ねんねしたらサンタさん

しかけを動かして、子ども達をねんねさせてあげよう! クリスマスの読み聞かせや、プレゼントにピッタリ! ねんね前の”おやすみなさい絵本”にもピッタリです!

☆3つのおすすめポイント

  1. クリスマスの夜の、ウキウキしてサンタさんを待つ子ども達が描かれています。「早く来ないかな。サンタさんに会いたいな!」と思っています。
  2. サンタさんは”ねんねしたら来る”という可愛く不思議な、サンタが来てくれる様子を描いています★起きていたら来てくれないよ!ねんねした子の所に来てくれるよ!
  3. サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるしかけ。子ども達が目を閉じたら、サンタさんが登場するよ!仕掛けはみんな違う形、違う動きをします。
ねんねしたらサンタさん 表紙

☆あらすじ

薄目を開けて、サンタさんが来るのを待っている子がいます。子ども部屋にはクリスマスツリーが飾られ、ベッドには靴下。「なかなか来ないなぁ」なんて考えているのでしょう。

しかけを動かすと、だんだん目がトロ~ンとしてきて、目が閉じたらサンタさんが現れます。『こんばんは。プレゼント持ってきたよ!』とサンタさん。

女の子がサンタさんを待って窓を見ています。星がキラキラ輝く空から、きっとサンタさんがトナカイの引くそりに乗って、私の所まで来てくれるはず!と待っているのかな?しかけを動かして、女の子を寝かせてあげましょう!女の子がねんねしたら、サンタさんが窓に登場!「ほら、あそこ!」と、しかけを動かして、女の子を起こしても、サンタさんには会えませんよ!サンタさんは隠れちゃいます!どうしますか?女の子をねんねさせておく?起こす?ねんねさせてあげてね。サンタさんが来てくれるよ!

クルクルの髪をした男の子が、ベッドの中で目を開けて待っています。窓も煙突もない僕の所に、どうやって来てくれるんだろう。もしかして来てくれないも?!と心配しているのかもしれません。でも、大丈夫!サンタさんは来てくれるよ!まずはしかけを動かして、男の子をねんねさせてあげましょう!

どこから登場するでしょう?「ほら、あそこ!」男の子が眠るまでクリスマスツリーの後ろで隠れていたサンタさん。男の子に気づかれないようにそっとプレゼントを置いていくのかな?しかけを動かして男の子の目を覚ましても、サンタさんは隠れちゃいますよ!

プレゼントあげるには、目を閉じてねんねさせておくしかないのです♩

ねんねしたらサンタさん しかけ説明

小さな女の子が眠っています。少々寝相がわるい女の子、右に行ったり左に行ったり・・・。サンタさんは、女の子が眠っているからと、しかけを動かすと左の窓に登場するのだけど、寝相がわるくて動くものだから、サンタさんも女の子の寝相に合わせて左から右へ、あれれーといなくなっちゃった。でも大丈夫!もう一度登場します。しかけを回してみましょう!

でも残念、女の子は何か気配を感じたのか薄目を開けちゃいます。するとやはりサンタさんは登場できないから、またまたいなくなっちゃいました。もう一回サンタさんタイミングを計って登場するみたいですよ!息を合わせて、しかけを回してあげましょう!

お母さんに抱っとされている男の子。「まだ寝たくないよー!サンタさんに会いたいよー!」と言っているのかな? 「大丈夫!ねんねしたこに、来てくれるよ!」お母さんはトントンと背中をなでながら男の子を寝かしつけます。そっとしかけを動かして見てください。お母さんの気持ちの良いトントンと暖かさで男の子は眠っていきました・・・するとサンタさんもそーっと窓の外に登場!

ねんねした子に来てくれる、赤い服着た素敵なクリスマスのサンタさん。「プレゼントは枕元に置いておくからね」 ねんねねんねの★クリスマス

☆際立った特徴

横にスライドしたり、時計回りにしかけを回す事で、サンタさんが登場するしかけ絵本です。16cm×16cm、8ページのボードブックです。

子ども達が大好きなサンタさんは、ねんねしている子の所にしか来てくれません。しかけを動かして、子ども達をねんねさせてあげてね。するとあら不思議!どこからかサンタさんが現れますよ!

クリスマスの読み聞かせや、プレゼントにピッタリ!ねんね前の”おやすみなさい絵本”にもピッタリです!

本書は赤ちゃんでも動かしやすいように設計されているのですが、始めは滑りが悪くて、しかけが硬く動きにくい事があります。なんどか大人がスライドしてあげると、硬さも亡くなって滑りやすくなります。その方が、「動かなーい!」とならずに、お話にも集中できて良いと思います。

☆書店員の感想

本書は、何といってもしかけを動かす面白さが詰まった絵本ですね。そして表紙を見ているだけでクリスマスが楽しみになってきます。ドキドキワクワクなクリスマスは、「ねんねしている子の所にサンタさんが来てくれる」という、お約束があります。

ねんねしていない子には来てくれないのかな?本当かな??と、誰しもが子どもの頃は一度は思ったのではないでしょうか?

私も、小さい時はサンタさんに会えるまで寝ないで待っている!と母親に言って、頑張った事がありました。必死に起きていたのに頑張れたのは22時頃までだったように思います。眠気に勝てずに布団をかぶって寝ちゃいました。笑

本書の子ども達もまさに私の子どもの時と同じ気持ちで、サンタさんを待っているようです。『来てくれるかな?会えるかな?』どきどきワクワクして待っている子ども達が、とても可愛らしく思えてきます。

しかけを動かすと、子ども達を”ねんね”させてあげることができます。『ねんねしている子の所に来てくれる』サンタさん。

子ども達には、サンタさんと会わせてあげたいけど、仕方がありません。ねんねさせてあげましょう!

「明日の朝をお楽しみに!メリークリスマス」と言ってね★

ねんねしたらサンタさん 裏表紙
よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。