はたらくくるまのずかん

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

乗り物好きにピッタリ!働く車の面白さをいっぱい教えてくれる絵本★知りたかった「はたらくくるま」のあれこれも載っています!

☆3つのおすすめポイント

  1. 消防車って1種類だけじゃないですよ!数多くの種類があるんです。消防車・救急車・パトカー・バスからトラック・工事現場の車まで65種類紹介してます!
  2. 大人もビックリ!働く車の秘密が満載です。救急車の中ってどうなってる?大型クレーンはどの位の重い物を持ち上げられる??
  3. 「働く車と一緒に仕事をするには」と、子どもの憧れを現実として知ることが出来ます。どんどん夢を広げてください‼大人も知らなかったことばかり。

☆あらすじ

●消防車・・・火事を消したり人を助け出す自動車です。使い方や消防署によって一つ一つ違う形をしています。消防隊員・消防団の衣装や、現場に行く時の装備も紹介しています。レスキュー車・ポンプ車・はしご車など9種類の消防車。

●救急車・・・ケガをした人や病気の人を病院へ運ぶ間に、命を預かる自動車です。一般的に見るのが高規格救急車。その他にもスーパーアンビュランス・ドクターカーなど5種類を紹介。救急隊員の服装や救急車の中も事細かく描いています。私達がいざという時に困っている誰かを助けてあげられるAEDについても紹介しています。

●警察の自動車・・・町の中や道路をパトロールしたり、事件や事故で困っている人を助けにいく自動車。みんなが安心して暮らせるように町を見回りする「けいらパトロールカー」のけいらとは、「みまわる」という意味。その他しろバイ・レスキュー車・ミニパトなど8種類。警察官・白バイ隊員・機動隊などの事も紹介しています。

●工事現場の自動車・・・土や岩を掘ったり、地面を平らにしたり、重い物を運ぶ自動車。油圧ショベルは重い石や大きな岩を掘り出し、ブルドーザーは地面を平らにします。高い所に重たいものを上げるのはクレーン車・重い物を運ぶのはダンプトラック。それぞれの役に合わせて仕事をする7種類を紹介。本書に出てくるクレーン車は75トンまで吊り下げられます。(なんと、大きなオスのゾウが10頭分くらい!!)

●移動して働く車・・・移動図書館車・移動診療車・移動販売車など、お店や病院・動物等を乗せて、人がいる所までやってくる自動車です。病院が近くにない所や、お祭りやコンサートなど、一時的に沢山の人が集まる場所にやってくる自動車6種類を紹介。

●生活の自動車と手紙や荷物を運ぶ自動車・・・私達の生活を支えるもっとも身近な働く自動車です。清掃車・郵便車・宅配車など10種類。もしかしたら毎日すれ違っているかもしれませんね。とてもお世話になっている自動車ばかりです。

●トラック・・・沢山の食べ物やガソリンなど荷物を乗せて運ぶ自動車です。自動販売機にジュースなどを運ぶボトルカー・コンクリートを運ぶのはミキサー車は「ドラム」の中に固まる前のどろどろのコンクリートを入れて運びます。※大きなトラックの運転席から周りの人が見えにくいので、トラックから離れた所を歩きましょうと注意書きもありますよ。

●お客さんを乗せて運ぶ自動車・・・路線バス・幼稚園バス・レトロバスなど7種類を紹介しています。学校や会社へ行く人・旅行へ行く人を乗せる自動車です。

●色々なエネルギーで走る自動車や働く車と一緒に仕事するにはどうしたらいいか、近未来のAI自動車についても図解しています。

はたらくくるまのずかん 表紙

☆際立った特徴

17cm×17cmの大人の手のひらサイズの絵本の中に65種類の働く車が細かく描かれています。そして、小さな絵本だからとあなどるなかれ。大人もビックリするくらいの情報量です!開いた瞬間、絵のクオリティーの高さと、情報の多さに圧倒されます。

写真のように忠実に描かれた絵だからこそ、小さな子どもでも写真以上に細かな物の配置や形などが分かりやすいように思います。

そして、沢山の自動車を見た後には、「車と一緒に働くには?」と、『将来消防士さんになりたい!』『大きなトラックに乗ってみたい‼』と夢をみている子どもの心をくすぐるようなページもあります。夢がより現実に近づくような・・・★

☆書店員の感想

働く車の絵本と言えば写真の図鑑が多いと思いますが、本書は全て絵で描かれています。細かい部分まで丁寧に描かれていて、見ごたえがありました。そして、乗り物好きの子や、将来消防士や救急隊員・トラックの運転手・工事現場で働きたいなど、夢を持っている子にとってもオススメしたい絵本です。例えば救急車は救急車でも5種類もあり、設備も様々です。しかもその仕事に着くにはどうしたらいいかも紹介しています。夢が急に現実的に感じてくるのではないでしょうか。

そして、AEDについてや、トラックの側は行かないなど、子ども達に知っていて欲しい事も書かれている所が、私はとても嬉しかったです。

この二点については、目にする機会があれば教えてあげれない、だけど実際には教える機会が見つからない点だと思います。AEDは絵は無いけど話すきっかけになります。

トラックの側に行ったら危ないというのは、トラックの構造を少し理解するからこそ、子ども達に伝わります。本書で触れてくれている事は、いち母親として私は嬉しく思います。

そして、今後の自動車はどう発展していくのか。近い将来AI自動車が普及していくのか。

地球にやさしく、人にやさしい自動車に私も乗ってみたいと感じました。

はたらくくるまのずかん 裏表紙
よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。