ワクワクすると『老けない脳』に!?日常を楽しい刺激につなげて認知症を予防する3つの習慣

ワクワクすると『老けない脳』に!?日常を楽しい刺激につなげて認知症を予防する3つの習慣

2025年9月26日
親の介護が現実味を帯びてきたり、自分自身の体力の変化を感じたり…。
そんな時、ふと「自分の将来はどうなるんだろう?」と不安がよぎることがありませんか。

それは年齢に関係なく、これからの自分の人生をリアルに考え始める、大切なサインなのかもしれません。

でも、大丈夫です。

未来の自分のために、今日から始められる“ちょっとした楽しみ”があるんです。

それは、難しい脳トレや、ストイックな健康管理ではありません。毎日少しずつでもワクワクした気持ちで過ごすための、「ごきげんな脳」を育てる習慣です。

今回は、誰でも今日から始められる、3つの簡単な習慣をご紹介します。

私たちの脳は、新しい体験や「楽しい!」「面白い!」という気持ちが大好きです。同じような毎日の中でも、ほんの少しの刺激が、脳を活性化させてくれます。

大切なのは「何かをマスターする」ことではなく、「心が動く」ことです。

 ・いつもと違う道を散歩してみる

   一本隣の道に入ってみるだけで、見たことのないお店や、きれいな花壇を発見できるかもしれません。「こんな場所に繋がってたんだ!」という小さな発見が、脳にとっては何よりのごちそうです。

 ・昔好きだった音楽を、改めて聴いてみる

   青春時代に夢中になった曲を聴くと、当時の情景や感情が一瞬で蘇ってきませんか?忘れていた記憶を呼び覚ますことは、脳の引き出しをたくさん開ける、素晴らしいトレーニングになります。

 ・簡単な料理の新しいレシピに挑戦する

   いつもの料理を、少しだけ違う調味料で作ってみる。それくらいで十分です。「次はどうするんだっけ?」と手順を考えること自体が、脳を心地よく刺激してくれます。

“美味しい”と“気持ちいい”が、脳を喜ばせる

健康的な食事や運動を、「〜しなければならない」という義務として捉えてしまうと、長続きしません。「自分の心と体が喜ぶこと」という視点で、楽しみながら取り入れてみましょう。

  • 食事・・・「カラフルな食卓」を意識してみませんか?

栄養素を細かく計算するのは大変です。それよりも、お皿の上が「赤・黄・緑」と、カラフルになるように意識してみませんか?

トマトの赤、パプリカの黄、ほうれん草の緑。彩り豊かな食事は、見た目が楽しいだけでなく、自然と栄養のバランスも整えてくれます。「今日はどんな色を食べようかな?」と考えるだけで、食事がもっと楽しくなりますよ。

  • 運動・・・「ちょっと汗ばむ」くらいが、ちょうどいい

激しい運動は必要ありません。目標は、じんわりと汗ばんで、「ああ、気持ちいいな」と感じられるくらいで十分です。

一人で黙々と歩くのが苦手なら、お友達とのおしゃべりウォーキングはいかがでしょうか。会話に夢中になっているうちに、気づけばいつもより遠くまで歩けていた、なんてことも。楽しみながら体を動かすのが、長続きの秘訣です。

“誰かとの繋がり”が、最高の栄養になる

脳にとって、人との繋がりやコミュニケーションは、最高の栄養になります。

そして、こうした人との繋がりは、時に私たちが無意識に作っている「壁」を壊してくれることもあります。

これは最近、私自身が体験した、70代のお隣さんとの出来事です。

一人暮らしをされているその方とは、日頃から「何かあったら声をかけてくださいね」とお伝えしていました。能登半島地震の時には私の家に泊まりに来られたこともあり、私はずっと「自分が助ける側だ」と自然と思っていました。

それからしばらくたち、最近、どうしてもお願いしたいことができ、初めて私からお隣さんを頼る機会がありました。恐る恐るお願い事をすると、お隣さんは顔をパッと輝かせて、こう言ってくださったのです。

『いつも困った時に相談できるのが嬉しいし、こうやって頼ってもらえるのもすごく嬉しいんやよ』と。

私はこの時、ハッとさせられました。

自分よりご高齢だからと、無意識のうちに「助ける側」と「助けられる側」を自分の中で決めつけてしまっていたのです。でも、お隣さんは、誰かの役に立つこと、頼られることに、大きな喜びを感じていらっしゃいました。年齢に関係なく、人は誰でも「誰かの支えになりたい」と思っている。その当たり前の事実に、改めて気づかされたのです。

この経験から、繋がりとは一方通行ではないのだと学びました。家族や親しい友人だけでなく、ほんの少しの、何気ないやり取りが、私たちの心を豊かにしてくれます。

  •  目的がなくても、友人に電話してみる

   「元気にしてる?」その一言だけで十分です。誰かと声で繋がる時間は、孤独感を和らげ、脳に安心感を与えてくれます。

  •  お店の店員さんに「いつもありがとう」と一言添えてみる

   レジでの会計の際に、小さな感謝を伝えてみる。相手の笑顔が見られると、自分の心も温かくなりますよね。こうした小さな社会との接点が、心を元気に保ちます。

さいごに

新しいワクワク、美味しいもの、そして誰かとの温かい繋がり。

一つ一つは、本当にささやかなことです。

でも、心がごきげんになるような時間の積み重ねが、未来のあなたを支える、何よりの力になります。

「助ける側」「助けられる側」と役割を決めつけず、お互いに頼ったり、頼られたりしながら、支え合える関係を築いていく。それこそが、これからの人生を、年齢に関係なく豊かにしてくれるのかもしれません。

完璧じゃなくて大丈夫。

まずは一つ、あなたが「楽しそうだな」と思えることから、試してみませんか?