へんしんトンネル

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

話していた言葉がなぜか変わってしまう不思議なトンネル…!?言葉遊びがとっても楽しいお話です!お子さんと声を出し合って読み合うのにピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. 楽しい言い回しがクセになる!声に出して読んで、言葉の変化を楽しめます。絵本以外でもついつい口ずさんでしまうかも…!?
  2. いろんな登場人物がいますが、どれも元気いっぱいだったりひょうきんな感じだったりと、個性に溢れていて絵を見ていても楽しめます。色合いもカラフルで明るいです。
  3. 言葉が変われば、入っていったものも変わってしまう不思議で楽しいトンネルです。身近にもいろんな言葉があるのかもしれません。大人も子どもも一緒に言葉遊びを楽しみましょう!

☆際立った特徴

トンネルに入って行ったときに言い続けていた言葉が、トンネルから出てくるときには変わっているというユニークなお話です。お子さんにとっては、声に出して言葉を繰り返し言っていると、いつの間にか違う言葉に変わっているという面白い発見が得られる内容のように思います。

大人と子どもと一緒に声に出して言葉を繰り返して楽しんでみることで、良いコミュニケーションにもなります。また、表紙の内側にも「使用上の注意」として、「読むコツ」も書かれていますので、参考にして読んでみるとより楽しめそうです。

絵本の大きさはたて24.6㎝×横22㎝の大きさで、縦型の絵本です。

へんしんトンネル 表紙

☆あらすじ

不思議なトンネルがあります。このトンネルをくぐると、なぜか「変身」してしまう、不思議なトンネル!「へんしんトンネル」にいろんなものが入って行きます。

まずはかっぱが入って行きました。「かっぱかっぱかっぱ…」と言いながら入っていくと…

トンネルから出てきたときには元気なお馬さんに変身していました!

いつの間にか、「ぱかっぱかっ」と言葉が大変身。

つぎは時計がやってきました。「とけいとけいとけい…」と言いながら入っていくと…

いつの間にやら「けいと」に大変身!トンネルからはピンクの毛糸が出てきました。

お次は小さなボタンたち。5人一緒に入って行きます。「ぼたんぼたんぼたん…」と入っていくと…

ぼたんがなんとたんぼになってトンネルから出てきました!たんぼに足が生えて、走っていきます。

つぎにロボットが「ロボロボロボ…」と言いながら入って行きます。するといつの間にか「ボロボロ」になってしまいました。

怒った人が「こらっこらっ」と怒りながら入って行くと、穏やかな「らっこ」に変身します。

可愛い女の子のえりちゃんが、「えりえり…」と言いながら入って行くと、なんと「りえちゃん」になってしまい、ちょこのきょうだいが「ちょこちょこ…」とくぐって行くと、「こちょこちょこちょ」とくすぐりあう楽しそうなきょうだいが出てきました。

つぎはぶたのぶーちゃんが入って行きます。「ぶーちゃんぶーちゃん」と言いながら入って行くと…ちょっと不思議な「ちゃんぶー」になって出てきました。「ちゃんぶー」ってなんでしょう?不思議な生き物に変身しています。

最後にゴリラです。「うほうほうほ」と言いながら入って行くと…「ほうほうほう」と言いながら、ふくろうになって空に飛んで行ってしまいました。トンネルの外は夜です。

へんしんトンネルはいつも大賑わいのようです。

へんしんトンネル 裏表紙

☆書店員の感想

●楽しい言い回しがクセになる!声に出して読んで、言葉の変化を楽しめます。絵本以外でもついつい口ずさんでしまうかも…!?

絵本の帯にも、『親子でふれあう すてきな時間』と書かれています。トンネルに入ると、どんな風に変化するのでしょうか、はじめて読むときは大人の方と一緒に声を出して読んでいくと、言葉の変化に『ピン!』とくるように思います。

表紙の内側に『使用上の注意』として読み方のコツも書かれていますが、言葉が変わるまで何度も繰り返して言うことと、言葉が変わる瞬間にページをめくることも大切だそうです。変化が難しいときは、言葉をつなげて切らずに続けて読んだり、読む速さをいろいろと変えてみると変化に気づくことができ、そのうちにコツがつかめてきそうです。

黄色の不思議なトンネルが、へんしんトンネルです。表面にちょっとざらっとしている模様のようなものがあり、それが不思議な感じをより一層高めているように感じます。入り口側がピンク色、出口側が青色になっているようです。『かっぱ』が『ぱかっ』と馬に変身したり、『時計』が『毛糸』になったり…。ページをめくると、入って行ったものが言葉も絵も変わってトンネルから出てくるという変化がとっても楽しいです。そんなものに変わるんだ~という、意外な変化が子どもの好奇心をくすぐるように思いました。なんだか、ついつい口ずさんでしまいそうです。

●いろんな登場人物がいますが、どれも元気いっぱいだったりひょうきんな感じだったりと、個性に溢れていて絵を見ていても楽しめます。色合いもカラフルで明るいです。

表紙では手を大きく振り、楽しそうにトンネルに入って行くロボットとかっぱとボタンの姿があります。これから変身するのをとても楽しみにしているような雰囲気にも感じます。

裏表紙には、トンネルを正面から見たような絵が描かれていますが、入口がオレンジ色をしています。絵本の中では、入口がピンク色、出口が青色で描かれていたので、これはトンネルの入口なのか、出口なのか、はたまた…、と、想像が膨らみます。

トンネルって不思議な空間なような気がします。入口から入り、その先の出口には何が待っているのか、ちょっとドキドキするようなものでもあるように思います。

このへんしんトンネルも、そんなドキドキが言葉の変化とつながって、より楽しいものになっているように感じました。

また、トンネルの地面の色がページが変わるごとに変化していたり、変化していく言葉がページの上部に手書きで描かれていて、その文字がどれも違う雰囲気で描かれているところもページの楽しさ・明るさを引き立てています。絵の雰囲気に合わせて、ボロボロで描かれていたり、怒っているような勢いのある字で描かれていたり。ぶーちゃんが変化するところでは、いい言葉に変化してなかなか出てこない様子を表しているのか、見開きのページにたくさん『ぶーちゃん』の言葉が描かれていて、その描写もにぎやかで楽しくなってきます。

登場人物たちは、ニコニコ元気いっぱいだったり、ちょっとしょんぼりしていたり、ぷんぷんと怒っていたりといろんな感情が表されていて、喜怒哀楽の人間らしさも感じることができるなぁ、と思いました。

●言葉が変われば、入っていったものも変わってしまう不思議で楽しいトンネルです。身近にもいろんな言葉があるのかもしれません。大人も子どもも一緒に言葉遊びを楽しみましょう!

トンネルに入って行ったものが、言葉も見た目も変わってしまう、面白いトンネルです。長男は保育園からこの絵本を借りてきて、毎日のように読んでいました。最初は長男と一緒に言葉を声に出して言い、変化すると同時にページをめくると、絵も変化しているのがとても面白く、長男と一緒に笑い合って楽しんでいました。そのうちに文字も読めるようになってくると、自分で読んで笑っていました。

目で見て絵や文字を楽しみ、言葉の変化も耳からの刺激として入ってくるので、幅広い楽しみ方ができる絵本だなと思いました。また、一緒に声に出して読むことで、親子のコミュニケーションのひとつにもなりますね。

裏表紙の内側にはほかの例も紹介されていて、ページの下のほうに『自分で新しいものを作ってみよう!』とも書かれています。長男はよく声に出して、どう変化するかなといろんな言葉で試していました。言葉遊びが自然と楽しめるようになり、いろんな言葉に興味を持ち、絵本の楽しさにも改めて気付かせてくれる素敵な絵本のように思いました。

言葉を覚え始めたお子さん、これからどんどんいろんな言葉を覚えていってほしいですね。変身させて、「こんな言葉、ある?」と、大人と一緒に確認して、新たな言葉を覚えるきっかけにもなるかもしれません。

絵や文字を見てワクワクし、声に出して言葉の変化を楽しむ、いろんな刺激を与えられる1冊だと思います。

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にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。