しゃっくりくーちゃん

しゃっくりくーちゃん 表紙

ねこのくーちゃんのしゃっくりがとまりません!どうしましょう!どうやったら止まるかな?一緒にいろいろ試してみましょう。動物たちの可愛さに癒やされます。ネコが大好きな人にもピッタリ!

☆3つのおすすめポイント

  1. ねこのくーちゃん、急にしゃっくりが出始めました!どうやったら止まるでしょうか!?お友達の動物たちと、いろいろ試してみます。
  2. 可愛い癒やし系のタッチの絵で、登場してくる動物たちがとっても可愛らしいです。くーちゃんの仕草も、猫のキュートさが最大限に描かれています。
  3. 数字を数えるシーンもあり、自然と数字を数える練習にもなりそうです。文章もしゃっくりの声が繰り返されたりして、楽しい言い回しの文章にどんな展開になっていくのかなとどんどん気になっていきます。

☆あらすじ

ねこのくーちゃんが朝ごはんを食べて、最後の一口を飲み込んだときに突然しゃっくりが出始めてしまいました!「ひくっ!」と、しゃっくりが止まりません。

くーちゃんはこれから遊ぼうと思っていましたが、しゃっくりが出ていて気になり、遊びに行けないと心配そうです。

お水を飲んだら止まるかな?

全然止まりません!

白い犬がやってきました。くーちゃんをビックリさせますが、・・・やっぱり止まりません。

くすぐってみたら止まるかな?と、18匹のハリネズミがくーちゃんの全身をくすぐりますが…。「ひくっ!」と、またまたくしゃみが出ちゃいます!

息を止めてみたら?と、お水の中に入ってみます。しかし・・・また「ひくっ!」

くまさんと一緒に逆立ちしてみます。いち、に、さん・・・と10まで数を数えてみますが、どうしても止まりません。

今度はでんぐりがえしに挑戦!転がりますが、「ひくっ!」もう一度挑戦・・・またまた「ひくっ!」リスも一緒にしてくれますが、効果はなかったようす。

・・・と思っていたら、そのまま外へころころころ・・・と転がっていってしまいました。

友達がみんなやってきて心配しています。ころころ転がったくーちゃん、なんとしゃっくりがとまったみたいです!そのあとはみんなで遊び始めました。

くーちゃんは玉乗り、ネコはジャグリング、カエルは竹馬など、思い思いに遊びます。

・・・と、思いきや、あらら、また「ひくっ!?」みんなビックリ!!

☆際立った特徴

可愛い猫のくーちゃん、表紙からころころ転がっています。

急に出てくるしゃっくりにビックリ、どうやって止めようかとみんなで奮闘する姿がチャーミングです。犬やクマのお友達が登場しますが、みんなでどうにかくーちゃんのしゃっくりを止めようと頑張る姿が、友達との温かい関係を感じます。そして、どの動物も可愛いです。

実際にしゃっくりが出たときに役立つ方法があるかもしれません!

くーちゃんは最後、しゃっくりが止まったかな?どうなるかな、想像して読み進めていくのが楽しいです。文章も繰り返しのような、二語、三語文が主になっているので、簡潔でわかりやすく、絵のようすがすっと分かり、小さいお子さんからでもおすすめです。

☆書店員の感想

●ねこのくーちゃん、急にしゃっくりが出始めました!どうやったら止まるでしょうか!?お友達の動物たちと、いろいろ試してみます。

猫のくーちゃんは、朝ごはんを食べていました。最後の一口を飲み込んだところで、急にしゃっくりが出始めてしまいました。くーちゃんもたまらずびっくりした顔をしています。

急にしゃっくりが出るときってありますよね。私も以前はよく出ていた時期があって、しかもなぜか声も一緒に出てしまうのです。ですので、大事な場面で出てしまうととても困ってしまいました。

くーちゃんもこれから外で遊ぼうと思っていたのに、しゃっくりが出始めてしまって心配です。どうやったら止まるのかな?お水を飲んだら止まるのかな、と思い水を飲んでいるところに、窓から覗く白い犬の姿が見えます。くーちゃんと遊ぼうと思ってきたのでしょうか。くーちゃんのしゃっくりが止まらなくて困っているところを見かけ、トランペットで大きな音を出して驚かせる作戦にでました。トランペットの音で、くーちゃんはとってもビックリ!!

しかし止まらず、犬も困り顔です。

次に来てくれたのは、小さなハリネズミたち。くーちゃんの手のひらくらいの大きさで、可愛らしいです。こちょこちょくすぐってみますが、止まりませんでした。このとき、窓からはカエルが覗いています。ハリネズミの次はカエルが呼んできてくれたのでしょうか。クマが来て、水の中で息を止める作戦を行ってみることにしました。カエルと一緒に水に入りますが、再びしゃっくりが出て、カエルとアヒルのおもちゃが水の中で大きく跳ねました。くーちゃんもはねて、みんなでビックリ!

水から出て、くーちゃんはクマさんに逆立ちをさせてもらいます。大きなくまさんは、くーちゃんをさかさまの状態でもひょいと持って支えてくれています。10数えてみますが…やっぱり出ちゃう。

ふさふさのしっぽのリスとでんぐり返しをしてみます。リスよりたくさんころころと転がります。ころころと可愛く転がりますが…止まらず、そのまま外へ。どんどん転がっていきます。外は下り坂。くーちゃんは勢いにのってしまってどうにも止まりません。しゃっくりが止まらないのも大変ですが、でんぐり返しが止まらないのも大変!

大きくでーん!!と尻もちをつきました。動物のお友達がみんな見に来てくれました。みんな、優しいお友達ですね。するとどうでしょう、しりもちをついたからか、びっくりしたからか、しゃっくりが止まりました。お友達もみんな大喜びです!

●可愛い癒やし系のタッチの絵で、登場してくる動物たちがとっても可愛らしいです。くーちゃんの仕草も、猫のキュートさが最大限に描かれています。

表紙のくーちゃんは、でんぐり返しをしているときのようすです。ふわっとした毛に可愛い目、子猫のようなキュートさで、ネコが好きな人も、そうでない人もついつい可愛いなと目をひくような感じがします。朝ごはんを食べてしゃっくりが出始めた表情、白い犬のドッキリに驚いているときの顔、ころころ転がっていく表情…どれも子猫とじゃれ合ったときのようすが自然と浮かんできます。どの仕草もひとつひとつ違ってしっかりと描きこまれているように感じます。絵を見ているだけでも癒やされますね。

他のお友達も、みんなとってもチャーミング。白い犬は赤い水玉模様のスカートを履いていますし、リボンも付けていておしゃれです。ハリネズミは小さくたくさんいますが、様子や表情がみんな違います。ハリネズミがくーちゃんをくすぐっているときの戯れているようすが見ていて癒やされます。

カエルやくまも本物のようですが、温かさを感じるふたりです。くまは優しい表情でくーちゃんのしゃっくりを止めるお手伝いをしていてくれています。カエルはじっと見ていますが、くーちゃんの様子を心配そうに見守り、寄り添ってくれています。

大きなしっぽのリスもとっても上手なでんぐり返しを披露してくれています。

どれも毛並みがしっかりと細かく描かれていて、絵は色鉛筆で描かれたようなタッチでふんわりとしています。くーちゃんのことも、お友達のことも応援したくなる雰囲気だなと思いました。

●数字を数えるシーンもあり、自然と数字を数える練習にもなりそうです。文章もしゃっくりの声が繰り返されたりして、楽しい言い回しの文章にどんな展開になっていくのかなとどんどん気になっていきます。

文章は二語、三語文で読みやすいように思います。テンポがよい響きで、読んでいるほうも聞いているほうも楽しい気持ちになるようです。「ひくっ!」としゃっくりが出てしまうときも、しゃっくりの勢いで飛び上がってしまうくーちゃん。「ひくっ!」とどうしようもなく、強い勢いでしゃっくりが出ているのが伝わってきます。

くまさんと一緒に、逆立ちをして10数えるシーンがあるのですが、数えていく数字を1、2、3…と数字で書かず、「いちにーさん…」とひらがなで書かれていて、くまさんと一緒に数を数えやすいように思いました。また、自然と数を覚えることにもつながるようにも思います。次にでんぐり返しをするシーンで、またいっかい、にかい、と数を数えています。でんぐり返しをしているくーちゃんの数を数えるのも、楽しいです。つぎのページには草の上を転がっていくくーちゃん。何回転がったかここでは書かれていないので、一緒に数えてみるのもいいですね。

簡潔で分かりやすい文章なので、絵本の世界にどんどん引き込まれていくように感じました。くーちゃんは最後、しゃっくりが止まったかな?しゃっくりが出続けると気になりますし、なんだか苦しいような気持ちになるときもあるので、大丈夫かな?と、絵本のお友達と一緒に心配するような気持ちになるようにも思いました。くーちゃんのしゃっくりを止めるためのチャレンジ、くしゃみが出てどうしようもないときに試してみてもいいかもしれませんね。しゃっくりが止まってみんなで楽しく遊んでいるシーンも、見ていて楽しい気持ちになってきます。

しゃっくりってなんだろう?くーちゃん、大丈夫かな?お友達とのチャレンジの行方は…。ぜひ絵本を読んで楽しんで、絵に癒やされてみてください。

しゃっくりくーちゃん 裏表紙

にむさん
  • にむさん
  • 現在8歳と3歳の男児の育児に奮闘中です。
    兄が弟に絵本の読み聞かせをしてくれることもあり、そこから学ぶことも多い日々です。
    短大で介護の勉強をし、介護福祉士を持っています。