パンどろぼうvsにせパンどろぼう

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

パンどろぼうの新作パンを盗んだのは…⁉にせパンどろぼうを捕まえろ!面白いストーリー本を探している子にピッタリ!

☆際立った特徴

  • 「パンどろぼう」の続編。
  • 元泥棒だったパンどろぼうが作ったパンが、泥棒にあう!!
  • パンどろぼうの”パン愛”に注目。
  • コミカルでユーモアあふれるストーリー。
  • 自分の過ちを振り返り、リスの罪を良い方向へ正す温かさ。”真のパン愛”とは何か。人情物語。
  • 表情の変化・豊かさが、物語をさらに面白く盛り上げる!

☆読み聞かせのポイント

  • 「パンは盗むより、自分で作ったほうが、ずっと美味しくて楽しいんだよ」 →悪いことをして得た物じゃなくて、リスさんが自分で作ったから、家族のみんなが喜んで、美味しさも倍増して、毎年の楽しみになったんだね。
  • パンどろぼうの変身する時の「ジャーン!』や、頭を「ガブッ」とかじられる時の読み方の声色を工夫するとさらに面白い。
パンどろぼうvsにせパンどろぼう 表紙

☆ここを深読みするとさらに面白い

  1. パンを愛するパンどろぼうの、ぶどうパンを盗んだ者を捕まえようとする執念。
  2. 自分が泥棒だったからこそ、伝えたかった事。
  3. 大好きな物を二人で一緒に作る楽しさや、喜び。パン仲間が出来、パンどろぼうにとっても毎年の楽しみになった。

☆あらすじと書店員の感想

・パンを愛するパンどろぼうの、ぶどうパンを盗んだ者を捕まえようとする執念。

パンを愛するパンどろぼうは、美味しいパンを沢山の人に味わってほしい、楽しんで欲しいと思っています。新作のぶどうパンもとっても美味しく焼き上がり、手に取ってくれたみんなが、きっと喜んでくれると楽しみにしていました。しかし誰かに盗まれてしまいビックリ仰天!&とってもガッカリ。

そこでどうにか捕まえてやろうと考えます。いつもお店では食パンをかぶっているパンどろぼうが、この時はぶどうパンをかぶり、待ち構えるのです。

執念を感じる場面です。「絶対にどうにかつかまえてやろう!」そんな意気込みを感じます。

しかし、ぶどうパンを盗みに来た誰かに、パンと間違われてガブリと頭をかじられそてしまい・・・ショックと痛さで、顔面蒼白のパンどろぼうです。

パンどろぼうvsにせパンどろぼう 裏表紙

自分が泥棒だったからこそ、伝えたかった事。

ぶどうパンをかぶった”パンどろぼう”と、ロールパンをかぶった”にせパンどろぼう”の一騎打ち。お互いに被り物をカッコよくと、脱ぎ捨てます。ジャーン!!と現れたのはロールパンを着ていたリス君と、ぶどうパンを着ていた元祖パンどろぼうのねずみ君した。

おそらくねずみ君のジャーン!!!の気迫に負けたリス君。すぐに観念し、パンどろぼうに訳を語り始めます。

冬を越す為に、備蓄用の食べ物を探していたら、つい美味しそうなパンを見つけて採ってしまったとの事。

以前、パンが大好きすぎて”パンどろぼう”として世界中のパンを盗んでいたねずみ君には、気持ちがよく分かります。

リス君の過ちを責めるのではなく、こうしたらもっと自分も幸せになるし、楽しいよ!と熱を込めて伝えます。さすが、経験者は語る!ですね。

その熱がしっかりとリス君に伝わります。パンを作った事のないリス君は、ねずみ君を「アニキ!」と慕い、一生懸命にお手伝いを始めました。

・大好きな物を二人で一緒に作る楽しさや、喜び。パン仲間が出来、パンどろぼうにとっても毎年の楽しみになった。

コツコツ木の実やぶどうを集めるリス君。集まった材料で、ねずみ君と美味しいパンを作ります。出来上がった干しブドウいっぱいのパンを、リス君の家族とパン屋のおじさんに食べてもらいました。その美味しさに大満足なリス君と家族の様子を見て、ねずみ君とパン屋のおじさんはニッコリとほほ笑みます。

「美味しく食べてくれて嬉しいな」と見守っているだけでなく、おそらく、「これでもう、リス君は悪いことはしないね。」と、確信したのかもしれません。

失敗をしてしまった時、道を間違えてしまった時、ねずみ君やパン屋のおじさんのように見守り導いてくれる存在がいるという事は、とっても素敵な事ですね★

その後、リス君の家族は、毎年沢山の木の実をパン屋へ届けてくれるようになり、美味しい木の実やぶどうのパンは、人気メニューになったそうです。味が美味しいだけじゃなく、仲間に会えて嬉しい気持ち、仲間と一緒にパンを作れる喜びが、たっぷり練りこまれています。

より一層、このパン屋さんは人気店になりますね♩

KADOKAWA児童図書チャンネル『パンどろぼう』

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よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭としての感想などご紹介出来たらと思っています。