100

100 表紙

「1」が「100」に大変身!ページをめくった瞬間に、一つからたくさんのものに変化する目からの刺激に、驚きが溢れ、100の数を視覚から感じ取ることができます。数字に興味を持ち始めた子にピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. 「1」から「100」にパッと増える変化が視覚から大きく伝わり、色も多くカラフルで楽しめます。見ても見ても飽きません。
  2. 同じ1、同じ100でも見えてくるものは違うということにも面白さを感じます。
  3. 数えるのはちょっと大変かも… でも、100個になるって、なに?という不思議により近づける絵本です。

☆あらすじ

つみきが1個、あります。

ページをめくると100個に増えたつみきが、立派なお城のように立っています。

色も増えて、2ページいっぱいに写っています。

次に金魚が水槽に1匹。優雅に泳いでいます。

ページを進めると100匹の金魚たちに増えました。黒い金魚も1匹混じっています。

にぎやかで、金魚の赤の集まりが鮮やかです。

お次は、輪ゴムが100個。1個の写真はありませんが、100のまとまりと、100個を2ページ全体に広げた写真の2種類があります。カラフルな輪ゴムがぎっしりと広げられています。

次は長〜い金太郎飴。切る前の姿が「1本」として表されています。

それを切った金太郎飴が「100個」並んでいる姿は圧巻です。みんな違った表情をしています。

次のスーパーボールも、1から100に増えます。とっても彩り豊かです。

100個の貝やどんぐりもあり、いろんな種類のものがあって、拾いに行きたくなるようなにぎやかさです。

☆際立った特徴

この絵本は、1から100に増えるものが絵で描かれているのではなく、写真で撮られています。どの写真も色がハッキリするように撮られていて、キレイでパッと目に飛び込んできます。

表紙の風船は、一見CGのようにも見える可愛らしい色合いで、明るく惹かれる表紙です。

絵本の中は文章はなく、1と100の数字とものの名前が描かれるだけで、1個と100個の写真が次々現れてきます。美しい写真から、1と100の数の対比を目で見て楽しめます。

身近な100を探してみる冒険心にも働きかけるような写真で、数に対する意識づけのきっかけにもおすすめです。

本は横長の形で、21㎝×24㎝の大きさです。

☆書店員の感想

●「1」から「100」にパッと増える変化が視覚から大きく伝わり、色も多くカラフルで楽しめます。見ても見ても飽きません。

積み木は1個では積めません。けれど、100個集まると、立派な積み木のお城が完成しました。たくさんあることで、組み合わせは無限大になっていきますね。6色の積み木が、明るいオモチャのお城を演出しているようです。積み方も、円柱も置いてうまくバランスを保つように組み合わせて重ねたりしていて、積み方もよく見ると面白いです。

1匹の優雅に泳ぐ金魚もいいですが、金魚すくいのような100匹の大漁な金魚もにぎやか・鮮やかで印象的です。

金太郎飴は、1本も100個もびっくりの写真でした。

1本の金太郎飴は、長い飴のはじめと終わりに、ちょっとすました顔の金太郎がいます。顔は二人分だけで、長〜い1本の白い棒状の飴です。曲がりくねっていて、初めて見た時、ヘビのような印象でした。なんの生き物!?と思えるような、真っ白の不思議な物体に見えます。

この1本が、切られて100個になりました。

ページいっぱいに、金太郎の100個の顔が並んでいます。顔のピンクと、頭の黄緑色、他のパーツの黒色の3色がほぼ等間隔で並んでいて、一見ポップな感じにも見えます。

一人一人の金太郎の顔を見ると、同じ顔が一人もいなくて、まるでそれぞれ個性を持っているようです。どれも愛嬌があって、食べるのが惜しくなるような気持ちにもなってきます。

スーパーボール、貝殻、どんぐりは、100個集まると、なんだかおしゃれな印象です。集めてコレクションにするのも楽しそうに感じました。

息子たちもどんぐりを集めるのが大好きで、近くの公園に行ったときは夢中で集め続けていました。なかなか写真くらいのどんぐりの種類は見つけられないので、これはなんの種類?と、見てみるのも楽しそうです。

●同じ1、同じ100でも見えてくるものは違うということにも面白さを感じます。

金魚の100は、夏の暑さの中の涼しげなようす、貝殻の100は夏の楽しみ・思い出、どんぐりの100は秋の子どもの楽しみ、といったように、同じ100でも印象が全然違ってくるように思いました。

1でも、積み木が1個と、金太郎飴のような1本とはまた違う、1本からも100個が生み出されるという発見にも繋がります。

また、それぞれの集合している様子をみていると、100集まるとこれくらいの量になるんだなと思えてきます。100個の輪ゴムを広げたいろとりどりの輪っかたち、金太郎飴の100個集まった100の表情たち。スーパーボールの100個も、とても鮮やかです。どんぐりや貝殻を子どもと一緒に100個集めるのは大変かもしれませんが、集めて並べると、アートのようにも見えてきます。

表紙の風船も、100個集まったら、もしかしたら空も飛べる…?と夢が膨らみそうに思いました。裏表紙の風船には顔も描かれていて可愛いです。

なにか好きなものを100個集めてみるのも楽しいかもしれませんね。

●数えるのはちょっと大変かも… でも、100個になるって、なに?という不思議により近づける絵本です。

次男は現在、3歳8ヶ月、数字は1〜10が読めるようになりました。

この本を手に取り、1は1、と読めますが、100はなんと読めばいいか分からず、イチジュウジュウ!!と読んでいました。(笑)100(ヒャク)だよ、と伝えますが、まだなかなか分からないようすでした。

1から100まで数えるのもまだ難しそうですが、小さいうちは写真の綺麗さを楽しみ、月齢が上がるにつれて、少しずつ数の成り立ちについて親子で話すきっかけづくりに繋がっていくといいように思いました。

100を数えてみる、100個拾ってみる・集めてみる…。

100の数字について習うのは小学校に上がってからで、大きい数字なので数えるのはまだまだ難しいかもしれません。私も試してみましたが、スーパーボールになるとどのボールを数えて、まだ数えていないのはどれかそのうちに分からなくなってしまい、大人でも100個数えるのは難しいかもしれないと思いました。ボール同士重なっているものもあり、数えているうちにボールがはねているようにも感じてきました。

100の数の楽しさ、写真の美しさをじっくり楽しんでみるのにおすすめの1冊です。

100 裏表紙
にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。