わにわにのおふろ

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

強面だけど可愛くて目が離せない、ワニのわにわに。お風呂に入るのが苦手な子にオススメ!楽しいわにわにのお風呂タイムをのぞいてみよう!

☆3つのおすすめポイント

とても迫力のある風貌で、こんなワニが目の前にいたら・・・と、ドキッ!と怖さを感じる程。強面なのにかわいい、それでいて不気味。見れば見るほど、わにわにの魅力に惹かれます★

わにわにはお風呂が大好き!自分でお湯を入れる所から、体を洗ってお風呂で遊んで、体を拭いて上がるまでの一連の動きをリアルに描いています。

わにわにの動き方や、それを表現している擬態語・擬声語が独特で面白い。人間と同じようにお風呂に入るけど、人間とは違うからこその、言葉選び!

☆際立った特徴

わにわには、リアルなワニで描かれています。4足歩行で移動し、口は大きく歯は尖っていて、体もごつごつとしています。目もギロッとしていて、獲物を探す肉食動物そのもの!という雰囲気があります。とても迫力のある風貌で、こんなワニが目の前にいたら・・・と、ドキッ!と怖さを感じる程です。

しかし、なんと人間と同じような家に住んでいます。お風呂に入ったりジュースをコップに入れて飲んだりもします。おもちゃで遊んだり、歌って笑ったりもします。

怖いような、可愛いような、親近感も沸くような、そんな不思議な感覚を味わうことができます。そして、次第にわにわにが人間の子どものようにも見えてきます。

わにわにの動き方や、それを表現している擬態語・擬声語が独特で面白い。強面なのにかわいい、それでいて不気味。見れば見るほど、わにわにの魅力に惹かれます★

わにわにのおふろ 表紙

☆あらすじ

わにわにはお風呂が大好き!

ほら、わにわにがお風呂に入って来ましたよ。

蛇口を、”きゅるり きゅるり”とひねって、浴槽にお湯を出します。

ジャバ ジャバ ジャバ。だんだん溜まってきましたよ。

溜まった浴槽にお気に入りのおもちゃを浮かべます。

よしよし、イイ感じ

そして、お風呂に”ズルズルズリ・・・”とよじ登って、一気に入ります!

ザブーン!!

そして、おもちゃで遊びます。1番大好きなのはロボット。あとは水鉄砲とあひるのおもちゃです。

わにわには浴槽から出て体を洗います。そして石鹸を泡立てて、沢山の泡を飛ばします。

シャワーのノズルはマイク替わり。歌も歌います。うりうり♩オーイェイ♩

最後はもう一度お湯につかって、じーっと体を温めます。

わにわにがお風呂から上がると、敷いてあったバスタオルの上にゴローン。

そして体をぐにぐにと動かしながら体をタオルで拭きます。

体が拭けたら、湯上りジュースを、ストローでちゅーっ!

わにわには、お風呂が大好きです。

わにわにのおふろ 裏表紙

☆書店員の感想

とても迫力のある風貌で、こんなワニが目の前にいたら・・・と、ドキッ!と怖さを感じる程。強面なのにかわいい、それでいて不気味。見れば見るほど、わにわにの魅力に惹かれます★

私が、本書を初めて手に取った時、なんて迫力のあるワニだろうと思いました。深緑色の皮膚がごつごつした体。大きな口と沢山生えそろった歯。目は本物と同じように黄色くて横に長く、黒目が白目に比べて小さくて細い。

なんて怖そうなんだろうと思った半面、なんでお風呂に入っていて頭にタオルを乗せているの??しかものびそうな位ゆっくりい浸かっているような・・・気持ちがいいのかな??という不思議さと疑問が浮かんだ第一印象でした。

物語が始まると更にワニらしさが描かれています。リアルに描かれたワニが四つ足で、ズリ!ズリ!と這うようにお風呂に入って来ました。なんだか不気味!と感じさせます。

しかし、そのページに書かれた言葉は「わにわにはおふろがだいすきです。」です。その風貌からは想像できなかった「わにわに」という可愛らしい名前とお風呂好きという事に、驚きました。

大好きなお風呂に、自分でお湯を溜めます。ワニワニからしたら小さな蛇口です。ごつごつした手で”きゅるり きゅるり”と蛇口をひねって、お湯がたまるのをじっと見つめて待つ姿に、私は、「わにわにってかわいいな」と次第に親近感を覚え、愛しさまで感じてきました。

わにわにはお風呂が大好き!自分でお湯を入れる所から、体を洗ってお風呂で遊んで、体を拭いて上がるまでの一連の動きをリアルに描いています。

大好きなおもちゃをお風呂に浮かべてから、ザブーン!!と大きな水しぶきをあげて、勢いよくお風呂に入るわにわに。水鉄砲で遊んだり、泡をいっぱい作ってシャボン玉にしたりとお風呂タイムを楽しみます。洗面器をハットのように頭にかぶり、シャワーノズルのマイクを持ったらカラオケタイムの始まりです。ニコニコニコと笑顔で楽しむ姿に、読者は癒され、どんどん可愛らしく見えてくることでしょう。

しかし、最後にお湯につかって体を温める様子は、またもや野生のワニを思わせるようなリアリティーがあります。アマゾンの川にいるワニを思い出してください、目だけを出して体を水中に隠している様子に似ています。

でも、この時わにわには、体を温めているのです。「じっくり肩まで」浸かっているだけなのです。

わにわにの動き方や、それを表現している擬態語・擬声語独特で面白い。ピッタリな言葉選びであり、さらに面白さを感じさせます。

なんといっても、体の動きやわにわにの話す言葉の表現が独特だと思いました。わにわにがお風呂から上がる時、敷いてあったバスタオルに体をこすりつけて、水気を拭いていくのですが、その時の様子を表している言葉が「ぐにっ ぐにっ ぐなっ ぐなっ」です。体を左右に、頭・上半身・下半身をくねらせている様子を表現しています。なかなか聞いたことのない言葉ではないでしょうか?

他にも、お風呂によじ登る様子を「ずる ずり ずる ずり」と表現している場面もあります。とてもワニらしくて、その時の音にピッタリだと思いました。

強面なのに可愛らしさもあり、不気味なのに親近感がわくような、わにわにの魅力がたっぷりと詰まった1冊でした。

本書を読んだ後は、お風呂好きのわにわにのように、上手に体を洗ったり、ゆっくり体を温める入り方が出来るようになるかもしれません。

お風呂がちょっぴり苦手な子も、「なんだかお風呂って楽しい場所なのかも?」「怖い場所じゃないかも」と、興味が出たり、勇気が出るきっかけになるかもしれないと思いました。

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。