のりまき

ユーチューブで絵本専門書店員が詳しく解説しています

とってもおいしそうな海苔巻き!海苔巻きの具は何が好きですか?一緒に作っているような目線で描かれた絵本です。お子さんと一緒に手作り海苔巻きをするときにもピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. 表紙から、美味しそうな海苔巻きがいっぱい!食べると美味しいけれど、手作りするともっと美味しいかも!?なんでもクルクル巻いてみよう!
  2. ごはん、のり、具、全部が本物のような絵で描かれています。具が増えていくごとにどんどん食べたい気持ちが強くなっていきます!
  3. みなさんは、海苔巻きを手作りされたことはありますか?好きな具でいろいろアレンジできる海苔巻き!この本を参考に手作りはいかがでしょうか。

☆あらすじ

これから海苔巻きを作っていきましょう。

巻きすを準備しますよ。巻きすの上に、大きな海苔をのせます。その海苔の上に酢飯を同じ厚さになるように平たくのせていきます。

次は真ん中に卵焼きをまっすぐのせましょう。その次には、細く切ったきゅうりを並べてのせます。

その横に、今度はエビを並べて一直線に置きます。色どりがきれいです。

お次はあなごをのせていきます。

さらに、かんぴょうと、煮たシイタケもまっすぐに並べてのせました。

具は全部のりましたので、手前のはじっこのほうからそうっと、ぎゅっとしながら巻いていきます。上手に巻けました!

ちょうどいい厚さに切ってみましょう。

美味しい海苔巻きがたくさんできました!いっただっきまーす!

のりまき 表紙

☆際立った特徴

一つの海苔巻きの中に、いろいろな具が入っている海苔巻き。いろんな美味しさが味わえますね。そんな海苔巻きが主役の絵本です。

海苔巻きってどうやって作っているんだろう?こんな風に作っているんだ、一緒に作ってみよう!と、お子さんとのクッキングのきっかけにもなります。

自分で作っているような目線で描かれている絵本で、海苔などの大きさも実物サイズに近いので、リアルな感じがします。絵もとても本物のように細かく描かれていて、おいしそうなにおいまでしてきそうな描写です。

絵本の大きさは22×21㎝で、厚みも1㎝あるかないかほどなので、手に取って読みやすいです。

☆書店員の感想

●表紙から、美味しそうな海苔巻きがいっぱい!食べると美味しいけれど、手作りするともっと美味しいかも!?なんでもクルクル巻いてみよう!

表紙には、全部で14個の海苔巻きが並んでいます。赤の背景が、海苔巻きの美味しさをより引き立たせているようです。裏表紙のマグロと納豆といくらの海苔巻きもあり、赤いお皿に盛られているのですが、この赤(お皿)・黒(のり)・白(酢飯)・具材のコントラストが素敵です。自宅でも、赤い器に盛ってみようかなと思いました。最後のページの唐草模様のお皿にのせている海苔巻きも貫禄を感じてさらに美味しそうです。(笑)

表紙をめくると、巻きすの登場です。巻きすのふさがページの中心のほうに描かれていて、自然と目が行き、これから海苔巻きを作っていくのが楽しみになってきます。このページでお子さんに、これは海苔巻きを作る大切な道具だよ、と説明してあげるのもいいですね。

海苔が右のページ1面に広げられ、実物にわりと近い大きさかなと思いました。ここでだんだんと海苔巻きが完成されていくようすは、なかなか臨場感があります。

●ごはん、のり、具、全部が本物のような絵で描かれています。具が増えていくごとにどんどん食べたい気持ちが強くなっていきます!

絵は絵の具で描かれたようなタッチです。まず敷かれた海苔。海苔のツヤや、パリッと張りのある感じがリアルです。焼海苔を作る工程でついたであろう、細かいたての線状のあとも細かく描かれていて本物のようです。

そのつぎに、酢飯を海苔の上にのせていきます。酢飯を作るときに使うしゃもじと寿司桶も木の柔らかい質感が感じられるような描写です。そして、お米の一粒一粒がふっくら生き生きとしているかんじが伝わってきます。海苔の上にのせたご飯も、早く具材をのせていきたいかんじに美味しそうです。巻きやすいように、海苔の上の方を2〜3㎝開けているのもポイントですね。勉強になります。(笑)

最初に卵焼きをのせます。ふっくらと美味しそうで、香ばしそうな焼き目に食欲が増します。細長く切ったものをご飯の中央の端から端まで一直線になるようにまっすぐ置きます。

今度はきゅうりです。表面のゴツゴツとしたかんじや切った断面の瑞々しさが、きゅうりの新鮮さを物語っているようです。卵焼きと同じように細長く切って、卵焼きの横に並べました。

今度はエビです。茹でたえびも真っ直ぐに切って、きゅうりの横に並べました。卵焼きの黄色と、きゅうりの緑色、エビの赤色が鮮やかで目にも楽しいです。

今度は豪華に穴子ものせていきます。食べたときのコクが増しそうで、海苔巻きの味の想像が広がります。さらに、かんぴょうやしいたけも定番ですね。噛みごたえ・食べごたえ・いい香りが感じられそうです。

具が全部のったら大一番!巻きすの手前側から海苔ごとゆっくり巻いていきます。そうっと、ぎゅっとしながら…。緊張の作業ですが、丁寧に、慎重に…。

ここでは手は描かれていませんが、手前に手があって、まるで自分が巻いているような気分になってくるように思いました。なんだかちょっとドキドキします。(笑)

海苔巻きがうまく巻けました!海苔の表面の光沢感がステキです。具がはみ出ている端っこ、切ったときにつまみ食いしたいな…とつい思ってしまいました。(笑)

同じ厚みに切っていきます。キレイな断面。とっても美味しそうに完成しましたね。ご飯と具がぎゅっと海苔に包み込まれているような感じが伝わってきて、おいしさもぎゅっと閉じ込められているようです。「いただきまーす!」と早く食べたくなりますね。

●みなさんは、海苔巻きを手作りされたことはありますか?好きな具でいろいろアレンジできる海苔巻き!この本を参考に手作りはいかがでしょうか。

海苔巻きって、身近なメニューですね。絵本のような豪華なたくさんの具材を入れてもいいですし、裏表紙のような1、2種類の具材でも美味しい。最近は節分に恵方巻きを食べる風習が全国に伝わってきていますね。恵方巻きもいろいろな具が入っていて、種類もお店や家庭でさまざまな感じがします。

ちなみに、我が家の子どもたちは納豆巻きが大好きです。スーパーマーケットでもコンビニでも、納豆巻きって必ず置いてありますね。お寿司屋さんに行っても必ず食べています。

私も余裕のあるときは手作りで作ってあげることもあるのですが、どうも納豆が真ん中に来ない。ご飯と納豆との量のバランス、のせる場所、巻き具合がどうも難しくて、毎回悪戦苦闘です。切るときも納豆のねばねばがのびてうまくいかず、だんだん手を抜いて切ってしまうことになるのですが…。そんな不格好な納豆巻きでも、子どもたちは美味しいと言って必ず完食してくれます。作った甲斐があったな、と嬉しくもなりますし、子どもたちの嬉しそうな表情を見ていると、また作りたくなってきます。

そう思っていると、ふと自分の祖母のことを思い出します。

お祭りのときなど特別なときに、太巻きの海苔巻きを作ってくれることがありました。具材はちょうど、絵本と同じ穴子でした。かんぴょうや卵焼きが美味しくて、夢中で食べていた記憶があります。祖母の温かい、いい意味で年季の入った手で作ってくれる太巻きが、作っている工程から美味しそうでたまらなく思っていたことを思い出しました。これをどうやって巻いているんだろう?と不思議に思ったこともありました。毎回必ず美味しくて、きっと祖母も、私が子どもたちの美味しそうに食べているようすを見ていたのと同じ気持ちで見ていてくれたのかな、とふと思いました。

祖母の美味しい、温かい海苔巻きはもう食べられませんが、その思い出を思い出しながら、この絵本を通して作り方を参考に、子どもたちと手作りしてみたいと思いました。

きっと、その家ごとの海苔巻きの味ってありますよね。具材の違いや、酢飯の酢の効き具合など…。お店で食べても美味しい、自宅で手作りしてももっと美味しい海苔巻き、絵本を通して海苔巻きの美味しさ、手作りの楽しさに触れてみませんか。

のりまき 裏表紙

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。