INSECT LANDホタルのアダムとほしぞらパーティー

INSECT LANDホタルのアダムとほしぞらパーティー 表紙

昆虫好きにぴったり!自然の大切さを感じてほしい時に!

☆3つのおすすめポイント

  1. 生き物・自然の大切さを感じることが出来ます。
  2. ホタルの光の美しさ。
  3. コンプレックスは少しのきっかけで大好きに変わるんだと、教えてくれる絵本です。

☆書店員のレビュー

「へーホタルの絵本かぁ。可愛いホタルだなぁ」とよく見ると、香川照之さんの名前が!

まず、そこでビックリ! 絵本の文も書いてるんだね。どんなもんかな、読んでみるかな。と軽い気持ちで手に取ってみました。

驚きました。ほたるの光の美しさにうっとりと見入ってしまいました。

私はホタルの大群が見られるホタルスポットまで、見に行ったことがあります。

山の奥地で、周りが暗くなり、星が輝く時間帯にホタルの大群がブワッと光り出しました。黄色いような白っぽいような、黄緑色のような…その光が、本書のホタルの光にとてもよく似ていて、驚きました。

主人公のホタルは、ドキドキするとお腹が光ってしまいます。自分のそんなお腹がなかなか好きになれません。しかし、そのコンプレックスが、あることをきっかけに「素晴らしい個性」であり、大好きな部分へと心が変化します。

誰もが持っているコンプレックス。

私も、我が子も、主人公のようにコンプレックスを、逆に大好きな自分だけの個性なんだと感じることが出来たらいいなぁと、思いました。

最後に、登場人物達である昆虫の個性(生態)も紹介されています。虫が苦手な私も、楽しく読むことが出来ました。

昆虫好きで有名な俳優の”香川照之さん”らしい、”昆虫愛”がいっぱい詰まった作品だと感じました。

  • 作品名:INSECT LANDホタルのアダムとほしぞらパーティー
  • 著者名:作 香川照之 絵 ロマントマ
  • 出版社:講談社
INSECT LANDホタルのアダムとほしぞらパーティー 裏表紙
よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。