おとこのこ トイレ・おんなのこ トイレ
オムツはずし・トイレトレーニングについて、男の子・女の子それぞれの方法をレクチャー。アドバイスあり!悩める保護者のスペシャル参考書!
☆際立った特徴
男の子・女の子でトイレトレーニング(以降”トイトレ”に略)の方法は同じところもあれば違うところも違あるし、保護者の悩みもそれぞれ違うと思います。誰に聞いたら良いのかもよく分からず・・・といった保護者も多いのではないでしょうか。
この2冊の絵本は〈男の子なら立ってする?座ってする。拭くの?拭かないの。〉や〈女の子なら前から拭く?後ろから拭く?スカートの時は?〉など細かな所まで説明しています。
要所が絵本の仕掛けになっています。子どもと一緒に仕掛けを触ってみて、トイレットペーパーをどの位伸ばして使うのかを、実際に仕掛けを出して確認できます。使用前には便座を上げ、終わったら下げるなどの疑似体験も出来ます。
〈男の子専用のおしっこ用トイレ〉も載っています。どうやって使えば良いのか母親は未知の世界ですよね。載ってますよ!安心してください!笑
男の子女の子どちらも共通して困りの種。〈和式トイレ〉についても、教えてくれます。
男親だから分からない事、女親だから分からない事、しっかり分かりやすく図解していますよ★
各ページに【保護者の方へ】と細かく説明やアドバイスが書かれています。なるほど!と参考になることばかりです。
【おとこのこ トイレ】のあらすじ
主人公の男の子まあくん、今日からカッコイイお兄さんパンツ!お気に入りのパンツを選んではいてね。
おちんちんがムズムズしたらトイレに行こう!洋式トイレさんも「おいでー!」と言ってます。
パンツを脱いでお座りしたら指でおちんちんを便器の方に下に向けるよ。立っておしっこする時はトイレの蓋と便座を上げてね。
踏み台があると高さの調節が出来るね。姿勢はエビさんのポーズ。おしっこは水が溜まっている100点ゾーンに入るように目掛けてしよう!便器の外は0点!上手に出来るといいね!
お尻もムズムズしてきたみたい。便座に座って「うーん、出た!」うんちの時はトイレットペーパーを使う分だけ出そう。出し過ぎはもったいないよ!お尻を浮かせて後ろから拭こうね。ポイッと捨てて流しましょう。
パンツを履いて手を洗ったら、さぁおしまい。上手に出来たね!『お兄さんまあ君カッコイイ!』隣で見ていたお母さんも嬉しそう★和式トイレにも挑戦してみようね!
おしっこ用の便器の場合のやり方も教えてくれるよ。男の子しか使わない特別トイレだよ!
※100点ゾーンは図解していてわかりやすいので、ぜひ本書で見てみてくださいね。
【おんなのこ トイレ】のあらすじ
主人公の女の子ゆいちゃんは、今日からお姉ちゃんパンツデビューをしました。
女の子は男の子に比べてギリギリまでおしっこを我慢してしまうことが多いそうです。ゆいちゃんもお腹がムズムズしているみたい。
トイレへ行ってみよう!「おいでー!」と様式トイレさんもトイレの中から呼んでいますよ!蓋をあけると背もたれに可愛いお顔があります。「こんにちは!ゆいちゃん、私に座ってみてね」と声を掛けてくれています。
パンツを脱いでスカートをふわっと持ち上げたら、お姫様みたい!
背もたれにもたれないようにね。「おしっこ出来たね。ステキ!かっこいい!」トイレのスリッパ達がアドバイスや応援をくれます。
トイレットペーパーは使う分だけとって、前からトントンと優しく拭くよ。
なんだかゆいちゃん、お尻もムズムズ。”うんち”もしたくなったみたい。うーんと力を入れて、「でたー!」どんなうんちだったかな?
スッキリしたらおしりを拭くよ。後ろからね。ポイッと捨てたら流しましょう。
すごいすごい、出来たね!ママもいっぱい褒めてくれるよ。お姉さんゆいちゃん、素敵!!いざという時のためにも、和式トイレにも挑戦してみようね!
【男の子・女の子の共通 ”和式トイレ”】
外出先で和式トイレしか無い時、困りますよね。子どもも同じくきっと困ってしまうでしょう。我慢してしまうかもしれません。我慢は膀胱炎などの心配もあるので、できるだけ避けたいですね。そんな時の為に前もって和式トイレの使い方に絵本で触れておきましょう!
便器を落ちないようにまたぎます。しゃがんで「トイレさんこんにちは!」
便器の中のドコにすれば良いのか、おしっことうんちの100点ゾーンを紹介しています。図解しているので、子どもも保護者も分かりやすいです。
☆書店員の感想
私の子どもは3人。男・男・女の順番で生まれ育てて来ました。長男はまず生まれた時からすでに”しも”のケアについて悩むことだらけでした。私は保育士免許を持っていますが、そんな事はあまり役立たなかったと思います。預かる側ではなく、”初めての自分の子”なので、全てが私にかかってくる!上手に育てなきゃと気負っていたのかもしれません。なので子育ての悩みはつきなかったように思います。そんな中、トイレトレーニングは1歳半頃からスタートしました。雑誌や育児書を見たりしたけど、やっぱり女である私には分からない事が多くありました。まず、立ってすれば良いのか座らせるのか。スタートラインにも立ってませんね。でも世のお母さんの中には同じくスタートから分からない方も多いと思います。
いざおしっことなった時、おちんちんを便座に向ける為に、少し上から押さえる。ってことも分からず、おしっこの勢いがすごくてバシャー!!と便座の周りに跳ねたり、私にかかったり・・・って事もありました。泣きそうになった事を思い出します。そこで頼りになったのが、主人。そして、保育園の先生や先輩ママです。聞ける存在があったのはラッキーだったと思います。本書は事細かくトイトレについて描かれています。私は、そんな私と同じように悩みを抱えている保護者の方にぜひオススメしたいです。もちろん誰かに聞くのもとっても参考になり良いですよ!でも、本書なら、子供と一緒に読めることが、大きなメリットだと思います。絵本を通してトイトレに触れていくと、「おしっこ行きたい気がする。ムズムズ。=トイレに行けばいいのかな」に繋がると思うからです。
●3人目にしてようやく安心しました。
長女のトイトレは2歳半頃から本格的に始めたのですが、世話をする私も女なのに、正直どう教えていいか分かりませんでした。だって、物心ついた時にはもう私は出来てたし、どう教わったかなんて覚えてないですもの。世の女の子を育てるお母さんの中にも、きっと同意見の方多いと思います。おしっこのムズムズ感とか、うんちの時はお腹のどこに力を入れるとか、教え方が分からずで、本当に悩みに悩みました。「誰か、子どもにどう教えればいいのか教えて!」と何度も思いました。その長女はただ今3歳5ヶ月です。なんとかおしっことうんちの感覚をつかみ、うんちの後にお尻を拭くお手伝いは必要だけど、トイトレがほぼ完了期まできています。
でも、まだ悩みはつきません。そろそろ自分で拭いてほしいけど、うんち上手く拭けないだろうし、前の方にうんちがつくと怖いし、どうしたものか・・・と悩んでいました。確か長男・次男の時も同じ悩みはあったと思います。
なんとその件について本書に「4〜5才を目安に出来るようになるといい」とアドバイスが書いてありました。なんだー!4・5歳の頃までにゆっくり出来るようになればいいのか。急がなくても良いのかなと、とても安心しました。3人目にしてようやく、悩んでいたこの悩みが消えました!笑
この2冊は、悩めるトイレトレーニングについて事細かくレクチャーしてくれる、トイトレのスペシャルBOOKSなのです!しかも男女別に特化しているから、よく分かる。トイレトレーニング中の子ども本人も楽しく理解できるし、きっと悩める保護者の救世主となるのではないでしょうか。そして、絵本という楽しい世界の中で、子どもにとってもイメージトレーニングができます。とっても便利と言えます。
★最後に、トイトレは急ぐ必要はありません!絶対出来るようになります。だから、気長にいきましょう!
出版社:ポプラ社