ねずみくんのたんじょうび

ねずみくんのたんじょうび 表紙

大人気のねずみくんシリーズ!ねずみくんの誕生日に、ねみちゃんがプレゼントを作りましたが、うまく包めません。お友達がやってきて手伝ってくれますが、うまく包めるでしょうか…。ねずみくんシリーズや、動物が好きな子にピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. 仲良しのねずみくんの誕生日をお祝いしようと、ねみちゃんは一生懸命チョッキを編みます。素敵にラッピングしようと頑張りますが、なかなか難しい…。そこへ、お友達たちがやってきて、手伝ってくれますが…!かわいい動物たちと、このあとプレゼントはどうなるのかな、というドキドキが広がっていきます。
  2. なんともびっくりなラストシーン!笑ってしまうような、ねみちゃんが切ないような…。その後が気になる展開です。
  3. シンプルな中に深いイラストとストーリー。今回もねずみくんワールドに引き込まれます。絵のバランスや、みんなの表情がとってもステキです。

☆際立った特徴

人気のねずみくんシリーズ!今回はねずみくんの誕生日がテーマのお話です。ねずみくんのお友達たちがねずみくんのためにみんなで一生懸命ラッピングに奮闘!動物たちのようすが可愛く、最後のオチにもびっくりな楽しいお話です。

絵本の大きさはたて25×横21.5㎝の大きさです。シンプルながらも味のある、見れば見るほど楽しい絵本です。

☆あらすじ

ねみちゃんがねずみくんのために誕生日プレゼントを作りました。赤いチョッキです。

今日はねずみくんの誕生日。一生懸命作ったプレゼントをこれからきれいに包みます。

しかしねみちゃん、なかなかうまく包めません。そこへあひるがやってきました。

ねみちゃん、何しているの?と聞くと、うまく包めないの、とねみちゃん。

あひるも手伝ってあげようとしますが、これはなかなかめんどうなかんじ…。あひるも一緒に悩みます。

そこへぶたがやってきました。

何しているの? ねずみくんへのプレゼント、なかなかうまく包めなくて…。

と聞き、手伝うぶたさん。しかし、なかなかむつかしい!四苦八苦しています。

今度はライオンがやってきました。

ライオンも手伝ってくれて、リボンをかけようとみんなで引っ張ったりしてみますが…。なかなかややこしいようす。

そこへうまがやってきました。うまく包めないんだ…

そう言うと、うまも手伝って一緒にリボンを引っ張りますが、ぶたの手に引っかかったり、なかなかうまくいきません。ねみちゃんも心配そうです。

そこへ今度はぞうがやってきました。

ぞうは鼻を使って応戦します。みんな苦戦していますが、だんだん包めているようです。

なんとか出来上がりました。ねずみくんの喜ぶ顔が楽しみですね!

そこへねずみくんがやってきました。

ねずみくん、お誕生日おめでとう!ねみちゃんから、プレゼントだよ!と、大きい箱を持ち上げねずみくんに渡したそのとき…

ねずみくんは箱をウキウキで持って帰りました。ねみちゃんは申し訳無さそうにねずみくんの背中を見つめます…。

ねずみくんのたんじょうび 裏表紙

☆書店員の感想

●仲良しのねずみくんの誕生日をお祝いしようと、ねみちゃんは一生懸命チョッキを編みます。素敵にラッピングしようと頑張りますが、なかなか難しい…。そこへ、お友達たちがやってきて、手伝ってくれますが…!かわいい動物たちと、このあとプレゼントはどうなるのかな、というドキドキが広がっていきます。

表紙を開き、お話の一番はじめのタイトルのシーンでは、ねみちゃんが椅子に座り、一生懸命な表情でなにやら編み物をしています。編んでいたのはねずみくんへの誕生日プレゼントの赤いチョッキでした。ねみちゃん、編み物上手ですね。手作りのチョッキ、ねずみくんもきっと喜んでくれますね。見ているこちらまで嬉しくなってくるような表情をしています。

ねみちゃんはそのチョッキを包もうと、大きな箱を用意しました。ねみちゃんの体の大きさくらいありそうな箱で、チョッキと比べると何倍も大きい箱です!リボンも用意してありますが、なかなかうまく包めません。

あひるさんが来て、これはめんどうそうだな、と思いながらも、箱の蓋を閉めるのを手伝ってくれました。

つぎに来たあひるよりちょっぴり大きなぶたさん。箱を包む包装紙を少しくるんでくれました。みんな大変そうですが、少しずつ進んでいます。

そこへさらに体の大きいライオンがやってきました。ライオンは包装紙を足で押さえながらリボンを巻くお手伝いをしてくれています。ちょっと苦笑いな表情から、一生懸命さが伝わってくるようです。

ライオンより大きな馬が来て、手伝ってくれるお友達が4人になりました。リボンを協力して引っ張りますが、絡まってしまいうまくいきません。たしかにリボンって、箱に巻いて結ぶのが難しいですね。そこへゾウがやってきて、リボンの端を持つ人、輪っかを作る人、それをうまく結んでいく人…。手分けして進めていきます。お友達もみんな一生懸命な表情で頑張っています。うまく結べてみんなにっこり。ねずみくんに渡すのが楽しみになります!

●なんともびっくりなラストシーン!笑ってしまうような、ねみちゃんが切ないような…。その後が気になる展開です。

みんなで一生懸命包んだプレゼント。みんなが手伝ってくれて、ねみちゃんもきっと嬉しかったでしょうね。お友達たちも得意げな顔をしているようです。

自分ひとりで包むより、込められた気持ちがより大きいように感じます。

ねずみくんもみんなに愛されていますね。とってもウキウキ、みんな笑顔でプレゼント贈呈です!

しかし!

ねみちゃんだけはびっくり仰天!きっと顔も青ざめているのかな…と思いましたが、なんとねみちゃんの編んだチョッキが・・・

長男はこのお話を読んで、純粋に笑っていました。私も最後の『オチ』でこうなるなんて!と思いちょっとクスッとして長男と笑っていましたが、何回か読んでいると、ねみちゃんがかわいそうに思えてきたり、あの箱を持って帰ってねずみくんはどんな反応をしたのかな、とか、ねみちゃんはねずみくんに話しに行ったのかな、などその後の展開がだんだん気になって想像が膨らみました。お話のその後は人それぞれの想像がいろいろあるように思いますが、お話の余韻が強く残るお話だな、と思いました。

『ねずみくんのチョッキ』でも、伸び切ったチョッキはどうなったんだろう、等その後が気になりましたが、このお話もねずみくんとねみちゃんの両方のその後が気になり、何度も読み返したり、お子さんとこのあとどうなるかな、とお話して楽しむことができるラストシーンだな、と感じました。

●シンプルな中に深いイラストとストーリー。今回もねずみくんワールドに引き込まれます。絵のバランスや、みんなの表情がとってもステキです。

今回のお話も、チョッキの赤とねみちゃんのリボンの水玉の赤色、リボンの薄ピンク色以外に色は使われておらず、ほんの表紙や文章のバックも黄土色のようなかんじで全面塗られています。絵のところは黄土色で縁取られ、ねみちゃんたちの背景は白色です。

登場してくる動物たちの大きさはページが変わっても変わらずに描かれているので、つぎつぎ出てくる動物たちとの大きさの比較がしやすく、大きい動物は大きく、小さい動物は小さく、大きさの違いが感じられます。

動物たちは鉛筆で優しく描かれているようなかんじですが、影になっているところは影として濃く塗られ、立体感を感じられます。また、困っている顔、一生懸命悩みながらラッピングしている表情、包めてとっても嬉しい表情…。どの表情も変化があり、可愛らしく感じますし、動物たちの気持ちが伝わってくる絵だな、と思いました。

見栄えは多少どうであれ、みんなでねずみくんのことを思って包んでくれた、ということが嬉しいですね。最後のラストの『オチ』にはびっくり!ですが、仲良しのお友達との優しいやり取りが心温まるストーリーに感じました。

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。