たんじょうび おめでとう

たんじょうび おめでとう 表紙

3歳のお誕生日プレゼントや、2歳児さんの読み聞かせにもピッタリ!きっとこぐまちゃんみたいにいっぱい出来ることが増えるよ!何気ない日常こそ大切にしたいと強く感じる1冊です。

☆3つのおすすめポイント

  1. 3歳のお誕生日を迎えたこぐまちゃん、楽しい誕生日の1日を描いています。僕、こんなことが出来るんだよ!とこぐまちゃんが嬉しそうに話します。3歳児の自信と誇りを感じます。
  2. 沢山出来ることは増えたけど、まだ出来ないことだってあります。上手くいかなくて悔しい気持ちもあるけれど、その繰り返しで、どんどん成長するんだろうなと感じるます。
  3. お誕生日会のお楽しみ!プレゼントを開く楽しみを読者も味わうことが出来ます。とっても素敵な物がいっぱい詰まった夢のようなプレゼントです。

☆際立った特徴

表情は全く変わらないこぐまちゃんとしろくまちゃんですが、とっても嬉しい気持ち・とても悔しい気持ち・自信いっぱいの気持ちなど、言葉と行動が、ちゃんと二人の気持ちを物語ってます。

何気ない幼児の1日の生活を楽しくユーモラスに描く『こぐまちゃんシリーズ』の中でも、1日1日の小さな成長が 積み重なって、「もう、こんなことが出来るようになったんだね!」と改めて感じる誕生日。何気ない日常こそ大切にしたいと強く感じる1冊です。

たんじょうび おめでとう 裏表紙

☆あらすじと書店員の感想

3歳のお誕生日を迎えたこぐまちゃん、楽しい誕生日の1日を描いています。僕、こんなことが出来るんだよ!とこぐまちゃんが嬉しそうに話します。3歳児の自信と誇りを感じます。

お誕生日を迎えたこぐまちゃん、出来ることがいっぱいあるようです。まず、朝は自分で起きことが出来ます。歯も磨けるし、顔だって洗うことが出来ます。洋服も一人で着替えることが出来ます。「ぼく、何でもできるよ!」とっても素直で自信に満ち溢れている事が伝わってきますね。カッコいいな!一生懸命育ってくれたんだね!と愛おしく感じます。

”誕生日を迎える”って、私も子どもの時は、とっても嬉しくて、なんだかそれだけで大人に一歩近づいた気持ちになったような記憶がありますが、小さな子どもも同じように、「お兄さん・お姉さんになったんだ!」と自分自身の成長がとても嬉しい事なんですね。

そして、大人にしたら、まだまだ子どもだなと思っても、よくよく考えてみたら、1年前に比べたらとっても成長していることに気が付くのも、子どもの誕生日だったりします。特に3歳といえば1年の違いは驚くほど!!ぜひ、お子さんの誕生日には、改めて1年の成長を考えてみてください。

去年は、まだオムツだったのにパンツはいてる!まだ好き嫌いが多くて全然食べてくれなかったのに、食べるようになった!お着替えも歯磨きも嫌いだったのに、出来るようになってるー!!ときっと保護者は驚きます。

誕生日は、子どもだけじゃなく、保護者にとっても嬉しい1日です。驚きと喜びを与えてもらえるんですから。

沢山出来ることは増えたけど、まだ出来ないことだってあります。上手くいかなくて悔しい気持ちもあるけれど、その繰り返しで、どんどん成長するんだろうなと感じるます。

出来ることが増えた分、次に出来るようになりたいことは増えていくものですね。そこで止まらず、前に進む子どものパワーって素晴らしいなと感じます。出来ないこともあきらめ

ずに、トライしていくこぐまちゃんを、これからも応援したい気持ちになります。そして、読者である子ども達にも、自分も出来るようになりたい!やトライする楽しさを伝えてくれると思いました。

お誕生日会のお楽しみ!プレゼントを開く楽しみを読者も味わうことが出来ます。とっても素敵な物がいっぱい詰まった夢のようなプレゼントです。

さあ、お誕生日のお楽しみと言えば、プレゼントですね。お父さんとお母さんがこぐまちゃんに用意してくれたプレゼントの中身は何でしょうか?

私は、このプレゼントを開いたページの描き方がとても好きです。見開きいっぱいに色々なプレゼントが描かれています。乗り物に、ボールに、楽器に、ビー玉に、お絵描き道具に、おばけやくまのぬいぐるみまで・・・まだまだ描かれています。こぐまちゃんのプレゼントの箱に全てが入っていたかもしれないし、もしかしてこの中の1つかもしれません。

読者が決めてあげてもいいし、自分ならこれが欲しいなと自分へのプレゼントを選んでもいいのだと思います。

何て素敵なプレゼントなんだろう♩と、私はついついこのページを開いた時に『プレゼントいっぱいで嬉しいね』と娘に言ってしまいました。すると娘も「いっぱいだね!嬉しいね!」と返事をくれて、さらに嬉しさが込み上げてきた絵本タイムでした。

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。