
カイゴちゃん、最近うちのおじいちゃん、少し様子がおかしい時があるんです。これって、もしかして認知症なのかな…?認知症って、やっぱり『物忘れ』から始まるんですよね?

エマさん、心配だよね。実はね、認知症=必ず物忘れから始まる、というわけではないんだよ!認知症にはいくつか種類があって、種類によって『初期症状(始まりのサイン)』が全く違うんだよ。

えっ、そうなの!?全部同じだと思ってました…!

今日は、特に代表的な2つの認知症、『アルツハイマー型認知症』と『レビー小体型認知症』の違いについて、一緒に勉強していきましょう!

アルツハイマー型認知症の始まり方

まず一つ目は、一番よく知られている『アルツハイマー型認知症』です。エマさんがイメージしている『物忘れ』は、まさにこのタイプだね。


あ、イラストのおばあちゃん、『さっき食べたよー!』って言われてるのに『ご飯まだ?』って聞いてる!

そうそう。アルツハイマー型の最大の特徴は、ついさっきの出来事や、ご飯を食べたこと自体をスッポリ忘れてしまう『記憶障害』なんだ。ただ、初期の段階では、体は元気によく動くことが多いのがポイントだよ。
レビー小体型認知症の始まり方

じゃあ、もう一つの『レビー小体型認知症』はどう違うの?

レビー小体型認知症は、初期の頃は記憶が比較的しっかりしていることが多いんだ。その代わり、全く違う症状が現れるの。


えっ!?『虫がいる』とか『知らない子供がいる』って…本当に見えちゃうの?

うん。実際にはないものがハッキリと見えることを『幻視(げんし)』と言うんだ。これがレビー小体型認知症の大きな特徴!さらに、手が震えたり歩幅が狭くなったりする『パーキンソン症状(体の動かしにくさ)』が出やすいのも、アルツハイマー型認知症との大きな違いだね。
試験に出る!重要キーワードセット

この2つの違いを、試験対策用のキーワードとしてまとめたのがこちら!


アルツハイマー型認知症は『記憶』や『時間・場所』がわからなくなることがメインで、レビー小体型認知症は『幻視』や『体の動き』に特徴が出るんだね。すごく分かりやすい!

そして、スライドの一番下を見てみて。どちらの認知症にも共通する、一番大切なケアのポイントが書いてあるよ。

えーっと…『どちらも頭ごなしの「否定・怒る」は絶対にNG!本人の不安に寄り添う声掛けを。』…なるほど!
実践クイズ!こんな時、どう声をかける?

じゃあエマさん、ここで学んだことを活かして、おさらいクイズに挑戦してみよう!


うーん…。『知らない子供がいる!』って怯えているんだよね。私には見えないから、つい『誰もいないよ!』ってAの対応をしてしまいそうだけど…さっき『否定はNG』って書いてあったから…正解はB!!


大正解!!バッチリ、その調子!

やったー!でも、どうして『誰もいないよ』って現実を教えちゃダメなの?

健康な私たちには見えなくても、ご本人にとっては『本当にそこにいる(見えている)』という現実を生きているからなんだ。そこで頭ごなしに否定されると、『嘘つき扱いされた』『誰もわかってくれない』と、強い恐怖や孤独感を感じてしまうんだよ。

そっか…。見えているご本人が一番怖くて不安なんだね。

その通り!だから、『(私には見えないけれど)〇〇さんには見えていて、怖かったんですね』と、まずはその恐怖を受け止めて寄り添うことが、一番の安心に繋がるんだよ。


『物忘れ』か『幻視』か。初期の症状がどちらなのかで、私たちの対応や声のかけ方も変わってくるんだね。すごく勉強になりました!

病気の特徴を知ることは、ご本人への優しさに繋がります。介護は大変なことも多いけれど、一人で抱え込まずに、正しい知識を味方につけて一緒に歩んでいきましょうね!
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