いろ
2020年7月21日
2020年10月6日
色に興味を持ち始めたお子さんにピッタリです!
☆3つのおすすめポイント
- いもとようこさんの優しい絵の中で、色の美しさを学べます。
- 自然の中にある色の美しさに気付きます。
- 色を探して、外に行くのが楽しみになる絵本です。
☆書店員のレビュー
自然にあるもの(トマトやお空、葉っぱなど)と色を対象させており、初めて色を学ぶお子さんにピッタリです。
絵本を読んだあとに、散歩に出かけたら、色を探す新たな楽しみが生まれるかもしれませんね。
クレヨンの色は、自然の色なんだね。
おいしいくだもの。きれいなお花。抜けるような空・・・
いったい、いくつの色があるんだろうね。
よーくみると、同じチューリップでも、色が違うよ。
きいろ、ぴんく、あか。
同じあかのチューリップでも、よーくみると色が違うよ。
濃いあか、薄いあか、もようのあるあか。
いろいろあるね。
人間も、大人と子どもの肌の色は違うよ。
同じ大人でも、お母さんと、お父さんの色は違うよ。
日本のお母さんと、外国のお母さんは、色が違うよ。
そんな、会話が続くかもしれませんね。
この絵本を読むと「大人になると、純粋に、色を楽しむということを忘れていたなぁ」と思わされます。
また、「色って、本当に美しいものだな」って、再認識させられます。
いもとようこさんの美しい色の使い方、優しい筆使い、そして、ほんわかとした雰囲気が魅力の絵本です。
絵本の後半で、色が混ざって、新しい色が生まれます。
人も多様な人と交流して、いろんな考えを吸収することで、それまでにはなかった、新しいアイデアや文化が生まれます。
心の扉を開いて、いろんな人と交わっていこう。
大人にとっても、そんなことを考えさせられる絵本です。
- 作品名:いろ
- 著者名:いもとようこ
- 出版社:金の星社