はい、あーん!くだもの

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

美味しそうな果物がたくさん!果物の皮をむいたり、実を切ったり…そして、お口にあーん!美味しい!果物が食べたくなる仕掛け絵本です。小さいお子さんからピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. 美味しそうな果物がいろいろ登場します!どんな味がするでしょうか、食べてみたくなるようなお話と絵の描写です。
  2. 果物によって食べるまでの工程が違っていて、皮をむいたりヘタを取ったり…その様子が楽しめます。切り方によって切り口も違っていたりと、果物の楽しみ方がたくさんあることを感じられます。
  3. どの果物が好きですか?いろんな果物が好きになる絵本です。しかけをめくると現れる、切った果物の変化がとっても楽しい!丈夫なつくりの絵本ですので、たくさん、長く楽しめます!

☆あらすじ

ころんとしたメロンがあります。このメロンをすぱっと切ってみると(しかけをめくります!)、メロンの断面が!種をとって、6等分くらいの大きさにしていただきます!はい、あーん。

次は梨です。ざくっと切りますよ。しかけをめくると、梨が半分になり、梨の中身が見えました。皮をむいて、芯をとり、お皿に盛り付けしゃりしゃりといただきましょう。

今度はグレープフルーツです。ずばっと半分に切ると、ジューシーな断面が現れます。

スプーンで皮と皮の間から実をぐりぐりと取り出し、はい、あーん!

レモンがふたつ並んでいます。横に切るレモンと、縦に切るレモン。どちらもしゅぱっと半分に切りました。切る向きで見える断面が違っていますね。飲み物に絞って、はい、あーん…、すっぱい!!

さくらんぼをぷちっと枝から取りました。小さな実がころころとしています。

さくらんぼは切らずに、そのままお口へあーん。種は出してね。

柿はまず、しゅりしゅりと皮をむきました。

くし形に切り、ヘタの部分を切り落として種も取ります。フォークでちっくん。はい、あーん。

いろんな果物がありますね。どの果物も美味しい!

☆際立った特徴

新鮮な絵の描写で、まるで本物のような果物がたくさん描かれています。果物のそのままの姿と、切ったときの中身の変化が仕掛けをめくることで楽しめます。小さな子どもが好きな果物が盛りだくさん!切るときの音も印象的で、果物の特徴をより感じられます。

絵本の大きさは14.5㎝×14.5㎝で大人の片手より少し小さいようなサイズ感です。表紙も中のページもかたい材質の紙で作られているボードブックになっていますので、たくさん、長く楽しむことができます。

☆書店員の感想

●美味しそうな果物がいろいろ登場します!どんな味がするでしょうか、食べてみたくなるようなお話と絵の描写です。

長めのツルがついているメロン。網目もしっかりしていてお店で見かけるメロンそのものです。メロンも子どもが大好きな果物ですね。切ってみると外から見ていたメロンのようすとは違って、果汁たっぷりのうす黄緑色の果肉が現れます。種も詰まっていて、これをすくってとって、食べやすい大きさに切っていきます。大きなメロンひと玉からあーんと口に入れる直前のところまでかたちを整えていく過程が見ていて楽しく、今すぐにでも食べたくなってきます。

次の梨も、黄土色の表面から、切ったら中が白い果肉になる変化が仕掛けで楽しめます。食卓に出る梨と皮をむく前の梨が比較できて、外と中が違うということを知ることにつながります。

グレープフルーツやレモンも、切った断面やスプーンですくったりグラスに絞るシーンを見ると、自然と口の中に唾液がたまる感じがします。(笑) 小さいお子さんはもしかしたら酸っぱいのでまだ口にしたことがない子もいるかもしれませんが、『酸っぱい味』とはどんな味?と興味が広がるように思いました。ちなみに我が家の子どもたちも慎重派で、まだあまり酸っぱいものは口にしません。(笑)

サクランボは枝になっています。それをプチプチ、と切り離し、そのままお口にあーん!ですが、4歳の次男はまだうまく種が出せません。いくつくらいからできるようになるのかな…とも思いますが、試しにそのままサクランボを出しても半分に切って種を出して、と言っています。けれどとっても美味しいサクランボなので、たくさん食べたいようです。

●果物によって、食べるまでの工程が違っていて、皮をむいたりヘタを取ったり…その様子が楽しめます。切り方によって切り口も違っていたりと、果物の楽しみ方はたくさんあることが感じられます。

果肉がとっても柔らかいメロン。スプーンで中心の種をとって、皮の上で食べやすい大きさに切ってスプーンですくったりフォークでさしたりして食べます。メロンの果汁がたっぷり詰まっているかんじが絵から伝わってきます。

なしは『ざくっ』と切りました。白い果肉にさっぱりとした口当たり。切っているときや食べているときの『ざくざく、しゃりしゃり』という音も梨の雰囲気が出ています。梨には種もありますが、芯がありますね。かたくて食べにくいので必ず取りますが、梨を等分に切って、芯を取り、皮をむいてさらに盛り付ける…、その工程がページに順に描かれていて、梨をどんなふうに切っているのかが一目でわかります。ざくっと切ったあと、どうやったら食べやすくなるのかが描かれているので、お子さんにも分かりやすいように思いました。

レモンは横に切ったり縦に切ったり、用途によって切り方も違ってきますね。何かに絞りだすときは縦に切ってくし形にして、レモン汁など作るときなどは横に切って絞り機でレモンを絞ります。絵も二通り描かれていてそれぞれしかけになっているので、どうして二つの切り方があるの?とお子さんと話すきっかけになるように思いました。実際にレモンを切ってみても良さそうですね。

柿はまず皮をむいています。梨と似ていますが、梨は切ってから皮をむく、柿は皮をむいてから切っていく…。ちょっと似ているような果物ですが、いろんな方法があるんだよ、と教えてあげることにつながりそうです。また、皮をむくときの『しゅりしゅり』という音、切るときの『すぱ』『たんたん』という音が、柿の歯ごたえのある果肉感を表現されているようで、実際に切っているようすが感じられるようです。

●どの果物が好きですか?いろんな果物が好きになる絵本です。しかけをめくって切った果物の変化がとっても楽しい!丈夫なつくりの絵本ですので、たくさん、長く楽しめます!

最後のページには、出てきた果物6種類が全部集合して描かれていて、色鮮やかでキレイ、そして美味しそう。果物のフレッシュな甘くてさわやかな香りが漂ってきそうです。

お子さんと、どの果物が食べたいかな、とお話したり、切ってある絵を見ながら「あーん」と食べさせ合いっこしながら遊んでみたり…。いろんな楽しみ方ができる絵本だな、と思いました。仕掛け部分はぺらっとめくるシンプルな作りで、絵本自体はボードブックで丈夫な作りになっていますので、たくさん、そして長く楽しめそうです。

絵は水彩画のようなタッチで、パッと見たときに本物のように感じます。果物の味が伝わってくるような絵が、お子さんの目にも良い刺激となるように感じました。

本の大きさも大人の手のひらサイズでコンパクトですので、お出かけに持っていくのにもピッタリです。あーん、と食べたくなる果物がいっぱい詰まった美味しさを感じる絵本、角も丸くなっていますので、赤ちゃんの頃から一緒に読むのにおすすめの1冊です。

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。