語りかけ絵本 どんぐり

語りかけ絵本 どんぐり 表紙

赤ちゃんに読んであげる最初の1冊にピッタリ!語りかけのヒントも載っています。親子で一緒に楽しい時間を過ごしましょう!

☆3つのおすすめポイント

  1. 沢山のどんぐりが登場します。「ストン!」「コロン」と楽しい音を聞いたり、声に出して楽しむことが出来ます。
  2. サワサワサワ・・・と大きな木が風に揺れるような音が聞こえたと思ったら、沢山のどんぐりが上から落ちてきます。山盛りになったどんぐり、君はどれが好き?!
  3. 赤ちゃんに語りかけって大切だって言うけど、語りかけって何でしょう?どうしたらいいのかな?読むだけで、語りかけになる絵本です。プラス語りかけのヒントが載っています。

☆際立った特徴

絵本を読むだけで、子どもに語りかけるような文章になっています。「何だろうね?」「どれが好き?」と聞かれたら赤ちゃんもきっと答えたい気持ちになります。本書の中に描かれたどんぐりは、実物大よりやや大きめです。白い背景の中にどんぐりだけが描かれています。どんぐり1つ1つが貼り絵になっていて、本物がコロンと転がっているようで、なんだか触ってみたくなる立体感があります。

保護者の『語りかけってどうすればいい??』の悩みを解決してくれる絵本です。

参考文献)

・EhonNavi「赤ちゃんと心が触れ合う絵本 『語りかけ絵本 どんぐり』こがようこさんインタビュー

☆あらすじと書店員の感想

沢山のどんぐりが登場します。「ストン!」「コロン」と楽しい音を聞いたり、声に出して楽しむことが出来ます。

どんぐりが落ちたり、跳ねたり転がる音が、とてもリズミカルに感じてきます。不思議ですね。「どんぐりがコロコロコロ」と聞くと、どこに行くのかなー?どんぐりがどこかへ行こうとしているのかな?なんて想像して、その姿が可愛く思えてきて、だんだん楽しい気持ちになってきます。子どもって擬音語や擬態語が大好きですよね。コロコロとかカラカラ、ポン!と様々な楽しい言葉たちが詰まった本書は、小さな赤ちゃんも、声に出して真似しようと反応したり、体を動かして喜んでくれるかもしれません。

サワサワサワ・・・と大きな木が風に揺れるような音が聞こえたと思ったら、沢山のどんぐりが上から落ちてきます。山盛りになったどんぐり、君はどれが好き?!

始めは1つか2つがポンッポンッ!と飛んだり跳ねたりと登場していたのですが、急に沢山のどんぐりが上から落ちてきます。ゴロゴロゴロと山になったどんぐりって今にも崩れそう。だけど崩れない不思議などんぐりの山です。つっついたら崩れそうですよ。気を付けて!笑

まだ若い青いどんぐりもあれば、こげ茶色もあります。大きいのも小さいのも、帽子をかぶったどんぐりもあります。あなたはどれが好きかな?ぜひ、お子さんと好きなどんぐりを探してみてくださいね。

語りかけ絵本 どんぐり 裏表紙

赤ちゃんに語りかけって大切だって言うけど、語りかけって何でしょう?どうしたらいいのかな?読むだけで、語りかけになる絵本です。プラス語りかけのヒントが載っています。

【語りかけとは、声(ことばかけ)だけが作るものではありません。目を見てニッコリほほ笑んだり、うなずいたり。赤ちゃんとの心の触れ合いそのものが語りかけなのです。絵本はその為のツールです。赤ちゃんが生まれて、一緒に絵本を楽しみたいというママパパの気持ちこそ、語りかけの第一歩です。】

本書のカバーに作者こがようこさんの言葉が書かれていました。私も3人の子育てをしながら感じた事であり、その通りだなと思いました。赤ちゃん時期って、正直絵本を読んでいてもすぐに目線が違うところに行ったり、思うように読ませてくれなかったり、読んでいる途中でどこかへ行ったりということが、多々ありました。

でも、子どもと目があったらほほ笑んで、何か「あー」「うー」と話してくれたらうなずいたり言葉を返して、それだけで本人は満足げな顔をしてくれました。

絵本を読み聞かせる事だけが語りかけではなく、心の触れ合いの1つの手段・遊びだと思うと、ママもパパも穏やかな気持ちで、様々な【語りかけ】ができるのではないでしょうか。

本書には、その他にも語りかけのヒントが載っています。「コロン!ストン!などは、声で遊んじゃおう!」や「どんぐりになりきって、触れ合い遊びを楽しもう!」や「どんぐりの絵を指したり、つまんだりしてフリを楽しもう!」です。

ぜひ、本書をヒントに、もっと楽しく、親子時間を素敵なものにしていきましょう♩

・YouTube 著者こがようこさんの読み聞かせ 「自由に楽しんで読んでくださいね!」ご本人からのメッセージ

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。