ブルブルブルドーザー

5つの動くしかけ★赤ちゃんが自分で遊べる絵本!プレゼントにピッタリ!

☆際立った特徴

  • 8ページの中に、動くしかけが5個!
  • 全てが違う動き方。
  • だんだんしかけを動かすうちに細かい指の動きが上手くなる。
  • 工事現場で働く様々な働く車を動かして遊べる。

☆読み聞かせのポイント

  • お子さんに絵本を持ってもらい、動かすのもお子さんにおまかせしましょう!ペースを合わせて読んであげると良いと思います。
  • お子さんが気が済むまで、どんどんしかけを動かして遊んでもらいましょう!
  • 「どんな物を造るんだろうね?」ピントは最終ページに描かれているのですが、ぜひお子さんと想像を楽しんでみましょう!
ブルブルブルドーザー 表紙

☆あらすじ

素敵な3階建てのマンションの横の敷地に、黄色いブルドーザーが入って来ました。

ここで道路工事が始まるようですよ。

ブルドーザーが一気に重たい土をガガガッ!と運んでいきます。

メガネをかけた誘導員の指示に従って、運転手は働く車たちを操縦します。

安全確認も立派な仕事!

次はオレンジ色のショベルカー。ショベルカーの先端についているアームを動かして、土を掘り起こし、すくい上げますよ。

後ろからダンプカーも登場しました。

ショベルカーがすくった土をダンプカーに積み、バトンタッチ!

ダンプカーは決まった場所まで土を運ぶと、

ピーピー!と誘導員の笛に合わせて、土を下ろします。

運ぶ時に少しこぼれてしまった土は、ねこ車(リアカー)で作業員がせっせと運びます。

ピンク色のコンクリートミキサー車も登場!コンクリートをグルグル回しながら運んできました。

「さあ!コンクリートをこねるぞ!」とホースの水とスコップを持った作業員たち!

気合十分です。

現場に最後に登場したのは、クレーン車。グイーンと大きな音を鳴らしながら、重たい鉄骨を持ち上げます。

完成図を見ながら、鉄骨を配置!これから何がこの場所に立つのでしょうね★

ブルブルブルドーザー 表紙

☆書店員の感想

工事現場に登場する働く車は5種類!きっと見た事も名前を聞いたこともある乗り物たち。さあ、どんな風に動いてどんな仕事をする車なのか知ってる?

”働く車”と聞けば、まず頭に浮かぶ名前は「ブルドーザー」「ショベルカー」「ダンプカー」「クレーン車」「ミキサー車」などなど・・・でしょうか。この5種の働く車が本書の中に登場し、全て【動かす事の出来るしかけ】になっています。なんと嬉しい!!

それでは、これらの車達はどんな仕事をする車なのか知っていますか?

土を掘ったり、重い物を運んだり、平らな土地を作る為に、削る仕事をする車もありますよ。工事現場できっと1度は見たことのある働く車たち。

本書では全ての車を動かすことが出来るので、「どんな仕事をするのかな?」「どんな動き方をする車なのかな?」と、興味がもともとある子も、乗り物には興味が無いという子でもきっと楽しむ事が出来ると思いました。

興味が出たら外へ出て、実際に工事現場をそっと見てみるのも面白いですね!本書のしかけ通りに動いているでしょうか?色や形はどうでしょう?

どんな乗り物でも少しずつ進化しています。きっと全く同じだ!と感動する事もあれば、車たちの旧型・新型の違いを発見してみたり、もしかしたら見たことも無い働く車に遭遇するかもしれません!そんな楽しみ方がどんどん膨らむ絵本だと思いました。

ブルブルブルドーザー 裏表紙

しかけの形・動き・動かし方は全て違っています。手先の細かい作業が苦手な小さな子でも、少し手を支えると出来るし、少しずつ一人でも動かせるようになります。小さな子の手先を使った遊びの1つにピッタリだと思いました。

本書は「赤ちゃんが喜ぶうごくえほん」と題名がついています。私も実際触ってみて、本書は0歳から遊べる絵本だと感じました。最初はきっと一人では難しい動き(しかけの動かし方)があるかもしれません。しかし、手を添えてあげれば動かすことが出来るし、「自分で動かせた!」という喜びを0歳の子ども達はきっと感じることが出来ると思いました。

そして、次にその子が感じることは、「自分でやってみたい!!」だと思います。そうなったらきっと夢中でしかけを動かして遊び始めますね。

そうするとどんな事が予想されるか・・・少しずつ少しずつ、動かせるようになります。上手に動かせ、思ったようにスムーズに動かせるようになると、さらに子ども達は喜びを感じるでしょうね。大人の見方をして考えると、良い指先の運動になるという事です。

親としても嬉しい成長を感じられるかもしれませんね。

個人的に、私は本書シリーズは【楽しく指先の運動機能が成長できる絵本】だと言ってもいいのでは?と思ってしまいます★

工事現場では、様々な仕事が行われるのですが全てが大きな乗り物!そして人力では到底できない仕事もスイスイ!とこなして見える所が、働く車のカッコいいですね!本書では澄みきった青空の下で、人々が楽しそうに働いています。そんな人々や車の仕事をする姿を見ているだけで、「何を造っているのかな?」「どんな楽しい物が出来るんだろう?」と想像で心がウキウキしてしまいます♬

作品名:ブルブルブルドーザー
著者名:ひらぎみつえ (ホームページ)
出版社:ほるぷ出版

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よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。