たまごのおふとん

YouTubeで書店員二人が、子育て体験を交えて絵本を紹介しています。

ケチャップライスでできたネコ、寝冷えネコの『きよニャ』。たまごのお布団をかけて温めてあげましょう。たまごのお布団をかけてあげると、みんな大好き、あの美味しいお料理になりますよ!オムライスが大好きな子、ネコが好きな子にピッタリ。

☆3つのおすすめポイント

  1. ケチャップライスでできているきよニャ。寒くてブルブル震えています。お布団を作ってかけてあげましょう。温かい、黄色のお布団はどんなお布団かな?
  2. たまごのお布団をかけてもらったときの至福の表情や、ビックリするものをのせられたときの表情の変化も見ていてどんどん惹かれていきます。
  3. オムライスを擬人(猫)化する、面白い発想。子ども達へのキャラ弁のような、デコご飯に喜ばれそうです。

☆あらすじ

お皿の上に、キュッと体を縮めてブルブル震えているネコが1匹います。

寒いので、たまごのお布団をかけてください、とお願いしています。

たまごはたまごでも、目玉焼きじゃないよ。全部黄色になっているお布団です。

全部黄色だけど、みかんでもありません。もっとふわっとしているやつがいいな。

今度は、黄色でふわっとしているけれど、毛糸です。

ネコは、「たまご」のお布団がいいみたいです。

次はたまごから生まれた黄色の… ひよこでした。これも違いますね。

今度は大きな大きなスイカです。なかなか思っているたまごのお布団が出てこないので、作り方を勉強することにしました。

冷蔵庫からたまごを出して、割って、かき混ぜます。そして、温めたフライパンでじゅ〜っと焼きます。箸でかき混ぜて、フライパンを動かしながら形を整えて、出来上がりです。

ネコはたまごのお布団が待ち遠しくてたまりません。

お布団をかけてもらったネコちゃん。至福のひとときです。ケチャップをかけて、出来上がりです。

可愛いネコちゃんのオムライスが完成しました。

たまごのおふとん 表紙

☆際立った特徴

ケチャップで描かれたようなタイトルの文字です。黄色の背景の表紙に、お皿で黄色のお布団をかけてもらい、ぬくぬくしているネコちゃん。可愛いけれど、あの美味しい食べ物に見える…。

可愛い癒やし系なネコちゃんのきよニャと、きよニャにかけるお布団のお話です。

本はしっかりと丈夫なボードブックになっていて、きよニャより上の部分が切り取られているしかけ絵本のようにもなっています。

中にはお布団の作り方も描かれていますので、自宅で美味しいお布団をかけたオムライスを作るのもいいですね。

ネコのきよニャの表情が可愛らしくて、今度はどんなお布団かな?と気になっていきます。

☆書店員の感想

●ケチャップライスでできているきよニャ。寒くてブルブル震えています。お布団を作ってかけてあげましょう。温かい、黄色のお布団はどんなお布団かな?

裏表紙の内側に、ネコの紹介が書かれています。寝冷えネコ目、寝冷えネコ科のネコだそうで、ケチャップライスでできています。愛称は「きよニャ」です。この絵本に描かれているレシピのたまごのお布団じゃないと、寝冷えしてしまうそうです。

表紙のきよニャは、温かいお布団にくるまれて、ほかほか嬉しそうですね。ミニトマトとの色合いもいいように見えます。

お話では、たまごのお布団をかけてほしいとお願いしますが、まずかけてもらったのは「目玉焼き」のお布団でした。これでも温かそうですが、きよニャにとっては違うのですね。

全部黄色、とお願いすると、今度はみかんでした。みかんでは温まれなさそうですね。お次の毛糸は食べられませんし、更に次のひよこはたまごからかえってしまっていますね。(笑)ひよこときよニャが同じような顔をしてキョトンとしているのが可愛らしいです。

今度は冷蔵庫に入っているやつ、とお願いすると、ドドーンとスイカがのせられました。これは食後にそのままいただきたいですね。お布団にしては堅すぎるような…。(笑)

ここから、たまごのお布団の作り方が始まります。ほかほか、半熟オムレツのようなかんじです。これなら寝冷えすることはなさそうですね。ケチャップで好きな柄のお布団にすることもできます。

●たまごのお布団をかけてもらったときの至福の表情や、ビックリするものをのせられたときの表情の変化も見ていてどんどん惹かれていきます。きよニャにとってお気に入りの寝具、それがふわふわのたまごですね。

目玉焼きをのせられた時の、目をパチクリとさせている表情、みかんのときの「これじゃないよ〜」といったような顔。ひよこがのったときの、ひよこと同じようなキョトンとした表情がどれも豊かで、きよニャの気持ちが伝わってくるようです。スイカをのせられたときはムンクの叫びのようななんとも困り果てた顔をしていて、早くお布団かけてあげるね〜と言ってあげたくなります。

そのあと、待ちに待ったお布団をかけてもらったときの至福の表情のきよニャ。夜、お布団に入ってほっとしている子どものようで、可愛らしく思えてきます。安心する布団ってありますよね。自宅以外で寝泊まりするとき、布団や枕が変わって寝られない、という話もよく聞いたことがありますが、その気持ちがとても良くわかります。私も慣れている布団や環境で気兼ねなく休みたいほうなので、いつもと違う環境で楽しくもありますが、夜は熟睡できなかった…、ということもしばしば。

次男は3歳後半ですが、今も愛用のキャラクターものの綿毛布があって、寝入ると結局蹴飛ばしているのですが、寝始めるときは必ず体にかけて寝ますし、使わない日中はぬいぐるみにかけてあげたりしています。きよニャのたまごの布団のように、まだまだ手放せない、安心する寝具のひとつのようです。

●オムライスを擬人(猫)化する、面白い発想。子ども達へのキャラ弁のような、デコご飯に喜ばれそうです。

裏表紙の内側に、きよニャの紹介と写真が載っています。ケチャップライスで出来ているきよニャに、ふんわりたまごをかけた実写版のような写真です。子どもってわりとオムライスが好きですよね。次男はたまごアレルギーがありしばらく食べられなかったこともあってか、たまごがそこまで好きということは無く、オムライスもたまごを外して中のケチャップライスだけ食べてしまうタイプなのですが(笑)、長男はオムライスが大好きで小さい時からよく作ってあげていました。しかし好き嫌いがわりと多いほうで野菜の進みが悪いこともあり、ある日野菜もりもりのケチャップライスにしてオムライスを作ってみたんです。それも初のグリンピースを入れて。

オムライス〜!と喜んで食べたのも束の間、「なにこれ!」と怒られてしまいました。ぼくこんなの食べない!と大泣き。結局、グリンピースデビューには至らず、苦い思い出になっています。それから、ケチャップライスには玉ねぎと人参のみじん切りのみ入れるようになりました。それは家族みんなで美味しく食べています。

この本の写真のきよニャを作る時は、具は入れずに顔を作ったほうが可愛くなりそうですね。お布団をかける体のほうにいろいろ仕込んでみたいです。(笑)

きよニャの顔部分もシンプルで、のりで目とヒゲ、鼻はグリンピース、口元は魚肉ソーセージになっているようです。これを参考に、いろいろアレンジできそうだなと思いました。子どもの反応が楽しみで、作ってみたくなります。

小さなお子さんも、布団を蹴飛ばして体が冷えてしまわないか心配になるときがありますよね。寝相が悪いのは熟睡している証拠だそうですが…。寝冷えネコのきよニャを見ていると、子どもがお腹を出して寝ていると心配だからお布団かけてあげなきゃ…そんな気持ちになってきます。

食べるのをためらってしまいそうな可愛さですが、絵本も、きよニャオムライスも、一度味わってみてはいかがでしょうか。

たまごのおふとん 裏表紙

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。