みーんな はははっ
1歳前後の赤ちゃんへの読み聞かせにピッタリ!元気にはははっ!と笑おう!大きな口を開けて、何でも美味しくモリモリ食べよう!
☆際立った特徴
- 4種類の動物と赤ちゃんが登場
- 食べ物を美味しそうに食べている。
- 声を掛けると大きな口を開けて笑う。
- それぞれ、大きくてカッコいい、特徴的な歯が生えている。
- 大きな口を開けて、「はははーっ」と笑えば、きっと相手も笑顔になる!
- 動物園や図鑑で本物を見てみたくなる!興味が広がる。
☆読み聞かせのポイント
- 「笑ってくれるかなー?どうかなー?」とワクワクしながら貢をめくりましょう! 「笑ってくれたね。」「素敵な笑顔だね!」
- ニッコリ笑顔が素敵な登場人物達。読者も笑顔でお返し!真似っこしましょう!
- 比べっこしても面白い! (どの動物が1番大きな口を開けているかな?どの動物の歯が1番大きいかな?笑い声が1番可愛いのは誰かな?)
- 君やお父さんお母さんのお口の中はどうかな?鏡を持って見てみよう!
☆あらすじと書店員の感想
・登場する動物・赤ちゃんは、大好きな食べ物を食べようとしています。大好きな物を食べてニッコニコ!お名前を呼ばれてニッコニコ!
登場したのは、ねずみ・ライオン・うま・かば・赤ちゃんでした。それぞれ、大好きな食べ物を持っています。ねずみはりんご・ライオンは肉・馬はにんじん・カバはキャベツ・赤ちゃんはのほにゅう瓶のミルクです。しかしどれ子も食べる姿は無表情です。「あれれ?何を考えているのかな?美味しいのかな?」と心配になるような顔です。
しかし、貢をめくると、ニッコリ笑顔を見せてくれます。「よかった。美味しかったんだね。」と、ほっと安心します。そして、笑顔を見せてくれただけで読者は嬉しい気持ちになります。不思議と読者も絵本の中の動物達に向かって笑顔をお返ししたくなります。
だってあまりにもその顔は可愛らしく、ゆかいです。笑顔が揃ったらもうお友達!ですね。
・「はははっ!」と笑う姿。口の中を見ると、その動物らしさを感じます。”歯”は、とっても個性があります!
みんなの笑う顔を見ていると、どの動物も個性がある事に気がつきます。ねずみは上下の4本の前歯で、上よりも下の方が長いのが分かります。ライオンはどうでしょう。尖った歯が上下にぎっしりと生えています。犬歯という大きな歯は固い肉を噛みちぎるのに必要なんですね。馬はどうでしょう。1本1本は大きくて四角い形です。ライオンとは違って尖っていません。草食動物は臼歯で草をすりつぶすのでこんな形をしているんですね。歯茎がたっぷり見える所も馬の可愛い所です!
カバの口の中はどうでしょう?ぜひ確認してみてください!口がガバッと大きくあく事だけじゃありませんよ!とっても変わった歯の生え方をしています。
口の中って面白いですね!歯を見ていると、実際にどんな物をどんな風に食べているのか見てみたくなりますね!
さあ、人間の赤ちゃんの歯はどうでしょう?本書に登場する赤ちゃんの歯はまだ下の歯2本です。これからどんどん増えていきますね。
これからの成長が楽しみでもありながら、この2本だけの顔は今だけ!と思うと、ちょっぴり寂しい親心…。
だからこそ、いっぱい笑って、その笑顔をいっぱい見せてもらいましょう!もちろん見せてもらうだけじゃありません。保護者もいっぱい一緒に笑いましょう!
・登場する動物同士で比べっこ!君のお口はどうかな?鏡を持って見てみよう!
登場する動物同士を見比べたり、鏡を持ってきて自分はどうかな?と、どんな口の中かな?と見てみると面白いと思いました。
そして、興味がある子は、実際に動物園へ行ったり、動画や図鑑で確かめてみる事に繋がっていくかもしれませんね。
本書の中で、作者オームラトモコさんは「この絵本を読んで、少しでも多くの方が笑顔になってくれたら嬉しいです。」とコメントを書かれています。誰かの笑った顔は不思議と自分を笑顔にしてくれます。そして自分の笑顔は、また違った誰かを笑顔にするかもしれません。
そんなハッピーの連鎖が起こってくれたら嬉しいですね!そしてもっともっと楽しくて笑顔が増えますね!
さあ、みんなで「はははっ!」って笑いましょう!
笑顔は素敵で、おもしろい!