あかちゃんがよろこぶしかけえほん わん?かお!

あかちゃんがよろこぶしかけえほん わん?かお!表紙

ワンワン!元気なワンちゃんと遊んでね!しかけを動かすと喜こぶよ♩0歳からピッタリ!

☆際立った特徴

  • 1枚1枚が厚みがあり丈夫。8ページ。
  • 5つの動かして遊べるしかけ付き。
  • しかけはみな、違う動き方をする。
  • 表情が変化に合わせて犬の気持ちを想像して遊べる。
  • 手のひらサイズで持ち運びに便利な大きさ。
  • 「あかちゃんがよろこぶうごくえほん」シリーズの1作。シリーズの中で”かお”分野が他に2作。「お?かお!」「わん?かお!」
ほるぷ出版絵本紹介動画

☆読み聞かせのポイント

  • 簡単に動させるしかけになっていて、自分で動かして遊べるから、お子さんのぺーズに合わせて読んであげよう!
  • イヌの表情が変わるのに合わせて、セリフを加えて読んであげるともっと楽しい!

☆あらすじ

表紙:ビーグル犬君のお目めがキョロキョロ!あっちもこっちも、楽しそう♩どっちへ行こうかな。

ハスキー犬君が、君を誘ってるよ。ねぇねぇねぇ!一緒に遊ぼうよ!何して遊ぶ?

なんだか眠たくなってきた・・・と今にも目が閉じそうな、たれ耳犬君。ムニャムニャ・・・おぉ!ビックリした!

フワフワなプードル君。舌をペロペロ♩なでなでして欲しいよ。お願いしまーす♩

夜になったよ。また明日遊ぼうね★お目めが閉じて、おやすみなさーい。

☆書店員の感想

1ページ1ページが厚みがあって、角が無く丸くなっているから、安心して赤ちゃんにも触って遊んでもらえます。

赤ちゃん絵本は、大きすぎず小さすぎず、そして自分で触って遊べる物がいいかなーと大人は考えますよね。赤ちゃんだからどんな物に興味があって、どんな物が好みなのか、まだ分からない方もいらっしゃると思います。

本書の特徴は、まずは弱い力でも動かせる仕掛けが5つある事。そしてに仕掛け部分だけが動くのではなく、連動して他の部分も動くという事です。(表紙を見てください!口を動かしたら目も一緒に左右に動きますよね。)

本の大きさは大人の女性の手のひらサイズで、調度小さな子ども達でも視界に入りやすく、仕掛けも大きいので、自分で動きを認識し「ここが動くんだな」と理解しやすい工夫があります。

赤ちゃんが仰向けで寝転びながら読むのは支えが無いと、重みもあるので難しいのですが、保護者が横でお膝の上で、一緒に読むにはピッタリのサイズだと思いました。

1ページ1ぺージの厚みもあるので、小さなお子さんでも自分でめくりやすいです。

イヌの表情が変わるのに合わせて、セリフを加えて読んであげるともっと楽しい!

私がオススメしたい読み方として、読んであげる保護者が読み進めるテンポを決めるのではなく、お子さんのページをめくるスピードやしかけを動かす様子に合わせた読み方がピッタリだと思いました。

本書のしかけ(ページ)の1つに、眠くなってウトウトした犬が、驚かされて目を急にパッチリ開けて耳もピーンと上がるという物(ページ)があるのですが、お子さんが動かすスピードに合わせて「眠い眠い・・・あー驚いた!びっくり!」と読んでもいいですし、何度も仕掛けを動かす姿があれば、「眠い!ビックリ!眠い・・・ビックリ!」と動きに合わせて連呼しても面白いと思います。

ゆーくりしたり早くしたり、読むスピードや声色を変えても、面白く読んであげることが出来ると思いました。

どちらかというと本書に登場する犬たちは、おっとりした犬が多いように感じました。 

犬の中にはドーベルマンや土佐健のように見た目が怖そうだったりする犬もいると思うのですが、本書で描く犬たちは大型犬も小型犬もどれも可愛らしい雰囲気があります。もしかしたら本書を読む子ども達と同じ位の”子犬”を描いているのかもしれません。

起きている時は、口を開けて「ハッハッハッ」と息をする事が多い犬の、「遊ぼうよ!」「ナデナデしてよー」と甘える姿、目がトローンと落ちてウトウト眠りそうになる姿がどれもキュートです。

あかちゃんがよろこぶしかけえほん わん?かお! 裏表紙
よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。