はみがきおねがい!
歯磨きの練習にピッタリ!動物たちの歯を磨いてピッカピカにしよう!歯磨きが苦手な子も、歯磨きが楽しくなるかも!?
☆際立った特徴
- 表紙に付いている歯ブラシで、いろんな動物の歯を磨いていきます。
- かわいい動物たち。楽しくポップなイラスト!
- 動物ごとにリアルな口・汚れ具合に、つい磨きたくなる…かも!?
- ページをめくってシャカシャカ!親子でいっしょに歯磨きの練習を楽しめます。
- 歯ブラシが苦手な子も、磨くことに興味が湧いてきそうです。
☆読み聞かせのポイント
表紙のねこが歯ブラシを持っているのですが、この歯ブラシ。なんと外れるんです!スポンジで作られた歯ブラシですので、順番に出てくる動物たちの歯を磨いてあげましょう。ご飯を食べたらこんなに汚れちゃうんだね、一緒にキレイにしてあげようね、と歯磨きの大切さも一緒にお話することができます。

☆あらすじと書店員の感想
・表紙に付いている歯ブラシで、いろんな動物の歯を磨いていきます。
表紙のねこが歯ブラシを持っています。青い歯ブラシ。横には指をかける穴があいていますので、そこに指をかけて歯ブラシを外すことができます。スポンジで作られた歯ブラシになっていますので、柔らかくてお子さんにも扱いやすいように思います。また、歯ブラシは紐で絵本とつながっていますので、失くす心配がなく安心ですね!
また、口をひらくと穴が開いているので、口の奥まで磨くことができます。

・動物ごとにリアルな口・汚れ具合に、つい磨きたくなる…かも!?
ねこやうさぎ、ワニやくまがご飯を食べ終わりました。ごちそうさまをしていますが、しかけで開く口を開けてみると、食べたもののカスがびっしり!ねこの歯の間には魚の骨まで刺さっていて、口の中の汚れの多さにはじめはビックリするかもしれません。(笑)
また、うさぎは前歯が出ていたり、ワニの口は縦長に開いて鋭い歯になっていたりと、動物の口の特徴が可愛らしく表現されています。
・かわいい動物たち。楽しくポップなイラスト!
虫歯や口の汚れが気になりますが、イラストはとってもポップで可愛らしいです。動物たちの色、その動物たちが引き立つような背景の色があてられていて、虫歯や歯磨きのお話ですが楽しく読み進めることができます。
ご飯を食べ終わった後の動物たちの口のまわりが汚れている姿も、自分の子どもと重なって見えてちょっとクスッとしてしまいます。

・ページをめくってシャカシャカ!親子でいっしょに歯磨きの練習を楽しめるので、歯ブラシが苦手な子も、磨くことに興味が湧いてきそうです。
歯ブラシが苦手な子、きっといますよね。我が子もそうでした。いま思えば、歯ブラシの感触とか、磨かれる感覚とか、はたまた口の中を触られるのがいやだったのかもしれません。3歳のイヤイヤ期が過ぎるまで、とにかく歯磨きを嫌がっていました。歯磨きの縫いぐるみで一緒に遊ぶときもあるのですが、実際に自分の歯を磨くとなると話は別。毎日、お互いにツライ時間だったと思います。そんな我が子も今は小学生になり、毎食後磨くようになりました。歯磨きの大切さをだんだん理解できるようになったようです。
この絵本では、動物たちの食後の汚れてしまった口の中を付属の歯ブラシで磨き、次のページに進むとその動物の歯がピッカピカになっています。くまさんは虫歯になってしまって歯がかなり減ってしまっているところもありますが、歯医者に行って治療しました。
この絵本のお話と歯磨きをする遊びを通して、歯磨きの大切さを少しづつ感じ、歯磨きが習慣化されるといいなと感じました。裏表紙にも書かれていますが、歯磨きすると気持ちいいね、すっきりするね、と話しながら、親子で楽しい歯磨きにつながるように思いました。
- 作品名:はみがき おねがい!
- 著者名:作・わだことみ 絵・市原 淳
- 出版社:岩崎書店