どうぶつダンス
赤ちゃんから楽しめるしかけ絵本☆動物たちのサーカスのステージを一緒に盛り上げよう!!
☆3つのおすすめポイント
- ここはサーカス。パンダ・サル・ペンギン・ゴリラ・くじゃくがみんなでとっておきのパフォーマンスを披露します。上手にできるかな?
- 動物たちのパフォーマンスが上手くいくかどうかは、仕掛けを動かすあなたのお手伝い次第!観客たちを大満足させるため、沢山動かしてくださいね!!
- 気づけば家族全員が手にして仕掛けを動かしていました。子どもも大人も触りたくなるしかけ絵本。側で見守ってあげれば、赤ちゃんでも動かせる工夫あり。
☆あらすじ
ここはサーカスの劇場です。まずはパンダが片手で逆立ちを披露。出だしステージの好調!
2番手はおさるの双子が踊ります。肩を上げ下げ、まるでヒゲダンスのようです。
3番手はペンギンの家族。氷河の周りをくるくる くーるくる 目が回らないようにご注意ください。
4番手は迫力満点ゴリラさん。ウッホッホと胸をドンドン叩いて迫力満点です!観客の興奮はマックス!!!
大トリは、くじゃくさん。羽を優雅に広げて観客は見とれてしまいます。会場は一気にフィナーレムード。「それでは皆さんごきげんよう!」
☆際立った特徴
16cm×16cmで、赤ちゃんでも持ちやすい本です。表紙を初め、開く度に違ったしかけがあります。回したり引いたり、横にずらしたり、何度開いても飽きない仕掛けがされています。新品はスライドさせようとすると少しかたいことがありますが、動かしていくうちに馴染んできます。
仕掛けの動かし方は、矢印に合わせて上下に引くもの・クルクルと回すもの、仕掛けに指を当てて上下左右に動かすものがありますちょうど指1本分が凹んでいるので小さな子でも動かしやすい仕組みがされています。自分でできた!と喜ぶことでしょう。
小さい子が扱う時には、必ず保護者が横で見守って上げてくださいね。
☆もっと詳しくストーリーを深堀り
ここはサーカスの会場です。パンダが1番手の出演者。パンダさん緊張して頬が少しピンク色。だけど練習した成果を発表する場です。「さあ、1番手はパンダさんです。とっておきのオープニングで、皆様をおもてなしさせていただきます。お願いします!」司会者に紹介されたパンダさん、片手でぐいっと体を持ち上げて逆立ちします。お客のワニさん、ブタくん、ひよこの兄弟に猫・うさぎ・ペンギン。お客さんが目の前まで寄って見ています。『ワ〜!!!スゴイ!!』お客さんも拍手喝采!サーカスのステージにエンジンが掛かります。オープニングは大成功!
2番手は「サルの双子のダンスパフォーマンスです!かつてドリフターズが”ヒゲダンス”を披露して笑いで日本中を盛り上げました。このおサルの双子もヒゲダンスを披露します!!お願いします。」司会者が紹介し、おさるの双子がお揃いのチョッキに色違いの蝶ネクタイで登場します。お客さんは愉快な音楽とサルの肩を上げ下げ&特徴的なヒゲダンスの腕の動きに大盛りあがり!『おじいちゃん!お兄ちゃん達の出番だよ!起きて!』とサルの弟君。お母さんサルは特性の応援旗をフリフリ♬『きゃー!!頑張ってー!』と大きな声で応援しているのかな。
プログラムはまだまだ中盤。どんどん行きましょう!3番手はペンギン家族のくるくるダンス。大きな氷の周りを歌手グループ・エグザイルのチューチュートレインのように回ります。どんどん盛り上がりはヒートアップ!飛び跳ねて喜ぶひよこさん達。あらら、猫さん目が回ってしまいましたよ。
そんな中、「お父さんまだかな・・・?」「大丈夫、もうすぐよ。」とゴリラの子どもとお母さん。もしかして次は・・・?
迫力満点!ゴリラの登場です!!大きな体を左右に揺らし、胸をドンドコドンドコと両手で叩いて鳴らします。「ポンポコポンポコ ウッホッホ〜」大迫力なパフォーマンスに観客は大興奮!カラフルな紙吹雪が上からパラパラと舞い落ちて観客たちも「ゴリラサイコー!!」と声を掛けています。もちろんゴリラの奥さんと子どもも、待ってました!と手を振り「パパ頑張れー!」と応援しています!!カッコいいパパの姿を見せれてゴリラもきっと嬉しいことでしょう。
さぁさぁ、お次でフィナーレ。照明が暗くなり、星がキラキラと輝いているようなライト光ります。場を一気にエンディングを感じさせる雰囲気に変えました。そこに主役のクジャクがきれいに羽を広げて登場。バックダンサーの5羽のクジャクも周りを囲んで鈴をシャラララララーン♬音に合わせて羽を優雅に広げて、美しさを披露します。観客もうっとりとその美しさに見とれてます。女性客はもしかしてメロメロになったかもしれませんね。(羽を広げるのはクジャクのオスの求愛行動なので・・・笑)
これでプログラムが終わりました。「それでは皆さん、ごきげんよう!」最高のエンディングでサーカスの幕が閉じます。
観客の拍手が会場を埋め尽くし、大満足した様子です。「まだ終わってほしくないなー。もっと見たかったなー」なんて声が聞こえてきそうです。
☆書店員の感想
表紙のパンダくんが可愛いですね。書店で展示してあるととっても目を引きます。そこに仕掛けがあるものだから、子どもも大人だって手にとって動かしたくなります。動かすとパンダが逆立ちしてくれます。思わず「かわいー!パンダくん素敵ー♬」と言いたくなります。中身を読んでいると、サーカスを楽しむ観客気分も味わえます。そして、仕掛けを動かすのは、本書を手にとったあなたです。仕掛けを動かすことで動物たちのパフォーマンスが上手くいくかどうかが決まります!自分がパフォーマーになった気分で沢山動かしてあげると、観客はあなたに向けて拍手をくれているような気分になることでしょう。まさに読んだあなたもパフォーマー!一緒にサーカスを盛り上げましょう!
先日、我が家にやってきた本書。娘が喜ぶかなと期待していたのですが、なんと私を含め、6年生と4年生の息子、そして娘が、テーブルに置かれた本書を自然と触って動かしていました。まさか小学生のクールガイな息子が触っているなんて、勉強で忙しい彼にとって、つかの間の癒しなのかなーと見守っていたら、私も無意識に手にとって動かしていました。ホントに無意識です。表紙のキュートなパンダが「触っていいよー!さわってー♬遊んでー♬」と声を掛けてくれているみたいだなって思いました。