コロッケできました
お腹が減った時の読み聞かせにピッタリ!「今日のご飯は何かな?」と楽しみになりますよ☆お腹がグーです!
☆際立った特徴
- 5種のメニュー。それぞれピッタリの調味料をつけてパクリ!
- 貢をめくると読者が一口食べた絵に!
- 木版画で描く絵本。
- 調味料をつけてパクッと食べる真似っこ遊びが楽しめる。
☆読み聞かせのポイント
- 調味料をつけてパクッと食べる真似っこ遊びや、カットして盛り付けるおままごと遊びをお話と共に楽しみながら読み進めましょう!
- 今日は何を食べたい?好きな食べ物は何?など、食について話すきっかけに♬
☆あらすじ
じゃがいもを縦長にカットして揚げたフライドポテト。ホクホクして美味しそう。
ケチャップをつけて、あー美味しい!
揚げたてアツアツ唐揚げ。サクサクジュワ―と美味しそう。
マヨネーズをつけて、んー美味しい!
ふっくらと分厚いハンバーグ。中から肉汁がジュワ―と溢れそう。
トローリとチーズを乗せて、ガブリ!美味しい!
サックサクな大きいエビフライ。プリッとしていて美味しそう。
エビフライにはタルタルソースをたっぷり掛けて、あー美味しい!
大きな揚げたてコロッケ。サクサクで美味しそう。
全体的にソースを掛けて・・・もうひと工夫。
キャベツと一緒にパンに挟んで、中身が潰れないように、半分にカットして、
中身が見えるように並べたら、コロッケサンドの出来上がり!
いただきます!あーサクサクで美味しい!
デザートは、真っ赤ないちご♬。
ちょびっとミルクを掛けたら、お口にパクッ!
甘くて美味しい!
お腹いっぱいになったよ。ごちそうさま!
☆書店員の感想
・サクサク・アツアツ・ふわふわジューシーなど、出来立ての美味しい見た目や匂いまで感じる木版画の絵。見ているだけでお腹がグーです!
色鉛筆や絵の具で描くとはまた違った色合いの木版画絵本です。
本書で描かれる揚げ物は素揚げのポテト・唐揚げ・エビフライ・コロッケですが、実際に揚げた時の触感がそれぞれ違いますね。そこを上手く表現し、それぞれの衣の良さや美味しさを引き立てています。サクサクッとしていたり、カリカリしていたり、ホクホクしている様子が見て分かります。
その他にハンバーグと、コロッケを挟む食パンと、キャベツや生のイチゴも描かれています。ハンバーグやパンの柔らさや、キャベツやイチゴのフレッシュ感も感じられ、一口食べた時の口の中に広がる美味しさを想像することが容易に出来てしまいます♬
見ているだけで口があーんと開いて、お腹がグーと音を出してしまいます。
・温かみのある絵(食べ物)で、作った人の気持ちまで感じる事が出来ます。感謝しながら頂きたいですね。
この料理を作る人の事も想像できてしまう不思議さがあります。お母さんかな?おばあちゃんかな?職人さんかな?それともスーパーで働くおじさんやおばさんかな?きっと読む人によって想像は色々なのでしょうね。
私は本書を読んでいると、それぞれの人の気持ちがたっぷり詰まった”温かい食べ物”だと思いました。食材の温度ではなく、作る人の心の温かさを感じるという事です。
私は普段1から揚げ物は作りません。揚げるだけの冷凍やお惣菜を買ってきて、その日の気分でチン!したり、揚げたりします。作ってくれる人に感謝してどーんと食卓に出しています。
だからなのでしょう、私の本書を読んだ時に頭に浮かんだのはスーパーで働くおばさんおじさんの働く姿です。スーパーで働く方にいつも感謝感謝です☆
・調味料をつけてパクッと食べる真似っこ遊びや、カットして盛り付けるおままごと遊びをお話と共に楽しみながら読み進めましょう!
見て読んで楽しむだけじゃもったいない!お子さんと一緒にポテトを持ってケチャップをつけ、お口にパクッと入れるマネっこをしたり、「んー!唐揚げおしい♬」と頬に手をあてて喜んだり、コロッケサンドは包丁でカットするマネっこをしておままごと遊びも楽しいですよ。楽しい絵本タイムになりそうですね☆
- 作品名:コロッケできました
- 著者名:彦坂有紀 もりといずみ (彦坂木版工房ホームページ)
- 出版社:講談社