ママのて
親子のふれあいタイムにピッタリ!ママは何をしているのかな?ママの手って何でもできて魔法みたい☆それに、ママの手って温かくて優しくて大好き!
☆3つのおすすめポイント
- ママの手って魔法みたい!美味しい物を作ったり、楽しい遊び道具を折ったり、ふれあい遊びで楽しませてあげる事も出来ます!
- 女の子の表情と、ママの手のみが描かれています。全体的にふんわりとした色合いと優しさを感じるタッチの絵で、温かい雰囲気や親子の愛情を感じます。
- 「ママの手何しているのかな?」と想像したり、「紙飛行機作るの、やってみようか!」と遊びを真似たりと、親子の触れ合いタイムを楽しめる絵本です。
☆際立った特徴
裏表紙にある、ママの手を頬にあて、温かな体温を感じ、目をつぶる女の子の絵が、この絵本の始まりだったとのことです。(本書の付録「作者からの言葉」に書かれていました。)
ママの手の中で安心感に包まれている女の子は、ママの愛情をたっぷり感じているような表情です。そしてママの手は魔法の手。時には色んなものを作ってくれ、時には子どもを守り、時にはこちょこちょして楽しませてくれます。
本書の中には、ママの手と、女の子のみが描かれています。ママの表情が描かれていなくても、女の子の表情を見れば、我が子にほほ笑んでいるママの表情を思い浮かべることが出来ます。
「ママのて何しているのかな?」と想像を膨らませて、当てっこ遊びを楽しんだり、遊びを真似てみたりと、読んだ後にも親子の触れ合いタイムを楽しむ事が出来る絵本です。
☆あらすじ
ママの手。ぎゅっぎゅって何かしているよ!何しているんだろうね?
ママの手で握ったおにぎり 出来上がり!
もぐもぐ もぐもぐ あー美味しい!
ママの手。ピッピって何かしているよ!何しているんだろうね?
ママが紙飛行機折ってくれたよ。さあ飛ばそう!
ぴゅーん! ぴゅーん! ぴゅ・・ポトン。あれれ。
ママの手。えんぴつ持って、しゅるしゅるって何かしているよ。何してるんだろうね?
紙にうさぎさんの絵描いてくれたよ。私がクレヨンで色塗るね!
ママの手。石鹸ぷくぷく泡立ててるよ。何しているんだろうね?
泡立てたシャンプーの泡を頭の上に乗せてくれたよ。ネコのお耳みたい!可愛いな。さあシャワーをかけて、泡ぶくバイバーイ!
ママの手。バスタオルを持って『待て待て待て!』 さあ逃げろー!
さあ捕まえた!体拭きふきしようね!
そして体の水気がしっかり拭けたら・・・
いくぞー!こちょこちょこちょこちょー!!
きゃははははー♩
☆書店員の感想
「ママの手何しているのかな?」と想像したり、「紙飛行機作るの、やってみようか!」と遊びを真似たりと、親子の触れ合いタイムを楽しめる絵本です。
1ページ目にママの手で何かを作ったり、描いたりしている様子が描かれています。貢をめくると、ママとお子さんが一緒に作ったもので遊んでいる様子を描いています。おにぎりを握ったり、紙飛行機を折ったり、お風呂で子どもの体を洗ってあげたり、こちょこちょしてふれあい遊びを楽しんでいる様子もあります。ママの手って色んな事が出来るし、子どもにしたらまるで魔法のてみたい!と感じるのではないでしょうか。
「何をしているのかな?」とぜひ親子で想像してみましょう!貢をめくって答え合わせをした後には、「一緒にやってみようか!」と遊びに繋がっていきます。
まだ幼い子には1人では難しいことだって、ママやパパが一緒に楽しんでくれれば、興味を持って、喜んでトライしてくれるかもしれませんね!
・今を大切に☆子どもとのふれあいタイムを楽しみたい!
自分が母親からしてもらった事って、けっこう覚えているものですよね。温かな手のぬくもりや、ぎゅっぎゅっと握ったおにぎりの味、一緒にお絵描きをした時に上手だなと感動した気持ち。本書を読んだ時、ふっと思い出しました。その時の会話や母の顔は覚えていないのですが、楽しかった気持ちや嬉しかった事、美味しかったおにぎりの味は、今でも覚えています。
そして、私も母親になり、子どもに同じように感じさせてあげられているのかな?と疑問に思いました。私の手は、子ども達を優しく守ってあげられているのかな?私の手を大好きでいてくれているのかな?と。
答えは聞いていないので分かりませんが、自分の中では子ども達を精一杯大切にしてきていると思っています。(現在進行形・・・笑)
そして、我が家の長男は中学生になるのですが、触れる機会がガクーンと減りました・・・。もっと触っておけばよかったかな・・・と今さらながら感じる事もあります。
ぜひ、本書の親子のように、素敵な親子の触れ合いタイムを大切にしたなと感じた1冊でした。
手と手を合わせて、沢山の愛情を伝えませんか?