まいごのたまご

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

恐竜好きな子にピッタリ!たまごが家族を一生懸命探します!いろんな恐竜が出てきて、なんの恐竜かな、と想像していくのがとっても楽しい!そして、家族に出会え、ほっとあたたかい気持ちになります。

☆3つのおすすめポイント

  1. たまごがころころと転がり、家族とはぐれてしまいます。心細いたまごですが、いろんな恐竜たちに声をかけ、家族を探し出します。いろんな恐竜の登場や、なんの恐竜か想像してくのが楽しいストーリー!
  2. 家族に出会え、ほっとするたまごと家族。あたたかく優しい絵柄から、楽しさやぬくもりを感じます。
  3. 恐竜が好きな子や、そうでない子にもとっても楽しいお話です!なんとなく、自分が迷子になったような気持ちで共感が生まれ、家族に出会えるまでドキドキ…。一緒に心配したり、家族と出会えてほっとしたり、そんな気持ちを絵本のストーリーから感じられます。

☆際立った特徴

いろんな恐竜が出てきて、だれのたまごか探す過程で登場してくる恐竜の特徴も知ることができるので、はじめての恐竜の絵本にもおすすめです。

絵の色使いも素敵で、たまごの中身が見えるシーンも幻想的に感じますよ。

絵本の大きさはたて27.5㎝×横24㎝で大きめの絵本に、恐竜たちの面白さや迫力がぎっしり描かれていて、見ごたえがあります。

まいごのたまご表紙

☆あらすじと書店員の感想

●たまごがころころと転がり、家族とはぐれてしまいます。心細いたまごですが、いろんな恐竜たちに声をかけ、家族を探し出します。いろんな恐竜の登場や、なんの恐竜か想像してくのが楽しいストーリー!

白色に、水色の斑点模様のたまご。色合いは可愛らしく感じます。

お山の上にちょこんと置かれていて、家族はどこかへ出かけているのでしょうか、風に吹かれてお山からころころと転がってしまい、家族とはぐれてしまいます。

山を転がり、岩にぶつかりぽーんとはねてしまい… たまごが割れてしまわないかとっても心配になりました。(笑)

たまごは地面に落ち、たまごの目線からいろんな恐竜の足が見えているように描かれています。最初の恐竜たちが出てくるシーンでは、3頭の恐竜の足が見えます。恐竜が現れ、見開き2ページ分にドーンと恐竜が描かれていて、横向きの恐竜とどんなかたち・特徴なのかたまごと話していることで、その恐竜のかたちや特徴について易しく知ることができます。

大きい恐竜たちの迫力がまたたまりません!ステゴサウルス、ブラキオサウルス、トリケラトプス、コリトサウルス、ティラノサウルスが登場し、最後にたまごの家族のプテラノドンが出てきて全部で恐竜は6頭登場してきます。それぞれ特徴が違って、読んでいて楽しいですね。

いろんな恐竜の特徴を聞くけれど、どの恐竜も違うぼくとは違う… 寒くて心細くて、凍えてしまう… そう思ったとき、たまごに素敵な奇跡が起きます。太陽がどんどん沈んでたまごの高さに光がさしたとき、たまごの中身が見えました。

これまで恐竜たちとたまごが話しているシーンを見てみると、背景に描かれている太陽が少しずつ動いているようすも描かれていて、そして沈んで夕日になる…、そんな時間の流れも感じられるように思いました。何度読み返しても楽しめそうです。

たまごの中の赤ちゃんの気持ちが奇跡を起こさせたのかもしれませんね。恐竜たちも見てくれて、どの恐竜か分かりました!そして家族のもとへ連れて行ってくれる恐竜たち。優しくて頼りになる恐竜たちのようすを見て、子どもたちはもっと恐竜が好きになるかもしれない、と思いました。

●家族に出会えて、ほっとするたまごと家族。あたたかく優しい絵柄から、楽しさやぬくもりを感じます。

優しい恐竜たちのおかげで家族のもとに戻れたたまご。家族もとっても喜んでいますし、たまごも一安心して、次の日の朝にたまごの殻を破り、生まれました。

恐竜たちの優しさや、家族のあたたかさに触れ、ホッとします。

恐竜たちの体の色も、深緑色や濃いオレンジに薄めのオレンジ色、黄緑色もいて、かわいい雰囲気に感じます。恐竜たちの横顔が優しくも頼もしい描写に思いました。

恐竜たちを取り囲む草花も緑色に白い花でシンプルでもありますが、岩が焦げ茶色であったり、深緑色や紺色だったりして、その場面ごとに変化していますが、恐竜とたまごをより引き立たせているようにも感じました。

オレンジ色のとかげやピンク色の蝶たちも、場面に花を添えているようです。

絵の具で描かれているのか、絵は表面にムラがあり、恐竜たちや背景などイラストに奥行きや深み、温かみを感じさせるようです。

太陽の動きや高さに合わせて地面の色も、薄い紫色からピンク色、黄色、オレンジ、赤色へと変化しているので絵の雰囲気がそれぞれでガラリと変わっているようですが、登場している恐竜にピッタリマッチしているようにも思いました。

そして、恐竜たちが並んで一緒にたまごを山へ運んでいるシーンもみんな優しい顔をしています。大きな恐竜たちが、力を合わせて助けてくれるシーンで、もうすぐ家族に会えるんだ、と思うと嬉しい気持ちが湧いてくるようです。

また、表紙と裏表紙の内側にはお話に出てきていない恐竜や古代の生き物も描かれていて、このページを見るだけでも「なんの生き物かな」等、楽しめそうです。

まいごのたまご 裏表紙

●恐竜が好きな子や、そうでない子にもとっても楽しいお話です!なんとなく、自分が迷子になったような気持ちで共感が生まれ、家族に出会えるまでドキドキ…。一緒に心配したり、家族と出会えてほっとしたり、そんな気持ちを絵本のストーリーから感じられます。

家族のもとからはぐれてしまったたまご。いろんな恐竜に聞いてもだれのたまごかなかなかわかりませんでした。そしてだんだん寂しく、寒くもなってきます…。

お父さん、お母さんのもとからはぐれて迷子になってしまった感覚が、読んでいる子どもたちにも広がるように思います。

小学2年生の長男がこの絵本を読んでいたのですが、いろんな恐竜に聞いてもなかなか見つからない、そんなページがしばらく続くので、心配そうな表情をしながら読んでいるようでした。そしてどの恐竜かわかったときにはホッとし、恐竜が好きな長男なので「この絵本、面白かったよ」と言っていました。

長男も小さい頃ですが迷子経験があるので、ちょっぴり思い出しているかも…。

大好きなお父さん、お母さんとはぐれてしまったら、やっぱり不安ですよね。そんなドキドキ心配な気持ち、たまごの中が見えてなんの恐竜か分かる瞬間、そして家族に会えた嬉しい気持ち…、いろんな気持ちが楽しめるワクワクドキドキが詰まった絵本のように思いました。

ストーリー展開や絵が楽しく、魅力が溢れていますので、恐竜が好きな子もそうでない子も、みんな楽しめる絵本に感じます。

この絵本を訳された聞かせ屋。けいたろうさんの読み聞かせ動画や、このお話の遊び歌動画もありますので、動画を通して絵本もより楽しめるように思いました。

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。