ノラネコぐんだん おばけのやま
ちょっぴりドキドキしたい時にオススメ!お団子を食べようとした時に急に、おばけが現れノラネコぐんだんに襲い掛かります!絶体絶命のノラネコぐんだん。
☆3つのおすすめポイント
- お団子を作って食べたくなったノラネコぐんだん。夜にお店に忍び込んでお団子を作ったのに、竜巻に持って行かれちゃった!!追いかけろー!!と、森の奥へ追いかけていきます。
- 暗い森の奥に老木が一本。そこに隠れて団子を食べていたのはなんと・・・おばけでした!!そのおばけの後に大きな竜が飛び出てきて…!?さあ、ハラハラドキドキの展開です。おばけの正体は何者なのでしょうか。壊されたワンワンの店はこの後どうなるのでしょう。
- お笑い要素あり!ハラハラドキドキと心が弾むストーリーと、可愛くイタズラなノラネコぐんだんのキャラクターが、とても魅力的なシリーズ作品です!
☆際立った特徴
100万部突破の大ヒット絵本シリーズ第7弾は、お団子屋さんが舞台。 ノラネコぐんだんが、お団子を作って食べたくなって、勝手にお店に忍び込むところから物語が始まります。せっかく作ったお団子を竜巻に持って行かれちゃったから、あら大変!!「お団子を追いかけろ!!」と森の奥へ出掛けます。それに気づいた店主のワンワンちゃんも追いかけます!探しているワンワン達の行く道が迷路になっています。
お笑い要素あり!ハラハラドキドキと心が弾むストーリーと、可愛くイタズラなノラネコぐんだんのキャラクターが、とても魅力的なシリーズ作品です!
☆あらすじ
ワンワンのお団子屋さんは、お団子やお茶を楽しむお客さんで賑わっています。そんな様子を窓の外から見ていたノラネコぐんだん。
なにやらワンワンがお団子を作っている様子をジーッと見ています。
その晩のことです。
ノラネコぐんだんは、誰もいないお店の中に、そっと窓から忍び込みました。そして、さっきワンワンを見て覚えたお団子の作り方を実践!
上手に作ることが出来て、大きな木箱の中に山盛りにお団子を並べました。さあ食べようとしたその時です。大きな竜巻が急にお店の中に入り、風の渦を巻きながら、ノラネコぐんだんが作ったお団子を全て持って行ってしまいました。ノラネコぐんだんは大慌て!森の奥へ向かっていく竜巻を、全員で必死に追いかけました。
一方、そんな事は知らないワンワンは、大きな音に驚いて目を覚ましました。すると、お店がバキバキに壊されていることに驚きます。お団子の材料まで空っぽです。
これは大変だ!と困っていると、森の奥へ向かう沢山の足跡を見つけました。
その頃、ノラネコぐんだんは、竜巻を追って森の奥へと進みました。道にはお団子の串がポツポツと落ちているので、その道を目印に進んでいくことにしました。途中の分かれ道。森の木はみな、なんだかおばけのように怖く見えます。しかし・・・お団子の為に行くしかありません。
やっと、開けた場所に着きました。今まで森の木で見えなかった月明かりがようやく見えます。そこには真ん中に老木が1本。中からムシャ ムシャ、と音がします。
もしもし?誰かいますか?と声を掛けると、急に大きな3体のおばけがノラネコぐんだんに襲い掛かってきました。絶対絶命のピンチ・・・!!
そこに、空から大きな竜が現れました。魔法の呪文を唱えて、そのおばけ達をひと塊にしてしまいました。
そしてその塊は、なんとドカーンと爆発してしまいました。
周りが煙に覆われて何も見えません・・・。ちょうどその頃、道に迷っていたワンワン達も爆発の音を聞き、この場に着くことが出来ました。
煙が少しずつ消えていくと、先ほどのおばけはおらず、いたのは目を回している3匹の子たぬき。おばけの正体は”化け方”を練習中の子たぬきだったのです。竜はその3匹の先生でした。
あまりに美味しそうなお団子で、全部食べたくなったと話します。子たぬきと先生たぬきは悪いことをしたと謝りました。
全てを聞いていたワンワン。たぬき達もノラネコぐんだんも正座をさせてお説教です。
いいかい。これから全員に働いてもらうよ!
さあ、朝になりました。ワンワンの店が開く時間です。しかし、お店が壊れて使えません。しかし、ワンワンは山の幸を使った料理を考え、ふるまう事にしました。お店の周りは森なので、クリやさつまいもが沢山収穫でします。
ノラネコぐんだんもたぬき達も、悪いことをしたことを反省し、一生懸命に働きます。
大繁盛のお店はお客さんの笑顔でいっぱいです。
しかし、お客さんに料理がふるまわれた頃、僕たちはこの辺で・・・さようならーと急に手を振って帰ろうとするノラネコぐんだん。
ちょっと待ちなさい!まだ仕事は終わってないよ!もうひと仕事!とワンワンは引き止めました。
だって、壊れたお店が直っていません。
お店を元通りにする為に、仕事を始めたノラネコぐんと子たぬき達です。
- 作品名:ノラネコぐんだん おばけのやま
- 著者名:工藤ノリコ
- 出版社:白泉社