10かいだての おひめさまの おしろ
プリンセスに憧れている子にピッタリ!
☆3つのおすすめポイント
- 憧れのおひめ様になる為の10の準備を紹介。
- 自分だったら、どんなおひめ様になりたいか選んで、カスタマイズできる。疑似体験。
- 見た目だけではなく、ダンスの仕方や食事マナーなど、おひめ様の内面磨きもレクチャー。
☆あらすじ
おひめ様に憧れている女の子のもとにパーティの招待状が届きました。
「わたしが おひめさまに?と女の子が言うと、招待状に描かれたティアラが輝いて・・・!!!
気づくと、10階建ての素敵なお城の前に立っていました。1階登るごとに、ドレスや靴、髪型など、どんなおひめ様になるか選んでいきます。
中にはテーブルマナーや、お行儀の良いあいさつなど、見た目以外の磨き方も教わっていきます。
素敵なおひめ様に仕上がった女の子。最上階の10階では、豪華なお食事と、みんなからのお祝いの拍手☆
すてきな王子様と、とっても素敵で幸せなダンスタイムを楽しみます。
しかし、踊っているうちに少しずつ身につけていたドレスは花びらとなり・・・
さぁ、女の子はどうなるのでしょう。
案内人のテディベアが女の子に伝えた言葉とプレゼントとは何か。
☆際立った特徴
おひめ様に憧れている子が好みそうな、パステルカラーの色合い。
絵本のカバーが、2枚重ねになっています。
カバーの1枚目は、切り抜いて紙の着せかえ人形が作れるようになっています。絵本の世界を手に取って実感できます。
最上階の10階までに1階登るごとに、ドレスなら13着、靴なら29足。それぞれ沢山の選択肢の中から、女の子が自分の好きな物を選んでいきます。
読者も一緒に「自分ならコレがいいな!」と、選びながら擬似体験ができます。
☆書店員の感想
おひめ様に憧れる女の子が、「おひめ様」になっていく本です。
まず、カバーが着せ替え人形になるって!とってもお得です。しかもどれも可愛い!
私が小さい時は紙の着せ替え人形で、よく遊びましたが、今はあまり紙の着せ替え人形を見なくなりました。紙の良さは、細かい指動きが出来なくてもパパッと着替えさせられることです。
小さい子でも簡単に取り外し、思いのままに好きなパーツを装着出来ます。
本の中では、主人公の女の子がドレス・靴・ネックレス・ハンカチ・ティアラなどなど、沢山の選択肢からアイテムを選んで、上の階(次のページ)へ進んでいきます。
私も昔は”プリンセスになりたい女の子の1人”でしたので、本書を読みながら、3歳の娘よりも真剣に1つずつ衣装を選んでしまいました。
私は自分でもビックリするくらい、レース多めのフワフワ系の仕上がりになりました。娘は、どちらかというと、お花の妖精さんのような仕上がりになりました。
1ページめくる度に、「可愛いねー♪」と言ってしまう私と娘は、もう完全に気分は”今からパーティーに行くおひめ様”です。
パーティーが終わって、ベッドで夢から覚めた女の子は、普段のパジャマ姿のままでした。
しかし、様子は以前とは違います。
キレイなドレスや宝石がなくても、一人前のマナーや振る舞いができれば、いつまでもお姫様でいられるんだよって、最後にクマさんが素敵なプレゼントを渡してくれたのです。
- 作品名:10かいだての おひめさまの おしろ
- 著者名:のはな はるか
- 出版社:PHP研究所