INSECT LANDホタルのアダムとほしぞらパーティー
2020年7月22日
2020年10月5日
昆虫好きにぴったり!自然の大切さを感じてほしい時に!
☆3つのおすすめポイント
- 生き物・自然の大切さを感じることが出来ます。
- ホタルの光の美しさ。
- コンプレックスは少しのきっかけで大好きに変わるんだと、教えてくれる絵本です。
☆書店員のレビュー
「へーホタルの絵本かぁ。可愛いホタルだなぁ」とよく見ると、香川照之さんの名前が!
まず、そこでビックリ! 絵本の文も書いてるんだね。どんなもんかな、読んでみるかな。と軽い気持ちで手に取ってみました。
驚きました。ほたるの光の美しさにうっとりと見入ってしまいました。
私はホタルの大群が見られるホタルスポットまで、見に行ったことがあります。
山の奥地で、周りが暗くなり、星が輝く時間帯にホタルの大群がブワッと光り出しました。黄色いような白っぽいような、黄緑色のような…その光が、本書のホタルの光にとてもよく似ていて、驚きました。
主人公のホタルは、ドキドキするとお腹が光ってしまいます。自分のそんなお腹がなかなか好きになれません。しかし、そのコンプレックスが、あることをきっかけに「素晴らしい個性」であり、大好きな部分へと心が変化します。
誰もが持っているコンプレックス。
私も、我が子も、主人公のようにコンプレックスを、逆に大好きな自分だけの個性なんだと感じることが出来たらいいなぁと、思いました。
最後に、登場人物達である昆虫の個性(生態)も紹介されています。虫が苦手な私も、楽しく読むことが出来ました。
昆虫好きで有名な俳優の”香川照之さん”らしい、”昆虫愛”がいっぱい詰まった作品だと感じました。
- 作品名:INSECT LANDホタルのアダムとほしぞらパーティー
- 著者名:作 香川照之 絵 ロマントマ
- 出版社:講談社