トンネルねるくん くるま なにかな?

ユーチューブ動画で保育士書店員が詳しく解説しています

ウキウキワクワク!今度はどんな乗り物が出てくるのかな?乗り物好きな子にピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. トンネルのねるくんは、いつも「今度は誰が通り抜けてくれるのかな?」とドキドキワクワクしながら待っています。
  2. トンネルから抜けて来たのは誰でしょう?音やねるくんの表情もヒントも当てっ子遊びを楽しみましょう。
  3. トンネルのねるくんだって、みんなを楽しませてあげることができます!さあ、どう楽しませるのかな?ねるくんはとっても幸せなんです★

☆あらすじ

お日様ぴかぴか。トンネルのねるくんはお腹にトンネルが開いた小高い山です。

ねるくんはリンゴの木が頭の上に生えています。小高い山の真ん中にトンネルが開いています。トンネルから赤い車がブーン!と出てきています。ねるくんはいつも「トンネルから誰が抜けてきてくれるのかなー?」と楽しみにしています。

そんなねるくんの一日が始まります。目を覚ましました。「おはよう!」ニワトリが夜が明けた事を「コケコッコー!」とないてお知らせしてくれています。

朝一番にトンネルを抜けてやってくるのは、何かな何かな?焼きたてのパンをお店に運んでいくワゴン車でした。「いいにおい♩」美味しそうなパンの香りに誘われたのは、ねるくんだけじゃないよ。犬もワゴン車を追いかけて行っちゃった。

うーうーかんかん!と大きな音を出してトンネルを抜けてやってくるのは 何かな何かな?急いで火事を消しに行く消防自動車でした。「がんばれー!」 うさぎは「耳が痛ーい!」と耳をふさいでいます。でも仕方ないよね!うさぎも「がんばってー!」と消防車を見送りました。

今度はガガガガ ゴトゴト。トンネルを揺らしながらトンネルを抜けてやってくるのは 何かな何かな?工事現場に行くブルドーザーでした。「かっこいい!」振動で揺れるねるくんを見ていたカメも驚いています。目の前を通る時は怖くなって甲羅に隠れちゃったよ。

その次は、ぶー ぶっぶー♩楽しくトンネルを抜けてきたのは 何かな何かな?ニコニコな表情の黄色のバスでした。あれ?!”ぶっぶーすすーきっ!”バスが停まったよ。

青い鳥が優雅に飛んで来て、バスの所まで来ています。

おやおや、バスからみんなが降りてきた。ねるくんの山に遊びに来たようですよ。ねるくんはニッコニコ♩ 青い鳥も、ねるくんの頭の上で、友達の鳥と待ち合わせをしていたみたい。「どうぞどうぞ、楽しんでいってね!」 ねるくんは幸せいっぱいです♩ 

☆際立った特徴

トンネルから抜けて来たのは誰でしょう?音や、ねるくんの表情もヒントも当てっ子遊びをしましょう。通り抜ける前と後のねるくんの表情がとってもユニークです。ねるくん自身も「何が通るのかなー?」と楽しみにしています。読んでいるとなんだか、ねるくんと一緒に遊んでいる気分になりますよ。

☆書店員の感想

トンネルのねるくんは、いつも「今度は誰が通り抜けてくれるのかな?」とドキドキワクワクしながら待っています。

表紙のトンネルねるくんを見ていると、なんだか楽しい気持ちになってきます。トンネルを通り抜けた車の表情もニコニコしていて、お互いに「こんにちはー!今日も遊びに来たよ!」と声を掛けているかのようです。ねるくんも嬉しそうですね。

本文でも、ねるくんはニコニコと次は誰が通ってくれるのかなー?と喜んでいます。朝一番に通ったパン屋さんのワゴン車からは、ねるくんにフワフワで香ばしい甘いパンの香りがフワッとねるくんにかかって、「良い匂い♩」と香りを楽しんでいます。ねるくんに香りをプレゼントしているようにも見えます。

次は消防自動車はうーうーかんかん!大きな音を立てて現場に急いでいます。消防車に向かって「頑張ってー!僕たちの大好きな森・街を守って!火事を消してきてねー!」と祈っているのかな?

次に登場するブルドーザーは、ねるくんのトンネルの中を通るだけで振動させています。ねるくんが、ガガガ ゴトゴトと振動している顔が面白いです。そして振動で頭のリンゴの木から実がボロボロと落ちてしまいました。

私はリンゴ大好きなので、落ちてしまって、「あーもったいないなー」と思っちゃいました・・・が、次にトンネルを通ったバス。降りてきた2組の家族がねるくんの山を登って、落ちたリンゴを拾ったり、赤く実っている実を木に登って採ったりしています。良かったー★と安心しました。

そして、ピクニックを楽しんでいます。「どうぞどうぞ」と、ねるくんニッコニコです。

トンネルから抜けて来たのは誰でしょう?音やねるくんの表情もヒントも当てっ子遊びを楽しみましょう。

本書の楽しみ方として、トンネルから出てきた車の音やボディの色・振動している様子などを見て、ページをめくる前に「何が出てくると思う?」と聞いてあげたり、答えを見てから「この車の名前知ってるー?」と当てっこ遊びをすると、本書をさらに楽しめて良いと思います。動物達も登場するので、「どうしてうさぎさんは、耳をふさいでいるのかなー?」「カメさん甲羅の中に入ったね」など、お話もどんどん膨らんで楽しめると思います。

よっぴー
  • よっぴー
  • 書店員のよっぴーです。2人の男の子と、1人の女の子の母として、毎日育児奮闘中です。
    私は自分の子どもに沢山の愛情を子どもが嫌がる時が来るまで、沢山沢山注ごう。心をもしコップに例えるなら、そのコップが溢れて「もう大丈夫だよ!」となるまで続けようと思っています。それだけは大事にしている信念です。
    絵本を読むのもその一つです。
    大切にしている愛情を伝える方法の1つだと思っています。

    保育士・幼稚園教諭二種・介護福祉士です。
    他に、ベビーシッター・ベビーマッサージ・ベビー’sサインなどの資格も持っています。
    絵本の感想とともに私の育児経験、保育士・幼稚園教諭免許を持つ書店員としてのアドバイスなどをご紹介出来たらと思っています。