
こんにちは、カイゴちゃんです。
介護の現場で、利用者さんから「ごはん、まだ?」と聞かれたことはありませんか?
「さっき食べましたよ」と伝えたら、逆に怒られてしまった…。そんな経験がある方も多いと思います。
今回は、認知症ケアの基本である「記銘力障害(きめいりょくしょうがい)」への対応方法を、漫画でわかりやすく解説します。
介護福祉士の試験にもよく出るキーワードなので、しっかり覚えましょう!
目次
なぜ「ごはんまだ?」と聞くの?


認知症の方、特にアルツハイマー型認知症の方によく見られるのが「記銘力障害(きめいりょくしょうがい / Memory Impairment)」です。

これは、「少し前の出来事を覚えられない」という症状です。
「ごはんを食べた」という事実そのものを忘れてしまっているため、お腹が空いた感覚だけが残り、「ごはんまだ?」と訴えるのです。
やってはいけない「NG対応」

× 事実を突きつける(否定 / Denial)
スタッフ:「さっき食べましたよ!(You ate just now!)」
利用者:「うそつき!まだ食べてないよ!(I haven’t eaten yet!)」

私たちは正しいことを伝えているつもりでも、記憶がない利用者さんにとっては「嘘をつかれた」「馬鹿にされた」と感じてしまいます。
これを「否定(ひてい)」と言います。

否定をすると、興奮したり、暴言などのBPSD(周辺症状)につながることがあります。
試験に出る!正しい「OK対応」
では、どうすれば良いのでしょうか?試験にも出る2つのテクニックを使います。
① まずは「受容(Acceptance)」


まずは、相手の「ごはんを食べていないと思っている気持ち」を受け入れます。これを「受容(じゅよう)」と言います。
OKフレーズ:
「確認してきますね。その間、お茶でもどうですか?」
(I’ll go check. Would you like some tea?)
「わかりました」と一旦受け止めることで、利用者さんは安心します。
② 楽しい話へ「話題転換(Redirection)」


お茶を飲んで落ち着いたら、さりげなく話題を変えます。これを「話題転換(わだいてんかん)」と言います。
OKフレーズ:
「そういえば、お庭にきれいなお花が咲いていましたよ!」
(By the way… There are beautiful flowers in the garden!)

お孫さんの話や、趣味の話など、その方が**「楽しい!」**と思える話題を振るのがポイントです。楽しいことに意識が向くと、ごはんのことを自然に忘れることができます。
まとめ
今日のポイントを英語と日本語で復習しましょう。

- 記銘力障害 (Kimeiryoku Shougai)
Memory Impairment / Memory Loss
- 受容 (Juyou)
Acceptance
- 話題転換 (Wadaitenkan)
Redirection
現場で困ったときは、この漫画を思い出して「否定せずに受容」を試してみてくださいね!
