なでて さわって ゆびあそぶっく な~でなで

0・1・2歳児にピッタリ!文章の音に合わせてノリノリで触って撫でて遊びましょう!

☆特徴

  • 手のひらサイズのボードブック。
  • 動物・背景の模様・身近な生活用品に顔がついている。
  • パッと明るい、ハッキリとした色合い。
  • 遊べる参加型の絵本。
  • 撫でたりさすることで、次のページの変化を楽しめる。
  • 楽しい擬音語が満載!音に合わせた手の動きも楽しめる。

☆読み聞かせのポイント

  • 参加型の絵本です。最初はお子さんに手を添えて一緒になでたり、さすったりしてあげると良いと思います。
  • 楽しい擬音語が満載です!音のリズムや響きに合わせて触り方に強弱を加えて変えてみるのも楽しいですね!
  • 撫でたり、さすることで、お部屋がキレイになったり、動物が喜んだ様子が変化として描かれています。「ライオンさん嬉しそうだね。」「机がピッカピカになったね」と一緒に喜んだり、お子さんを誉めてあげるのも良いと思います。
なでて さわって ゆびあそぶっく な~でなで 表紙

☆あらすじ

※見開き1〜2ページの読み切りストーリーで構成されています。動物・身近な生活用品・色などが登場し、「なでなでしたらどうなるかなー?」「色を混ぜたらどうなる?」と読者に語りかけ、次のページで変化を楽しむような内容になっています。

・ライオン君が怖い顔して、「がおー!」。

なでなでしたら、ライオン君はどうなるかな?

ニッコニコ笑顔になってくれたよ。

・5匹のトリさんが、ブランコで「ピヨピヨ」。

なでなでしたら、トリさんの表情がニコニコ。嬉しそう♬

・コップとスプーンとお皿の家族。泡でキレイに洗ったらどうなるかな?

キュッキュッキュッですっきりピッカピカ!

・順番に並んだ可愛い9色の絵の具。なでなでぐるぐる混ぜたらどうなる?

グニュグニュグニュとまぜまぜ出来たね!

この他にも5話収録されています。

☆書店員の感想

●0・1歳児にも安心なボードブック&見やすい色合い。

本書は16㎝×18㎝で、ちょうど大人の手のひらサイズになっている事と、厚紙を使用しているので小さな子も自分でページをめくりやすいように作られています。さらに、角が無く安心設計なのが嬉しいポイントです。

ページ数は24枚と多いので、0・1歳の子が持つには重たく感じます。撫でたり触って楽しむ参加型の絵本なので、お膝の上やテーブルに置いて楽しむと良いと思います。

小さな子が扱っても壊れない、頑丈なボードブックなので、安心してお子さんに持たせてあげることが出来ますよ。

●参加型の絵本だから、変化を楽しめる。1〜2歳は、お手伝いやお世話が好きになる年頃だから、なでてあげる本人も嬉しい!

最初に登場するのはライオン君です。怖い顔をして読者に「がおー!」と、うなっています。(怖い顔といっても、大人が見ると可愛らしい雰囲気で描いてあるので、安心してくださいね!)でも、そんなライオン君を「なでなでしてあげたらどうなるかな?なでなでしてあげてね。」と読者に語りかけます。

小さな子は少し驚くかもしれませんね。勇気を出してなでなでしたら、次のページでライオン君の表情は一変します。

ニッコニコのとろけたような甘い顔になるのです。先ほどまで牙をむき、爪を立てていたラオン君は、今ではネコみたいにニャンニャンと手を丸めてます。

怖い顔からニコニコ笑顔の変化に、子ども達は嬉しい気持ちになりますね。

1・2歳の子は、少しずつ大人の行動を見て「自分でやってみたい!」「お世話やお手伝いをしてみたい!」という気持ちが芽生える時期です。本書はそんなお子さんにピッタリだと思いました。

動物をなでてお世話したり、お片付けの手伝いを疑似体験できます。変化が描かれているページでは、相手の反応を見たり、キレイになった変化も分かるので、自信にもなりますね。

なでて さわって ゆびあそぶっく な~でなで 裏表紙

●リズムの良い文章だから、音に合わせてノリノリで触れてください!

本書の楽しいポイントの一つが、擬音語も含めて文章がリズミカルだということです。例えばコップやお皿などを洗うページでは、「きれいに洗って キュッキュッキュッ」と書かれています。「キュッキュッ」は泡でよく洗って、指で擦った時に聞こえる音ですよね!ページを擦ってキュッキュッとさせてみましょう!

色が混ざりあうページの音は「なでなで ぐるぐる ぐりんぐりん」です。

これはもう、ダイナミックに両手でぐちゃぐちゃと混ぜていいんだなと感じ取れる音ですね。格子状にキレイに並べられた9色が一気にグニャグニャと混ざります。

私は粘土や絵の具を混ぜた時の快感が、ここでも味わえたように思いました。色を混ぜるって気持ちいいですよね!

このように、各お話の中で使われている擬音語の響きや、絵の雰囲気で、混ぜる方法を変えたり、混ぜ方の強弱を変えても楽しいと思います。

実際とは違い、絵本の中なので保護者も安心して混ぜさせてあげることが出来る所が、また嬉しいポイントですね。

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。