としょかんへ いこう

としょかんへ いこう 表紙

図書館ってどんな場所なんだろう?何があってどんなルールがあるのかな?そもそも楽しい場所なのかな?図書館デビューの子にピッタリ!図書館好きな子にもピッタリ!

☆際立った特徴

  • 初めて図書館に行く男の子が主人公。
  • 迷路や間違え探し、4択クイズや探し絵があったりと、遊びが混ざっている。
  • 遊びを交えながら図書館での過ごし方・ルールを知ることが出来る。
  • 図書館での本の検索方法や借りる時の方法も知れる。

☆読み聞かせのポイント

  • 初めての場所は緊張するものです。どんな場所なんだろう。どんな物が置いてあるんだろうと、一緒に楽しく図書館を知っていきましょう。
  • 図書館とはどんな場所なのか大体が分かってきたら、「こんな時どうしたらいいのかな?」と、お子さんと一緒に絵本を見ながら確かめると、より図書館が好きになります。
  • 図書館内でやってはいけない事もあるので、一緒に確認しておきましょう。
  • 本書を読んだ後には、図書館へ行きたい気持ちが大きくなると思います。ぜひ、本書で学んだ事を実践してみましょう!
  • 自分の住んでいる自治体の図書館は貸出のシステムが、もしかして違う部分もあるかもしれませんね。自分の知っている限りで、保護者の方も図書館の事をお話してあげると、お子さんも安心だし、行ってみたい!という気持ちが膨らみますね。

☆あらすじ

「図書館っていったいどんな場所なんだろう?」

図書館に行った事のない主人公の男の子。

今から自転車に乗って図書館へ行ってみる事にしました。行き先までが迷路になっています。

図書館へ着きました。さて、入館料はかかるのでしょうか。4択クイズになっています。

もちろん大人も子供も介助犬も盲導犬も入館できて、料金も無料ですよ。

広い建物内に本棚の列。そしてそこには本がいっぱい並んでいます。

図書館にはどんな物があるのかな?本やCD、検索機や机とテーブル、貸出カウンターもありますよ。他にはどんな物があるかな?

さて、子どもの本コーナーに男の子がやってきました。

マナーを守っていない子も中に描かれています。テーブルに座ったり、本をお口の中に入れようとしてはいけませんよ。

絵本や絵本コーナーの棚に、大人の本も読み物の棚に沢山並んでいます。

そんな中、とっても大きな絵本を持っている図書館の職員さんが・・・。

「一体あんなに大きな本をどうするのかな?」

子ども達の読み聞かせに使うようですよ。沢山の子ども達に読んであげる場合でも、大きな本なので後ろの子までしっかり絵を見せてあげることが出来ます。

図書館には、沢山の人を呼んで講演会が出来るような大きな部屋(スペース)もあるし、カフェのようにくつろいで飲食できるスペースが設けられている所もあります。検索機を使って検索したり、借りたい本があるのに、探し方が分からない時はカウンターの職員さんに聞く事も出来ます。

さあ、そろそろ帰らないといけない時間になりました。もっと読みたいけど、借りて帰るにはどうしたらいいのでしょう。カウンターに行って必要な申し込みをしたら、借りて帰ることが出来るんですよ。返却期限を守って、正しく借りましょう。

男の子は無事に、借りたかった本を借りて家に帰ることが出来ました。

図書館ってどんな場所だったか、家族に話してあげていますよ。

☆書店員の感想

図書館へ行った事のない子なら、きっと初めて行く時緊張しますよね!本書でまず下見してみましょう。行った事がある子も、もう一度図書館のマナーやエチケットなど確かめてみましょう!君の知らない事があるかもしれませんよ。

主人公の男の子は、初めて図書館に1人で行く事にしました。初めてなのに1人でなんて素敵な冒険のようですね!まず図書館までの道のりを地図で調べて、さあ自転車で出発です!

そもそも図書館は利用料金がかかるのか、広い図書館内にはどんな設備があって、それは誰もが使っても良い物なのか、困った時は誰に聞けばいいのか、全て知ることが出来ます。

そして、どんな事に気をつけたらいいのか利用時のマナーも本書の中で学ぶ事が出来ますよ。

図書館独特のルールやマナーもあるし、図書館だからこそ体験できることもあるんじゃないかと思います。本書で、主人公の男の子と一緒に体験しながら学んでいきましょう!

図書館でのルールやマナーといった大きなテーマの中に、遊びがいっぱい詰まった1冊です。

まず、男の子が家から図書館へ行くページは迷路になっています。図書館に着くと図書館の利用料(入館料)について気になりますよね。受付係の職員さんに聞こうとする男に「誰が本物の受付係さんでしょうか?」と、クイズが出題されます。

次は図書館内の設備についてです。どんな設備がどんな所に置いてあるのか考えながら進む迷路になっています。設備を見ていく中で、「雑誌や新聞もあるんだな。」「CDまで借りて楽しむことが出来るんだ。」「探したい本がある時には検索機という機械を使うんだな」と知ることが出来ます。

その他にも間違い探しや、探し絵なども続いていきます。最後には【家に持って帰って読みたい時】についても貸出方法を紹介しています。

この部分については、もしかしたら各図書館によって方法が違っているかもしれませんが、根本的な部分は同じだと思います。もし、実際に図書館へ行く時に保護者と一緒に確認したら良いと思います。貸出カードを作ったり、読書手帳を作ることが出来る図書館もあります。(借りた本の名前をシールにしてくれる機械があって、それを手帳に貼っていくという物です。)

『遊びばかりで、ちゃんと学ぶことが出来るのかな?』なんて心配は必要ありませんよ!面白さが詰まっている1冊だからこそ、正しいマナーやルールを身につけることが出来るのではないかと思います。子ども達は楽しい事が大好きですからね!

としょかんへいこう 裏表紙

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。