おばけとおやすみ
眠る前の1冊にピッタリ!可愛い5人のおばけが登場します。新感覚な参加型絵本。撫でたり揺すったり歌ったりと、読者が参加することで、物語が進んでいきますよ。
☆3つのおすすめポイント
- 「おばけ」といっても、全く怖さを感じさせない、5色の可愛らしいおばけ達が登場します。おばけ達は足は無いけど、全体的に丸みのあるシルエットで、空も飛べるからフワフワしていそうです。読者は安心して触ったり撫でたり出来ます。
- 5人のおばけの子ども達が、おばあちゃんの家に住む色々なおばけ達を眠らせていきます。読者も一緒にお手伝いをしましょう!物語に参加出来るインタラクティブ絵本です。
- 眠る前に読むと、自然と読者も、眠たい雰囲気に誘います。トントンしたり子守唄を歌ったらおばけ達も眠っていきます。すると自分の心もだんだん静かに穏やかになり、目もだんだん閉じたくなって・・・。
☆際立った特徴
『えほんとあそぼうシリーズ』6作品中の1作。
物語に参加できるインタラクティブ絵本です。絵本の主人公のおばけ達が、「一緒に撫でてあげてね。」とか、「ゆらーりゆっくり、本を揺らしてね」など、読者に語りかけます。その通りに撫でたり歌ったり、本を揺らしたりトントンすることで、おばけのお友達を寝かしつけてあげることが出来ます。物語が進むにつれてだんだん読者もあくびが「ふわわ~ん」。最後はおばけ達と一緒に目を閉じて下さい。親子でリラックスして、穏やかな気持ちで、きっと読者も眠くなっていきます。
おまけについている紙に、作者さんの「おばけとおやすみ」を描いた想いが書かれています。開くと、本書の中に登場する、おばあちゃんとおばけの仲間たちのキャラクター紹介が載っていたり、2つの4コマ漫画が描かれています。
もっとおばけ達を知ることが出来るし、好きになります!必見です!
※インタラクティブ絵本というのは、子どもたちがアクションを起こすことによってストーリーが進んでいく参加型絵本のことです。
☆書店員の感想
「おばけ」といっても、全く怖さを感じさせない、5色の可愛らしいおばけ達が登場します。おばけ達は足は無いけど、全体的に丸みのあるシルエットで、空も飛べるからフワフワしていそうです。読者は安心して触ったり撫でたり出来ます。
お化けと言ったら、一反木綿のように真っ白かったり、世にも奇妙な風貌で怖そうだったりと想像してしまいがちですが・・・なんと本書のおばけ達は、そのイメージとは大きく異なります。まず主人公の5人の子ども達の名前は、ピンクのルララとオレンジのノリー・黄緑色のピピットと紫色のリンリン・水色のポポです。
とっても可愛らしい名前がついていて、どの子もニコニコと笑顔です。体の形は5人とも少しずつ違っていますが、全体的に丸みがあり、足はなく、フワフワと宙に浮いています。見る人によって女の子にも男の子にも見えます。
こんなおばけ達だから、全然怖くありませんよ!
本を揺すったり、撫でたりトントンしたりと、おばけに触れないといけない場面がありますが、大丈夫!子ども達は安心して、おばけ達のお手伝いが出来ると思いますよ。
5人のおばけの子ども達が、おばあちゃんの家に住む色々なおばけ達を眠らせていきます。読者も一緒にお手伝いをしましょう!物語に参加出来るインタラクティブ絵本です。
まず、寝かしつけるのはしっぽが3本の”ネコおばけ”です。背中をなでなでしてあげますよ。ネコおばけは撫でられて嬉しそうにしています。だんだん眠くなったネコおばけは、クルンと包まるように丸くなって眠りました。寝ている姿を見ていると、とっても幸せそうです。
次は、左右に揺れるベッドにぬいぐるみのおばけ達を寝かしつけます。お手伝いの方法は本をゆりかごみたいにゆーらゆーらと揺らします。大きく揺らしたらビックリしてしまいますよ。ゆっくりそーっと揺らします。するとぬいぐるみ達は「スヤスヤ くうくう」と寝息を立てて眠りました。とっても気持ちが良さそうです。
「可愛い寝顔だね。ねんね出来て良かったね。」とお子さんも感じる事でしょう。お手伝いして良かったなと、きっと感じるのではないでしょうか。
眠る前に読むと、自然と読者も、眠たい雰囲気に誘います。トントンしたり子守唄を歌ったらおばけ達も眠っていきます。すると自分の心もだんだん静かに穏やかになり、目もだんだん閉じたくなって・・・。
沢山お手伝いして、みんなの寝顔を見ていたら、だんだん自分まで眠たくなっていきます。最後はおばけの子ども達も、おばけのおばあちゃんも明かりを消して眠っていきます。きっと読者の子ども達も、穏やかな気持ちで、安心して目を閉じる事が出来るのではないでしょうか・・・★