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こんにちは、カイゴちゃんです!
これまで家族が認知症になったときなど、身近な認知症の方への接し方について考えてきました。
でも、認知症の方との出会いは、家の中だけではありません。
スーパーでレジがうまくいかず困っている人、駅のホームで不安そうに周りを見渡している人……。
「何か力になりたいけれど、どう声をかけたらいいか分からない」
「もし間違っていたら失礼かも……」
そんなふうに足が止まってしまった経験はありませんか?
今日はゆうきさんと一緒に、地域で見守り手になるための「やさしいヒント」を学んでいきましょう。

「カイゴちゃん、家での接し方のコツは少しずつ掴めてきました。でも、ふと『これって家の中だけの話じゃないよね』って思ったんです。」

「おっ、鋭いですね!どういうことですか?」

「もし買い物中や街中で、明らかに困っているお年寄りに会ったら……ということです。家族相手なら『お母さん、どうしたの?』って言えるけど、他人だったら……? 驚かせてしまうかもしれないし、余計なお世話かなって足が止まっちゃいそうで。街での『やさしい声かけ』にも、何かルールがあるんでしょうか?」
第1章:まずは「見守る」という勇気を持とう


ゆうきさん、無理に最初から「何かしてあげなきゃ!」と意気込まなくて大丈夫。まずは『気づいて、見守る』。これが一番最初のステップです。

声をかける前に、じっと見ているだけでもいいんですか?

はい。まずはその人が「安全かどうか」をそっと確認して。例えば、車が激しい通りに出ようとしていないか、季節外れの薄着で震えていないか……。
しばらく様子を見て、やっぱり「あれ?困っているな」と確信が持ててから、次のステップへ進みましょう。慌てて近づくと相手を驚かせてしまうこともあります。
第2章:怖がらせない「声かけ」の基本(7つのポイント)


いざ声をかけるときは、相手の「不安」を刺激しないのがコツです。認知症サポーター養成講座でも大切にされている『声かけの7つのポイント』を紹介しますね!
【声かけの7つの基本】
- うしろから声をかけない: 急にうしろから話しかけると、とても驚いてしまいます。
- 目線を合わせて: 相手の視界に入る位置から、やさしく。
- ゆっくりと: 情報が伝わりやすいスピードで。
- 穏やかな口調で: 威圧感を与えないように。
- 具体的に提案する: 「どうしましたか?」よりも「何かお手伝いしましょうか?」のほうが答えやすいんです。
- 相手の言葉に耳を傾ける: 「そうなんですね」と一度受け止めます(否定しない)。
- 結果を急がない: 相手が答えを見つけるのを、ゆっくり待ちます。

なるほど。これなら、お母さんに接するときと同じ心構えでできそうです!
第3章:あなたのゴールは「つなぐ」こと


でもカイゴちゃん、もし声をかけて、その人がお家に帰れなくなっていたりしたら……私、最後まで責任を持って送り届けなきゃいけないの?

いいえ、そんなことはありません!ゆうきさん一人ですべてを解決しようとしなくて大丈夫。あなたのゴールは、その方を『適切な場所や人へつなぐ』ことなんです。

その通り。例えば、お店なら店員さん、駅なら駅員さん。道端なら近くの交番や、地域包括支援センター。

「いっしょに、お店の人に聞きに行きましょうか?」と寄り添いましょう。それだけで、その方のパニックや不安感は解消されて、安全への第一歩が踏み出せますよ。
おわりに:誰もが「見守り手」になれる社会へ


今日学んでみて、認知症は決して「誰か遠い人の話」じゃないんだって改めて思いました。いつか私が、あるいは誰かの大切な人が助けを必要とするときが来るかもしれないんですよね。

そう。だからこそ、今私たちができる「やさしい声かけ」は、未来の自分たちへのギフトでもある。助けたり、助けられたり。そんな当たり前の循環がある街にしていきたいですね。

一人の力は小さくても、地域のみんなが「見守り手」になれば、それはとても大きな力になります。今日知った「7つのポイント」を、お守りのように心に留めておいてもらえたら嬉しいです。

はい!街で見かけたとき、まずは焦らず、優しい気持ちで見守ることから始めてみます。ありがとうございました!
💡 今回のポイントまとめ
- 焦らずまずは 「見守る」 勇気を。
- 驚かせない 「7つのポイント」 で声をかける。
- ゴールは解決ではなく、適切な場所へ 「つなぐ」 こと。
