ふれあい親子のほん 2さいだもん
2歳前後の保護者の方にピッタリ!生き物・乗り物・お話など内容充実★「子どもと一緒に」を大切に楽しく遊べる1冊
☆3つのおすすめポイント
- 保護者として2歳になら、これは覚えておいてほしいなと思うことが詰め込まれています。お子さんにどんな事、言葉を教えてあげたらいいかなー?と悩んだ時、この本はおすすめです。
- 18項目に分けて、2歳児さんが知りたいと思うような生き物・乗り物・お話など紹介しています。
- 所々で、しかけがあります。しかけがあることでより興味が湧き、楽しく読んでいくことが出来るし、隠れているものを当てたり、お話の前後の変化を楽しむことができます。
☆あらすじ
18項目に分けて、2歳児さんが知りたいと思うような生き物・乗り物・お話など紹介しています。
まず、最初は動物たちです。11ページで22匹の動物たちが登場します。丸い穴がくり抜いてあり、1ページに1ヶ所ずつ開いています。その穴から見える動物は何かなー?とクイズにしても楽しめるでしょう。
次は三角と丸のおにぎりは具材がバラバラ。あなたはどれがいい?と、お子さんと選べる楽しさもあります。
3つ目はお花です。春夏秋冬を代表するたんぽぽ・あじさい・コスモス・つばきなどの花が描かれています。真ん中は大きな蕾の花。何が咲くかな?仕掛けになっています。めくると大きな赤いチューリップが咲きました。「チューリップ」の歌を歌いましょう!歌が歌えるようになってくる2歳さんにピッタリの覚えやすい歌です。
4つ目は乗り物です。3階建てのホームになって描かれていますよ。「どの電車でお出かけする?」しかけをめくると電車に乗る人の表情も見えますよ。1台ずつ注目して見てみましょう!写真でも電車をチェック!!
緊急車両も見てみましょう。どんな時に助けてくれるのかな?車はどんな音かな?などお子さんと話しておくと、さらに良いでしょう。
まだまだ、2歳児にぴったりな項目が続きます。興味があるページと無いページと子どもによってそれぞれあるでしょうが、まずは興味のある所から見ていくうちに、興味がないページも、少しずつ見るかもしれません。気長に楽しんでいける、2歳のお子さんと保護者の本です。
☆際立った特徴
「やりたい!知りたい!」何でも吸収しちゃう2歳。物の名前もどんどん覚えて、興味の対象も増えていきます。動物や花などの生き物・移動手段によく乗る乗り物・生活習慣のおけいこまで、全93ページの中に盛りだくさんに絵や写真で紹介しています。
保護者として2歳になら、これは覚えておいてほしいなと思うことが詰め込まれている感じがします。お子さんにどんな言葉から教えてあげたらいいかなー?と悩んだ時、この本はおすすめです。
お話の項目ごとに「おうちの方へ」と作者からの保護者向けにメッセージが書かれています。2歳児の特徴や、各ページでの子どもとの接し方・遊び方が参考に書かれてあります。(それだけにとらわれず、自由に読んで見て、子どもの反応を見ながら楽しむとより良いと思います。)
所々にしかけのページもあります。お話の前後の変化や、これは何がどうなるのかな?と想像する楽しみにもなり、発想や想像力を力を伸ばしてあげることにも繋がります。
☆書店員の感想
2歳になると急に言葉が発達し、周りの物への好奇心もグングンUPします。これなに?あれは何?と大人にしきりに聞いてくるのも、大体この時期からです。どんなものにも名前がある事を知り、確かめ、覚え、どんどん知識を増やしているからだそうです。言葉の意味や名前を覚えることはすごくパワーがいります。2歳なのに頑張ってますね!偉いです。
絵本の理解も深まり、筋のあるお話も少しずつ分かってきます。頭の中でちゃんと言葉を処理して理解できてきているということですよね。少し前まで赤ちゃんだったのに、ホントにすごいです。
そして、何でもイヤー自分で〜!と自己主張の強くなる時期でもあります。「魔の2歳児」とも言いますね。今まで受け身で何でもやってもらってきた赤ちゃんから、日常生活において、自分でできる事を増やし、赤ちゃんから一人前になれるように、習得している真っ最中だからです。実際にはまだまだ技術が未熟で出来ないことも多く、イメージとのギャップが大きく、怒ってしまう事もあります。これもまた、2歳児らしく可愛いところだと思って、保護者は暖かく見守り、さり気なく手伝いながら接していきたいものですね。
- 作品名:ふれあい親子のほん 2さいだもん
- 監修 :武藤隆 今泉忠明 真島満秀写真事務所
- 出版社:学研プラス