いろいろ ばあ

ばあっと色たちが登場するよ!色と一緒に遊びましょう♪赤ちゃんや小さなお子さんにピッタリ☆

☆特徴

  • 青色、赤色、黄色の絵の具のチューブから、色が飛び出す!
  • ハッキリした色合いで、赤ちゃんの目にも楽しく映ります。
  • 絵の具に顔がついていて、おばけが飛び出しているみたい!?
  • 色の名前を覚えるきっかけ作りにもおすすめ。

☆読み聞かせのポイント

  • ばあ、と飛び出す色たち。いないいないばあのように楽しめます。
  • 絵の具に顔が描いてあって、さらに飛び出すごとにかたちが変わる不思議!ちょっぴりおばけのようで、ワクワクドキドキします。
  • 2色が混ざるシーンもあって、何色に変わるかな、とクイズ形式でお話を読み進めてみましょう☆
  • 色が飛び出るときの擬音語も、色によってそれぞれ違っています。声色を変えてみたり、お子さんのお気に入りの言葉がみつかるかも?
いろいろ ばあ 表紙

☆書店員の感想

・チューブから飛び出す色たち。顔が描かれてあって、まるで「おばけ」のよう!かわいい色たちに、とってもワクワクします。どんな色が登場するかな?

赤色、青色、黄色の絵の具のチューブから、ちょこんと中の絵の具が出ているところから始まります。ここにも顔が描いてあって、生き物のよう。「いっくよー」の掛け声に合わせてページをめくると、まずは赤色の登場。いろいろ… ばあ、と、絵の具のチューブから大きく赤色の絵の具が飛び出し、まるで赤いおばけ!?のよう。チューブはくしゃっと、中身はたくさん出ていて、なんとなく子どもがイタズラでたくさん絵の具を出しちゃったかのようにも見えます。一度、こんなに思いっきり絵の具を出してみたいかも!?と感じさせてくれます。

赤色の次は青色、黄色と続き、さらにその次は赤色と青色がほっぺたをくっつけ合っているようにくっつき、ばあと出るのを心待ちにしています。ページをめくると、赤色と青色が混ざった紫色が登場!色の変化も楽しめます。

そして、青色+黄色、赤色+黄色、と続きますので、お子さんと「何色に変身するかな」と、考えながら読み進めるのも良いですね。背表紙にヒントもありますよ。

・色に描かれている顔やかたち、擬音語すべてが、色によってそれぞれ違っています。シンプルなお話・イラストに感じられますが、細部までこだわりがつまっているようです。

赤色と青色が混ざってできた紫色など全部で6色登場しますが、色によってそれぞれに描かれている顔が違っています。背表紙にも、登場する色が全色描かれていますが、お話の中で描かれている顔と同じ表情で、やはり色によって違う顔をしています。それぞれの表情から、それぞれ性格が違う、別々の色たちに感じます。人間も「十人十色」と言いますから、色も一緒なのかもしれませんね。(笑)お子さんと、どの色が好きかな、絵本の中以外にも○○ちゃんの好きな色は何かな、どんな顔をしているかなと話が広がります。

そして、絵の具のチューブから飛び出してくるときも、「ぽっ ぽっ」や「ぶにゅ!」など、飛び出す絵の具のかたちに合った擬音語が描かれているので、ちょっと読む声を変えてみたりするのも楽しいように思いました。そして、ページをめくるごとに新たな出会いがあって、つぎつぎ読み進めたくなります。

いろいろ ばあ 裏表紙

・いないいないばあ遊びも楽しい絵本。赤ちゃんや小さいお子さんにもおすすめです。色に興味を持ち始めたお子さんにもぜひ、親子で楽しんでみてください。

絵本のお話は、「あおです」など色の名前を言い、ページをめくるとその色がぱっと大きく登場する、という流れが繰り返して進んでいきます。いろいろ…のつぎに、その色が大きく登場するので、まるで「いないいないばあ」をしているような感覚になります。

背景が白色で、絵の具の色は原色でハッキリとしているので、お子さんの目にも分かりやすくて赤ちゃんなど小さいお子さんからも楽しめるように感じました。

また、1歳9か月の娘が、少し前からよく「あか!」と言うようになって、「これは青だね」など違う色の名前を伝えると、最近は青、黄色、ピンクの色の単語が出てくるようになってきました。そんな「色」に興味を持ち始めたお子さんにもピッタリな絵本です。「あおです」など、色の名前の部分はその色で文字が描かれていますので、一緒に色の名前を覚えやすいように感じました。

色の変化、表情の変化、ことばの響きの変化…いろいろな変化が楽しめます。最後に登場する色は、パッと可愛い「あのかたち」をしていますよ。お子さんの表情もパッと明るくなりそうです!

にむさん
  • にむさん
  • 現在4年生と年長の男の子、1歳の娘の育児に奮闘中です。
    兄が弟に、さらに最近では弟が妹に絵本の読み聞かせをしてくれるようになりました。子どもたちの姿から学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士の資格を持っています。