おむつのなか、みせてみせて!

トイレトレーニングを始める子におすすめ!ねずみくんや可愛いお友達が一緒なので、トイレに行くのも楽しくなりそうです。

☆3つのおすすめポイント

  1. ねずみくんが、いろんな動物のおむつの中を見せて見せてと、見にいきます。しかけになっているので、おむつの中をめくって見られるようになっています。おむつの中はどうなっているでしょうか…?動物たちのうんちがわかります。
  2. ねずみくんとおともだち、かわいい動物の子どもたち。オムツ姿で、いよいよトイレデビューです。
  3. 可愛い動物の子どもたちと一緒に、トイレトレーニングのはじめの一歩におすすめです。

☆あらすじ

なんでも知りたがりのねずみくんが1匹いました。なんでもかんでも見たがるねずみです。

穴を覗いたり、瓶の中身を見たり、大きな石の穴に鼻を入れてみたり…。

なんでも気になるようす。

ねずみくん、お友達のこともとっても気になるよう。

ある日、ねずみくんはうさぎくんに、「おむつの中、見てもいい?」と聞いてみました。

うさぎくんは快く見せてくれました。ころころしたうんちが7つ入っていました。

お次は、やぎちゃん。

やぎちゃんもバンザイしながら見せてくれました。

つぶつぶうんちがたくさん入っていました。思っていたとおりで、ぷっと吹き出すねずみくん。

今度はいぬくんに見せてもらいました。いぬくんのうんちは、くるるんと回った、うずまきみたいなうんちが1つ。

うしさんは、ゆるゆる、たっぷりうんちでした。ちょっと緑っぽい感じもします。

うまくんは丸くて立派な3つのうんち。ごろんとしています。

ぶたさんは、ちょっと恥ずかしそうに見せてくれました。ぺたっとしたうんちでした。

みんなのおむつの中を見せてもらったねずみくん。みんなから、ねずみくんのも見せてと言われ、見せてあげます。少しも恥ずかしそうではないねずみくん。なぜかって…。

ねずみくんのおむつの中は、真っ白だからです。

どうしてでしょう?

それはね、トイレでうんちをしているからだよ。

トイレをみんなに見せてあげました。

そして、みんなでトイレに座りました。

☆際立ったポイント

チョロチョロっとしたねずみくん、好奇心旺盛な感じが、絵から伝わってきます。

ピンクのかわいいおむつを履いて、ねずみくんもお友達も遊んでいます。

普段なら他人におむつの中は見せないでしょうが、知りたがりのねずみくんのおかげで、つぎつぎいろんな動物のうんち事情を知ることができます。

おむつを履いている動物たちはみんな優しく、可愛いです。

おむつは、絵本のしかけになっていて、動物が履いているおむつを下にめくると、おむつの中が見られるようになっています。

最後に、みんなそろってトイレに座るシーンも可愛くて、小さなお子さんも仲間になったような楽しい気持ちでトイレに行きたい気持ちが高まる、そんな良さも詰まっています。

しかけが楽しい、トイレトレーニングにもおすすめな内容です。

おむつのなか、みせてみせて! 表紙

書店員の感想

●ねずみくんが、いろんな動物のおむつの中を見せて見せてと、見にいきます。しかけになっているので、おむつの中をめくって見られるようになっています。おむつの中はどうなっているでしょうか…?動物たちのうんちが分かります。

知りたがりのねずみくん、好奇心の塊のような印象で可愛く思いました。いろんなおもちゃを分解して遊んでみたり、穴をつついて遊んだり…。まさにいたずら大好きな子ども、といったようすです。

お友達のおむつの中も気になったのですね。

みんなのおむつの中はどうなっているんだろう?という発想が生まれるねずみくん。実はかしこいのでは?とも思いました。(笑)

同じ生き物でも、うんちは違っていますね。

コロコロとしていたり、ペチャっとしていたり、色が違ったり。食べ物や生活習慣で大きく変わってきますが、そのようなことも絵本から自然と知ることにつながります。動物のうんちはどんなようすかな、自分のうんちもどうだろう、とちょっと興味を持つきっかけになるかもしれません。

ペラっとめくれるおむつのしかけも、ちょっとおむつの中を覗くようなかんじで楽しくめくることができます。普段見ることができないおむつの中をめくって楽しむ新鮮さがありました。

●ねずみくんとおともだち、かわいい動物の子どもたち。オムツ姿で、いよいよトイレデビューです。

みんな同じ、ピンクのハートのおむつを履いていますが、ねずみくんのおむつのなかは白いままでした。みんなそれを不思議に思います。

おむつの中で排泄するのが普通として過ごしてきた子どもたちにとって、おむつ以外の「トイレ」でうんちをするということは、衝撃の出来事かもしれませんね。

長男は、おしっこはすぐトイレで出来るようになったのですが、うんちは少し時間がかかりました。きっと小さい子あるあるだと思うのですが、必ずどこか隅の方に隠れて気張る子でした。小さい声で、どこからともなく「う〜ん、う〜ん」と聞こえてくるのです。その前に何度かトイレに声をかけるのですが、座るのさえ嫌がるときもありました。

長男は便秘体質なので、かたくて出なくてうんうん言っているときは、おまるに座らせてみました。すると気張りやすいのか、なんとか出た…!!という日が何回かあり、あとはご褒美シール作戦で少しずつトイレに行くことができるようになっていきました。

いつも一緒に過ごしていたおむつとのお別れは、ちょっと心細いかもしれませんが、楽しいお友達と一緒なら安心ですね。

●可愛い動物の子どもたちと一緒に、トイレトレーニングのはじめの一歩におすすめです。

著者のヒド・ファン・ヘネヒデンさんは、ベルギー生まれの、ヨーロッパで大人気の絵本作家です。動物の子どもたちの洋服や、7色のトイレが並んでいるところは、日本の雰囲気とはまた違う、素敵なヨーロッパ的な色使いだと感じました。

また、トイレの形も、日本式のおまるや和式・洋式便座とも違う新鮮で、スタイリッシュな形に感じます。

動物たちはそれぞれはっきりした色合いですが、毛並みや濃淡の部分が細かく描かれていて、ひとりひとりに存在感があります。動物の特徴が可愛らしく描かれていますので、動物の名前を覚えるのにも役立ちそうです。

そして、こんな可愛い動物の子どもたちが、トイレでおしっこやうんちをしている姿を見たら、自分もしてみようかな、と少し興味を持つかもしれないと思いました。

自分の息子たちには、このようになにか可愛いキャラクターがトイレをしている絵本などほとんど見せる機会がなく、トイレに進みました。今思えば、このような本を活用して、子どもの反応を見ながら進めてみたら、きっと違った反応が返ってきただろうと思いました。

長男のときは、「お母さんもトイレに行くから一緒に行こう〜」が合言葉でした。次男のときも同じように言って見たり、兄がトイレに入ったのを見て「お兄ちゃん、いまなにしてるん?」と聞いて確認したりして、トイレというものを認識していったようです。

トイレに抵抗がある子でも、こんなに可愛い絵本の動物たちの応援団がいれば、とても心強いですね。絵本のねずみくんのように、「おむつの中、見せて見せて!」と楽しく声をかけたら、お子さんも安心して楽しくステップアップしていけるでしょう。

おむつのなか、みせてみせて! 裏表紙
にむさん
  • にむさん
  • 現在4年生と年長の男の子、1歳の娘の育児に奮闘中です。
    兄が弟に、さらに最近では弟が妹に絵本の読み聞かせをしてくれるようになりました。子どもたちの姿から学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士の資格を持っています。