呼んでいるあなたも乗客の一員気分になれます。電車に乗って一面キラキラと光る、秋色のお山に出かけましょう!
☆あらすじと書店員の感想
つみつみでんしゃに乗って「やまのひろば」へ行く途中には、秋の山の恵みが沢山実っています。緊急停車するのでみんなで下車してカゴいっぱいに、いただきに行きましょう!
秋の実りが山にはいっぱいあります。まずは柿もぎします。オレンジ色に熟した柿を子ども達も大人も喜んでもぎ取ります。木に登れるサルさんは登って上の方を、鼻の長いゾウさんは鼻で、木の棒で突っついて落としたところを下にいたお友達がキャッチ!と協力してる子もいます。みんながカゴいっぱいにもぎ取って、つみつみ電車につみました。
次は栗ひろいです。栗は周りのチクチクが痛いので注意して拾います。木の枝に挟んで落としてトングで拾うのですが、足で踏んでしまったのか痛そうな顔をしている子もいます。さあ、栗もカゴにどっさり拾って、つみつみ電車につみました。
最後に緊急停車したのは、一面きのこが生えている場所できのことり。大きいきのこ、小さなきのこ、みんなでいろいろきのこをカゴに山盛りいっぱいにとりました。電車の中は柿と栗ときのこと乗客でいっぱいです!どんな香りがするのかな?みんなはニコニコの笑顔でガタンゴトンと電車に揺られて乗っているのでしょうね♬
秋のお山の景色は、赤に黄色にオレンジに茶色・・・と紅葉しています。とっても幻想的な美しさにうっとり・・・としていたら、なんだかモクモク・・・!?
山の恵みをいただいた乗客たちは、今度は山の景色の美しさにうっとり♬ゆっくりと走るつみつみ電車から見えるのは、葉っぱが色づいた赤・キラキラな黄色・ぴかぴかなだいだい色、空は青空、もくもくはいいろ・・・「もくもく灰色!?大変だ!煙が出ている!!火事だ火事だ!山火事だー!!」 キキキキキーーーーー!!!!!緊急停車したつみつみ電車。大パニック状態ですね!危機迫るものがあります!山火事なら今頂いた山の恵みも、美しい景色も、そこに住む動物達も危険ですもんね!さあ、どうなるか?
急いで電車から乗客は降りて「消火活動しよう!」と動きます。バケツに水を汲んで、ゾウは鼻から水をいっぱい吸い込んで溜めて、現場に急ぎましたが・・・そこには「やまのひろば」のお友達が、たきぎをモクモクさせていました。あらま。火事じゃなかったのね。良かったーと安心したら、クンクンクン、あれ!?なんだかいい匂い。そうか、焚火の中で「お芋を焼いていたんだね!」
やまのひろばのお友達と、つみつみでんしゃのみんなで、秋の恵みを分け合いっこ。みんなで仲良く秋を楽しんだら、もっと楽しい幸せな気分になります♬
やまのひろばのお友達は、ほかほかの焼き芋をみんなに配ってくれました。そして、つみつみでんしゃのみんなも、山盛りつんだ柿と栗ときのこを山のお友達にもあげました。甘い甘い焼きたてのお芋をみんなで食べています。きっとお互いにプレゼントしあえたことで、焼き芋はもっと美味しくなり、山の景色はもっとキラキラで美しく見えた事でしょうね。みんなの心は温かくてHAPPYな気持ちでいっぱいになったでしょう★