かお かお どんなかお
赤ちゃんにもピッタリ!いろんな表情の顔がたくさん登場☆いまはどんな顔の気分かな?見て楽しい、真似っこも楽しい!?絵本です。
☆特徴
- いろんな表情の顔が登場します。
- 気持ちと、それに合った顔が描かれていて、とってもシンプルだから赤ちゃんにも分かりやすい。
- どんな気持ちのときにこんな表情をするのかな。気持ちと表情のつながりが感じられます。
- たくましい、かなしい、こまった…いろんな気持ちを表す言葉にも触れられます。
- 顔のパーツの名前を覚えるきっかけにも。
☆読み聞かせのポイント
- 顔ってなんだろう?気持ちによって表情が違うということを感じることができます。
- 顔に合わせて、『わはは』や『えーん』など、真似っこ遊びも楽しめます!
- 顔真似(変顔)も楽しいですよ☆
- いろんな顔との出会い。どの顔も個性や感情があふれていて、また見たくなる、クセになるようなイラストが子どもに大人気です。
☆あらすじ
ピンクで丸い顔が登場します。
顔には目と鼻がありますね。口もあります。
楽しい顔や悲しい顔、困った顔。
怒ったり、困ったりもしますね。眠ったときの顔もすてきです。
甘いものを食べたとき、辛いものを食べたときもこんな表情になっているのでしょうか?そのときの気持ちが伝わってくるようです。
☆書店員の感想
・『どんなかお』というタイトル。こんな気持ちのときはどんな顔をしているでしょう。いろんな表情が登場します。
まず、表紙にも描かれている顔。
ピンク色でまんまるの顔に目と鼻と口が描かれています。この顔がいろんな表情に変化します。楽しかったり、笑っていたり、すましていたり… 気持ちが穏やかなときは顔色がピンクのまま、明るい表情をしています。
しかし、怒っていたり、泣いていたり、いたずらな顔をしているときは、輪郭も顔の色もほとんど違っています。気持ちが高ぶったり、沈んでしずんでしまって穏やかではないときは、顔色が変化するんだなということが伝わってきます。気持ちが表情に出ますよね。
絵は一見シンプルですが、いろんな気持ちが輪郭と顔色の変化、目や口の変化から感じられ、小さなお子さんでもこんな表情のときはこんな気持ちなのかな?と知ることができるかもしれません。
目や口、鼻もシンプルなのですが、絶妙なバランスで、不思議とまた見たくなる顔に思います。そして、気持ちや表情がコロコロと変わる子どもの顔と重なって見えてくるようにも感じました。
また、裏表紙には黄緑色の顔で目を閉じ、口を『イーッ』としている表情の顔が描かれています。この顔には、どんな顔か言葉が書かれていないので、どんな気持ちなのかな?と、親子で考えるのも楽しそうだなと思いました。子どもからビックリな答えが返ってくるかもしれませんね。
・変な顔や泣いた顔。気持ちに合わせた真似っこ遊びも楽しめますよ。
この絵本が自宅にあり、我が家では娘が1歳半を過ぎたあたりから一緒に読むようになりました。今では毎日持ってきて、読んでとせがんでいます。
そして、笑っているとか、泣いているとか、そういった単語はまだ話せないのですが、『わはは』や、泣いている顔のときは『えーん』と手を目にあてて泣きまねをしてみたりなど、顔から連想される仕草をして遊んでいます。たくましい顔のときは『ふん』と言ってみたり、困った顔のときは『シュン』と言ってみたり…。普段の遊びのようすから、いろんなパターンを取り入れてみるといいですね。
また、絵本を読み始めたころから少しずつ言葉を覚え始めてきたので、『これは目だね、〇〇ちゃんの目はどこかな?』と声をかけると、『ここ』と自分の目を指さし、次に鼻や口も同様に行っていました。顔のパーツの名前を覚えたり、お互いの目鼻を指さしたり…そんな遊びにもつながります。
また、最後のお顔では『さよなら』という言葉が出てくるので、私がついつい『バイバイだね~、おしまいだね』と声をかけると、決まって『イヤイヤ!』と言われます。そしてまた最初のページに戻り、また始めから読み始めるという無限ループになるのが最近の日常です。(笑)1歳半くらいのわが家の娘に大人気の絵本ですよ。
- 作品名:かお かお どんなかお
- 著者名:柳原良平
- 出版社:こぐま社