にじいろのさかな0歳の本 みんななかよし・うみのいきもの

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

赤ちゃんの絵本デビューにピッタリ!読んで、めくって、触って楽しめる海の生き物の絵本です。絵の色もきれいで見とれてしまいます。

☆3つのおすすめポイント

  1. 2冊組になっていて、ケース同様どちらもキラキラしていてとってもキレイ!赤ちゃんでも絵を見て楽しむことができます。
  2. どちらも海の生き物が描かれている絵本です。まるで海の中に潜っているような、幻想的な世界です。
  3. プレゼントにも最適!開いて飾っておいても映えそうな美しさの絵がたくさんつまっています。
にじいろの さかな 0歳の本 ・みんななかよし ・うみのいきものケース表

☆あらすじ

・みんななかよし

全部で10枚の絵が描かれています。本を開いて上部に当たる部分のページには文字はなく、裏に来るページ部分には青い魚、しましま、ひとで、いそぎんちゃくが紹介されています。表紙に描かれている魚が主人公のようですが、その青い魚が大きなタコに出会ったり、ほかの魚たちに出会ったりしています。

・うみのいきもの

全部で9枚の絵が描かれていて、じゅうもんじだこ、くらげ、かつおのえぼし、ゆめなまこ、おおくらげだこ、ふぐ、てんぐうお、くじらの8種類の海の生き物が紹介されています。色とりどりな生き物たちが海の中を気持ちよさそうに泳いでいるようすが表現されています。文章はなく、絵と生き物の名前のみの表記となっていて、絵がメインに描かれています。海の生き物が7種類ほどが集まって、宝石のような光るものを見つけている場面の絵もあり、どんな様子なのか気になりますし、とてもキレイです。

・みんななかよし ・うみのいきもの 表紙
・みんななかよし ・うみのいきもの 2冊セットになっています。それぞれの表紙です。

☆際立った特徴

一般的な絵本のようにペラペラとめくっていくのではなく、6枚の厚紙が横につなぎ合って折りたたまれているようなつくりとなっています。それをびよーんと伸ばして、描かれている絵を楽しむことができます。

また、本は2冊セットで、厚紙で作られているため丈夫です。0歳のころから自由に手に取って遊んでも、長く楽しむことができそうです。

本は閉じた状態で14㎝四方の大きさとなっていて、赤ちゃんでも持ちやすい大きさです。

☆書店員の感想

●2冊組になっていて、ケース同様どちらもキラキラしていてとってもキレイ!赤ちゃんでも絵を見て楽しむことができます。

ケースの表には、1匹の青い魚が描かれています。鱗には赤や濃い青、水色、緑色が混じっていて、きれいな色合いです。そのうろこの中にキラキラ光るラメのような鱗もあり、尾びれや背びれにもキラキラとした部分があることで、見る角度によって色や印象が違いとても惹かれました。ケースの裏側では、青い魚が、黄緑色の魚に宝石のようなものを手渡しているようなシーンが描かれていて、お話の中身が気になってきます。

また、ケースの裏の部分に「おだやかな心を育む0歳から楽しめる絵本!」と書かれています。親子で一緒に繰り返し読むことで、赤ちゃんの穏やかな心を育み、絵を手でかくしていないいないばあ遊びをしたり、じゃばら式の折りたたみのページをパタパタして楽しんだり、想像してお話を作ってみたりと、成長を感じながら長く楽しめる絵本となっています。

キラキラ光る鱗も、自然と触ってしまいますね。

まだお話が分からない赤ちゃんや、視力の発達段階の赤ちゃんでも、キラキラとしている鱗や明るい色が混じった絵を見て、絵を追いながら楽しむことができそうです。

可愛い海の生き物たちのきれいな雰囲気に魅了されそうです。

●どちらも海の生き物が描かれている絵本です。まるで海の中に潜っているような、幻想的な世界です。

絵の背景が、全体的に青色で、ところどころグラデーションがかかっているような色合いです。ゆらゆらと水が漂っているような海の中を想像させる背景で、魚や海の生き物たちも、気持ちよさそうに泳いでいるように感じます。

キラキラと光りながら泳ぐ1匹の青い魚が素敵な表紙の【みんななかよし】の絵本。

背景が白から、濃い青になってタコに出会うシーン、少し薄くなっていろんな魚と集まるシーンもあります。海の深さや、場所、気候によって海の中の雰囲気が変わることが感じられるような描写だな、と思いました。そういった点もまた幻想的です。作者のマーカス・フィスターさんは、魚の絵本を描くのが今回初めてだったそうで、背景が一番難しかったとYouTubeインタビューで話されています。そういった作者の目線から見て楽しむのも違った発見がありそうです。そして、絵本の裏側にあたる部分に描かれた生き物たちも、立体的に描かれていて、柔らかいような、しっとりとしているような感触も伝わってくるようです。海にはいろんな生き物がいるということに自然と興味と知識が得られるように思いました。

また、表紙の青い魚とタコが見つめ合っているのが素敵な【うみのいきもの】の絵本。2匹の周りが宝石の粒のようにキラキラと輝くように装飾されています。タコの体の表面も細かいラメがついていてキレイですし、ほかの生き物たちの体にも同様にたくさんの輝く加工が施されています。クラゲは、表面がラメのような加工をされているものから、体の中の線がキラキラとなるように作られているものもあり、3種類のクラゲがそれぞれ違った魅力で美しいです。3匹一緒にゆらゆらとゆらめいているようで、幻想的な感じがします。

全身にとげのあるフグや、鼻が長いてんぐうおも特徴的な魚で、小さなお子さんも興味を持って見るように思いました。

●プレゼントにも最適!開いて飾っておいても映えそうな美しさの絵がたくさんつまっています。

絵本のケースの裏にも描かれていますが、14㎝四方の大きさで2冊入り、重さやかさばりも少ないように思いますので、お出かけのお供の1冊にもピッタリです。ペラペラとめくらずじゃばら状になっているページをパタパタと開いたり、閉じたり。ちょっと伸ばしてみたりと、本の動きでも楽しめます。

また、文字が書かれていないページもあり、お気に入りのページを開いて飾るのも一つの絵画のようで素敵なように思いました。魚の鱗やヒレ、海の中などキラキラしている部分もありますので、どの角度から見ても楽しめそうです。

赤ちゃんや小さなお子さんにとっては、魚の鱗やヒレが角度が変わることによってキラキラ見えるのが不思議でたまらない感覚になるように思います。それもこの絵本の素敵なポイントで、海の中で生き生きと泳いでいるような、見ても見ても見飽きない絵に思います。また、もうすぐ4歳になる次男は、本の絵を見て自分でお話を想像して声に出して読むことにはまっているようです。そんな楽しみ方も、成長に伴ってできるようになってくるかもしれません。赤ちゃんのころから成長に合わせていろんな楽しみ方ができ、長く楽しめる絵本です。赤ちゃんの絵本デビューにもおすすめですし、プレゼントとして贈っても喜ばれる1冊のように思います。

・みんななかよし ・うみのいきもの 2冊の裏表紙です。どことなく、つながっているようにも見えます。
にじいろのさかな 0歳の本 ・みんななかよし ・うみのいきもの カバー 裏
にむさん
  • にむさん
  • 現在4年生と年長の男の子、1歳の娘の育児に奮闘中です。
    兄が弟に、さらに最近では弟が妹に絵本の読み聞かせをしてくれるようになりました。子どもたちの姿から学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士の資格を持っています。