かずのえほん
かわいい「かず」に出会える絵本!数える楽しさに心躍る、赤ちゃんにもピッタリの絵本。
☆特徴
- 1~10のかずが数えられる!
- 9種類の動物が登場。
- 数に合わせて動物の数が増えるので、数が増えていくのが目で見ても分かる。
- 動物の表情や仕草が可愛い!
- 1から9は動物、では10は…?数を身近なもので捉えられる。
- 数がまだ分からなくても大丈夫。イラストの動物たちを楽しむだけでもワクワクします。
- 数の数え方、知っていますか?大人でも改めて知ることがあるかも。お子さんと一緒に調べてみましょう。
☆読み聞かせのポイント
- ページをめくるごとに増えていく数字と動物の数。数字と、動物の名前、何匹かを読んでいくうちに、数字を自然と覚えられそうです。
- 文章は、「○○(動物)が〇ひき」だけで、とっても簡潔。自作でお話を作って読んでみるのも楽しそう。
- 数字の数え方、「とう」と「ひき」の違いを知っていますか?ページの下のほうに、注意書きが書かれているページがあるのですが、改めて考えると不思議ですよね。お子さんと一緒に考えてみると、知識がさらに広がります!
- 最後のページにはクイズ付き。数えて楽しみましょう。

☆あらすじ
ページをめくると、1から順番に数が増えていきます。
まず、「1」という数字とともに、「1とう」のゾウが登場します。
次は2とうのきりん。数が増えるごとに、登場する動物の数も増えていき、それぞれの違った表情を楽しめます。
ブタや犬、ネコ、うさぎ、カメ、ひよこたちも登場します。
「10」の数字では、何が登場するでしょうか。数えるのがとっても楽しいイラストが描かれていますよ。お楽しみに。
☆書店員の感想
・数字ってなぁに。1から10って、どう数えるの?そんな小さなお子さんと一緒に、数字を数える楽しさに触れられます!
絵本のタイトルは、「かずのえほん」です。
1から始まって、10までの数字が順番に登場します。1とうのゾウ、2とうのキリン、3とうのくまさん…。大人にとって、「数字」「かず」は生活の中に当たり前にある存在ですが、小さなお子さんにとっては、不思議なものかもしれません。
そんなかずや数字と初めて出会い、優しく触れ合える絵本のように感じます。
1から順番に増えていく動物たち。ページをめくるごとに数字に合わせて動物の数も増えていくので、数字が増えていくのを目で見て実感することができます。
そして、1から順番に声に出して読むことで、数字の順番が自然と覚えられそうですね。
また、最後の「10」では、身近なところにあるもので「10」が表現されています。自分のすぐ近くにもかずがあること、そしていつでも数えられることで、かずの楽しさにさらに触れられるように感じました。
・動物の数え方、知っていますか?
動物たちを数えるときに、「とう」や「ひき」、うさぎでは「わ」を使うときもありますよね。絵本でも、「3とう」と数字の横に書いてありますが、ページの下に「ひきと数えることもあります」と注意書きがされているページもあります。
私自身、「とう」と「ひき」の違いを、いままであまり考えたことはありませんでした。
お子さんと読んでみて、「どう違うと思う?」と聞いてみると、面白い答えが返ってくるかもしれませんね。子どもの楽しい回答、大好きです。(笑)
実際、私も調べてみました。「人間より大きいか小さいか」で「とう」と「ひき」が分かれるそうですね。私の調べた結果が正しいかどうか、お子さんと一緒にぜひ調べてみてください。「不思議に思う」そして「調べる」、「新たな発見が得られる」という楽しみにもつながる絵本のように感じました。
・数字がまだ分からなくても大丈夫!可愛い動物たちが9種類登場します。
表紙の楽しそうな家族のイラスト、ページをめくるとつぎつぎ登場する可愛らしい動物たちに、数字がまだ分からない小さなお子さんでも絵本を楽しめます。どんどん数が増えていく動物たち、たくさんのカメやひよこも、みんな違った仕草や表情をしています。
それぞれの動物の、その動物らしい仕草で描かれていますので、動物の特徴も自然と感じられます。言葉を覚え始めたお子さんには、動物の名前を覚えるきっかけにもピッタリですよ。
・簡潔な文章で、読みやすく、アレンジして楽しみやすい!
文章は、数字と「○○さんが〇ひき」が繰り返されていて、とっても簡潔です。そのまま読み聞かせすることで分かりやすく、数字の部分が伝わりやすく思います。そして、内容に慣れてきたら、動物たちのようすに合わせてお話を作ってみたり、名前をつけてみたり…。シンプルな分、アレンジして楽しめます。そして、もう少し大きくなってきたら、ひらがなを読んだり、絵本をお手本に数字を書いてみたりと、長く楽しめそうなのもこの絵本の特徴のように思いました。

・1歳9か月の娘も、数字を口ずさんでいます。
この絵本を娘と一緒に読み、お風呂に入ったときに夫と一緒にかずを数えて浸かっていました。後日、私と一緒に入浴した時も、自然と「いーち、ろーく、…」(かずはバラバラですが(笑))数え始めていました。
個数を数えたり、時間を測ったり、身近にある、生活には欠かせない数字の存在を感じ始めている…そんな気がしました。その前から動物には興味津々だったので、小さい頃からいろんな楽しみ方で発見を得られる絵本のように感じます。
絵本の最後にはかずを数えるちょっとしたクイズもありますので、最後まで楽しめる絵本になっていますよ。ふんわりとしたあたたかいイラストの絵本で、魅力たっぷりです。
- 作品名:はじめての絵本たいむ かずのえほん
- 著者名:いもとようこ・作絵
- 出版社:金の星社