いっせーの ばあ
子どもがビックリ!思わずにっこり!小さなお子さんにもピッタリ!保育園など大勢の読み聞かせにもおすすめ★
☆際立った特徴
- 16cm✕16cmの丈夫な正方形
- 全てのページの仕掛けを上下にめくると32cm✕32cmの大きな絵に!
- 隠れていたキャラクター達が「ばぁ」!と飛び出る。
- ダイナミックな当てっこ遊びができる。
- 大人数の読み聞かせにも適している。
- ワーキングメモリーを鍛える、いないいないばあ遊びができる。
☆読み聞かせのポイント
- 「何が出てくるのかなー?なんだと思う?」と盛り上げてみよう。
- 怖そうだ、なんだろう??とあえて演出して◎ドキドキ感アップ!
- 「いっせーの」「ばあ!」の言葉は、お子さんと一緒に!
- 仕掛けはお子さんにめくってもらおう!
- 数を数えたり、名前を言って楽しもう。
- おばけのページなど声色を変えても◎
- 「海行きたいね!」「アイスクリーム美味しそうだね!」と好みや感想を言い合おう!
☆あらすじ
白い雪が深々と降っている冬の火、雪の穴の中から、白いウサギさん達が可愛い目と口を大きく開けて「いっせーの ばあ」と飛び出てきたよ!寒くたって元気いっぱい!白ウサギは雪が大好き!
お次は、大きな卵が4つ。卵の殻がパリッパリパリ・・・何かな何かな??割れ方がみんな違うけど一緒に生まれるのかな。「いっせーの・・・ばあ」ピヨ ピヨ ピヨ!かわいいアヒルのひなです。左から黄色のひなと黒いひな。どっちが高く飛べるかな?なんて相談していたかのようです。高くジャンプ!3羽目は少しジャンプ!お母さんの方を見て生まれてきました。きっとすでにお母さん大好きっ子♬4羽目は頭に殻を乗せたまま顔を出しました。末っ子ちゃんは自由気ままで甘えん坊。生まれた時から個性的な4羽の兄弟ひなが生まれました!
海の中。海底にはオレンジ色の魚さんとカニさん。砂の中に沢山の小さな穴。何かが外の様子をのぞいているみたい。何かな何かな??「いっせーの・・・ばあ」急にニュルルーンとチンアナゴ達が飛び出すものだから、魚さんもカニさんもビックリ!であららーと水に流されされちゃった。「急に出てきてごめんよー!」と笑っているみたい。その中にはカップルのチンアナゴも♥仕方ないか。許してあげてね。
箱の中には楽しいものがいっぱい。何かな何かな??「いっせーの ばあ」元気いっぱい動物のぬいぐるみ。可愛い子ども達の宝物。
ヒュウゥゥゥゥ 何かな何かな??黒い世界に火の玉がボワワ~ンと浮かんでいるよ。もしかしてあれかな?「いっせーの ばあ」おばけが一斉にとびだした!「ドロローン!一緒に遊ぼう」だって♬
まだまだ「いっせーの ばあ」が続くよ。何が出てくるのかな?何かな何かな?お楽しみ!
☆書店員の感想
仕掛けをめくると「いっせーの ばあ」の言葉に合わせて、隠れていたキャラクター達が飛び出てきます。繰り返しの遊びの中でワーキングメモリーを鍛え、考える力を育みましょう!
仕掛けが大きく広がってキャラクターがドカーンと飛び出してくる本書。何かな何かな??と考えながら仕掛けを開いています。『きっこれだろうな!』と当たる物もあれば、『どうぶつかと思ったらアイスクリームだったー!』と、驚くものまであります。そして、仕掛けページを開く時には「いっせーの ばあ」と言いながら開くのですが、その言葉がアクセントになって、ドキドキワクワクしながら楽しむ事ができます!
仕掛けをめくると、楽しい何かが待っている!と分かると、自分からめくりたい!という気持ちになることでしょう!
キャラクターの登場が「いっせーの ばぁ」と一言!なので、小さな赤ちゃんも一緒に口ずさめて楽しめるし、少し大きくなると自分で仕掛けを開いたり閉じたりと、繰り返し楽しめます。
そして、「いないいないばあ」遊びは、ワーキングメモリー(記憶力)を鍛えるとも言われています。記憶力が育つと、考える力にも繋がっていくそうです!いっぱい育ててあげたい部分ですね!
※【いないいないばあ遊びは、繰り返すことで脳のワーキングメモリーと呼ばれる記憶力を鍛えます。ここが発達するといくつもの作業を同時に処理する事が出来るようになり、考える力を育みます。】と本書の帯に記載されています。
「いっせーの ばあ」以外にも、「どれが好き?」「この中の何たべたい?」など、お子さんと、楽しいやり取りが出来る絵本です。お子さんの新たな発見ができるかも?
私は本書は”いないいないばあ”遊びの他にも、このプレゼントの中で何がいい?とか、「アイスクリーム食べたいなー。〇〇ちゃんは何が食べたい?」など、絵本を通して話をふくらませるのも面白いと思いました。
実際に娘と本書を読みながら話してみると、箱の中のぬいぐるみのページでは、娘は黒猫と、ポケットに入っているねずみが気に入ったようです。私はキリンやくまなど大きなぬいぐるみに目が行ったのですが、娘は私とは違うところを見ていました。なんだか新たな発見をした気分です。
そして、「どれがいい?好き?」と聞くと「これがいい!」とか「これが可愛い」という感情が成長してきた事がわかるので、こういったやり取りをする事もお勧めです!
そして、保育園や親子の集いのような読み聞かせの場面などでも活躍してくれる絵本です。大きく開く絵本ですので遠くに座っている子も見えやすいです。しかも、しかけを開く前と後の変化が大きくて、背景とキャラクターの色使いもはっきりしています。「何が出てくるかなー?」と読者に対してクイズ形式の文になっているので、年齢も1歳頃から就学前まで幅広い年齢の子ども達が、同時に一緒に楽しめると思いました。
ぜひ、お子さんと繰り返し、仕掛けや会話・飛び出す時のドキドキを楽しみましょう!
- 作品名:あけてびっくり しかけえほん いっせーの ばあ
- 著者名:新井 洋行
- 出版社:KADOKAWA